第4270話 よう実2年生編12.5巻

2024年12月03日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

くー、この男(綾小路清隆)は!!

衣笠彰梧著 最新刊

「ようこそ実力至上主義の教室へ

2年生編 12.5巻」

 

前巻の特別試験の結果、

(入学時)Dクラスから

2年で Aクラスへ昇格。

最後まで逃げ切れるのか?

追う側から 追われる側へ。

そして、(どの言葉がふさわしい?)

キングメーカー・ゲームメーカー・

ジョーカー・綾小路のクラス移動。

 

綾小路のいう、

記憶に残る・・・

希望を持たせるためにも・・・

 

臨機応変、状況にあわせて

最短ルートを選び抜いているようだ

が、その方法が なかなかダークな

12巻(第4142話)、12.5巻 ww

 

確かに、記憶に残るだろうけど。

希望が持てるの、ありがたいけど。

すべての人間が

ひとりの人間の 思惑通りになる?

(最終的に)そんなわけないだろー!

を期待して 次巻からの3年生編を待つ。

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第4262話 天使のさえずり

2024年11月25日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

ある日突然、愛する人の

人格が変わったら?

貴志祐介著「天使の囀り(さえずり)」

 

恋人・高梨光宏(自殺)の謎 を追う

北島早苗。 

早苗がつきとめる真実に、ゾゾゾ。

 

各登場人物の苦手なもの(恐怖症)が

出てくるのだが、私も苦手なものが

あれこれ描写され・・・できるだけ

想像しないよう読んでも、ゾゾゾ。

 

入ったら、終わり。

自分の意思のおよばぬところ、

逃れられない恐怖に、ゾゾゾ。

 

早苗の聡明さ ゆえに

たどりつける真実。もし、私が

恋人だったら 浮かばれない

と何度思ったことか ww

 

後半。個人的には、

別の選択肢を選んで欲しかった・・・

でも、そうすると、

(様々な問題をはらんで)

記憶に残る物語にならないのか ww

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第4253話 葉桜の季節に君を想うということ

2024年11月16日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

浮かんだ言葉は、

アンコンシャス・バイヤス。

自分では 気づいていない

ものの見方 や 

とらえ方のゆがみ、偏り・・・

 

タイトルの感じから、軽快な口調から

思い描いたイメージ(無意識の思い込み)

で読み進んだ先にある 衝撃。

くつがえされる、を楽しむ。

歌野晶牛著「葉桜の季節に君を想うということ」

 

判明した事実に対する私自身の偏見・・・

20年以上も前に発刊された本書。

少子高齢化時代。今後、主人公像も

様変わりしていくのかなぁ・・・

(こういう事態に私はもう少し

寛容であるべきなんだろう ww)

 

ネタバレしないよう

(使用したい言葉があるのに、使えない)

これは、映像化できない

からこそ 小説にできること(仕掛け)。

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第4248話 逆走中(「よう実」2学期)

2024年11月11日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

息子の体育祭と定期テストと同時進行で読み、

そのまま追い越して 冬休みまで。

衣笠彰梧著「ようこそ実力至上主義の教室へ」

1年生編2学期 5、6、7、7.5巻。

 

2年生編から読んだ流れにて

現状を知って 種や芽を見る順。

作者は そこまで考えて、

1年次 こうしていたのかな?

その布石(構成)を楽しむ。

 

2学期では 最新刊 渦中の人、

龍園の 龍園たる所以を見直すことができ、

遡り逆走読書スタイルなのに

(ここから這い上がってきた男だからこそ?)

勝手なタイムリー感 ww(7巻)

 

相手にそう思わせたら 作り出す

(仕掛ける)ことができる、恋。

最新刊(第4142話)では、

今後の展開が示唆されており、

こちらも 復習にぴったり。(7.5巻)

 

最初のクラス分けから

運も実力のうち と言えば

そうなのだが、

貢献度や人間性(の違い)。

今更だが、個人単位の実力ではなく、 

クラス単位、Aクラスのみ希望の進路制

に疑問・・・この点、

堀北学はこの制度をどう考えていたのかな?

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第4226話 黒牢城(後)

2024年10月20日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

学生時代に習った日本史が、

まったく記憶に残っていなくとも!

米澤穂信著「黒牢城」

 

少年は どう殺されたのか?

大将首を獲ったのは 誰か?

なぜ 至宝は持ち去られたのか?

銃弾は どこから放たれたのか?

城内で次々起こる4つの難事件を追う

ミステリー。

 

時代物、歴史小説を読まない私は

この作品で 武士とは(独特な思考)

を学ぶと共に・・・

 

今なお、政治は 地盤(土地・世襲)。

はるか昔から 連綿と続いてきた踏襲

という我が国らしさ を前に

変わらぬ世を思う ww

 

私的に この物語は

社長が一番できる中小企業(部下が力不足)

の社長・荒木村重と

有能なコンサル・黒田官兵衛 話 ww

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第4225話 黒牢城(前)

2024年10月19日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

学生時代に習った日本史が、

まったく記憶に残っていない。

 

(私の場合)

米澤穂信著「黒牢城」(を読むの)に難航。

「塞王の楯」(第4218~4219話)

を先に読むことに・・・そこに結末

(端的な史実説明)が記されていた ww

 

織田信長配下の将、荒木村重が

摂津有岡城に立て籠もって反旗を翻した。

 

その知識をベースに、再びトライ。

(私の場合)

35頁、村重が奥の間に入ったところで

気持ちが入っていく。

総裁選のみならず?

男性ばかりズラっと並んでる図より

そこにちょっと 女性が加わると、

華やぐように?

千代保の登場で 集中力が増す。

(下地ができたところで)

起こる(まさかの)密室殺人事件!

 

(明日につづく)

 

※時系列は逆になるが、私のように

歴史が苦手な女性は? 同じ直木賞作品でも

「塞王の楯」で 時代もの になじんでから

「黒牢城」の流れをおすすめしたい。

または、35頁からある程度読んで 戻る手も。

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第4219話 塞王の楯(下)

2024年10月13日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

ほこ × たて。

最強の「楯・石垣」 と

至高の「矛・鉄砲」の対決。

一進一退の攻防戦。

今村翔吾著「塞王の楯」

 

守りと攻め。

兵の数、武士の力量、

様々な要因(ヒト)から 単純に

矛楯(モノ)だけで はかれないが、

守りが勝つのか、攻めが勝つのか。

我が国の自衛や保持したくない兵器

を想起してしまうため、

守り(楯)を応援してしまう。

 

どうか 死なないで。

その命と技(文化)を

守ってほしい・・・

祈ることしかできない後半。

 

完全無欠の石垣なんてものは ねえ。

何としても家族を、

この地を守りたいという人の心が、

石垣に魂を吹き込む。

 

師から弟子へつなぐ奥義を、

人の心の矛盾を 知りたくて

(その先を知るのが怖い

恐怖に耐えて)ラストまで。

風(明日の聲)に吹かれて

泰平を味わう。

 

※ 上記に盛り込むことができなったが、

覚えておきたい「強みと弱みは表裏一体」

「今からでもよいではないか。

人はそう思った時から歩み始める」

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第4218話 塞王の楯(上)

2024年10月12日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

どんな攻めをも、はね返す 石垣。

どんな守りをも、打ち破る 鉄砲。

最強の「楯」 と 至高の「矛」の対決。

信念ある職人の ほこ × たて 

とくれば、

興味を持たずにはいられない

今村翔吾著「塞王の楯」

 

石を知るだけでは半人前。

石積みを極めるためには、

人の心を知らねばならぬ。

 

最も高い強度を誇るため(略)

ぴしりと石が嚙み合っていたほうがよい

と考えるのは素人。(略)

多くの隙間(略)これが「遊び」となり、

正面からの衝撃を緩和する。

 

運命を変える師との出会い。

名工の師弟。

魅力的な職人たちに目が離せない。

緊迫感ある出だしから

(女性でも、歴史の知識がなくても)

読みやすい!!

 

※ 主人公・匡介が いい男だから

推しやすい ww

 

(明日につづく)

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第4210話 ぼく モグラ キツネ 馬

2024年10月04日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

成功するって、どういうことかな?

ぼくがたずねると、モグラはこたえた。

そりゃあ、だれかをすきになることだよ

 

チャーリー・マッケジー著

川村元気 訳

「ぼく モグラ キツネ 馬」より

 

いちばん強かったのは いつ?

弱さをみせることができたとき

 

いちばんの時間のむだは

なんだとおもう?

ぼくがたずねると、モグラはこたえる。

じぶんをだれかとくらべることだね

 

ハッとする。

また、頑張ろう って思える。

それが、幸せだね って思う。

 

その他の名言は、ぜひ 本書にて!

以上、私の好きな3つの格言でした。

 

最初に紹介した「誰かを好きに・・・」

確かに それが一番 なのだけれど、

今の私は ヒトでなくても何でもいい

と思っているので「そりゃあ、

なにかをとっても好きになることだよ」変換。

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第4198話 悪い夏

2024年09月22日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

生活保護費の不正受給。

生活保護受給者は

多くの年金暮らしの者よりも

多額の金を得ている。

真面目に年金を納めてきた者よりも、

そうでなかった者が得をするという

納得しがたい現実がある。

染井為人著「悪い夏」執筆時の状況?より

 

就労所得と不労所得の逆転現象・・・

 

この不公平に 納税者として

ストレスがたまってきたところで

物語が転調 ww

点と点が線になって動き出す。

 

物語は ことごとく

私の希望する方向に進んでくれない。

転落と反転。

ラスト、

悲劇も一室に集めると

演劇(喜劇)を見ているような・・・

 

守(マモル)の母が流す涙を想う。

守は どうすればよかったのか。

運命の分かれ道を考える。

考えると、

どの時点からも選択肢があることに気づく。

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