第216話 きいろ、

2009年06月24日 23時22分02秒 | 子育て・「おママごと」

話せるようになって、これは? これは? ときいてくる。
アンパンマン。バイキンマン。メロンパンナちゃん。
ひとつ、ひとつ、息子が指差すキャラクター名を唱えていく。
これは?
これは・・・あれ、名前が出てこない。ん~え~っと誰だったっけ・・・
「ちーじゅ(チーズ)」
! なんだ、答えあわせか(笑)

「おいで。おいで」 手をふっている。
! いつの間に・・・私が息子を呼ぶように、息子が私を呼んでいる。
「はい。どうじょ(どうぞ)」と私の靴を渡してくれる。
「いこか~」 いっちょまえ(笑)

玄関を出て「ばて~」
先頭を走りながら(笑)待てって可笑しい。
飛ぶように懸命に走るフォームに反して、その進んでなさにも笑える。

たくさん言葉を話せるようになった息子だが、なぜか発音できない言葉がある。
「せーの」の掛け声。
息子はなぜか「きいろ」という。
黄色は「きいろ」 だけど、「せーの」も「きいろ」
登園バックを指差し「これは(何色)?」ときくと、「きいろ」と答える。
どうやら黄色はわかっている様子。次に、じゃあ、パパ呼ぼうっか。
「せーの、パパー」
「きいろ、パパー」
あれ?

何度も繰り返し伝え、ようやく発音できるようになる。
今まで一言覚えるのに時間がかかっていたが、
最近は一度伝えただけでかなり正確に発音できるようになってきた。
歌もところどころ歌い、絵本にも合いの手をいれてくる。よく覚えている。
だけどいまだ息子の中で「せーの」は「きいろ」
いつか「せーの」と言えるまで、我が家ではみんな「せーの」の気持ちで
「きいろ」と呼吸をあわせる。

「きいろ、パパー」
息子はパパとママがどうして笑っているのかわからない。
でも、つられて笑っている。
やっぱりきいろは幸せ色。

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第215話 教育ママ

2009年06月24日 02時25分57秒 | 子育て・「おママごと」
やまちゃむ様のコメントにかえて。
どんな球でも打ち返します!精神(返信)ブログ。

困窮気味な生活と申しますが、奥様が家にいらっしゃって、
家計をパパ一人で支え成り立っている生活は困窮ではないような気がしますが?
精神的に豊かな生活、それは最高ではないですか。

とはいっても、子育てに、生きていくのに、お金もやはり必要ですもんね。悩みます。
私の両親は、いつも私を信じてくれていました。
そんな両親の子として生まれ、私は幸せ者です。
精神的な援助だけでなく、両親はまだ働けぬ私の思いを叶えるため、
金銭的にも応援してくれました。感謝しています。
私は私の両親に学び、
子供を信じることと、
将来子供の選択肢を狭めるようなことにならないよう親としての努めを果たそう
と思っています。
子供の選択肢を縮めない。できれば、経験豊かに。
私が長期的に見て、共働きの今の生活を選んだ理由でもあります。
子供のためなら、頑張れます。

子供に何を伝えようか?
子供にどうなって欲しいのか?
考えています。
子供には幸せになってほしいと思っていましたが、
最近、子供には「幸せを感じて欲しい」と思うようになりました。
幸せになるってなんだか大変なイメージ。
でも、あぁ幸せって思うことはなんだかとってもお手軽な気がして。
その人の気持ち次第。

旅人であったやまちゃむは私より多くの国の情勢を目の当たりにしたと思います。
貧富の差。生きていくのに必死の生活。
体は痩せ細っているけれど、でも、目がキラキラしていて・・・
この子たちは私の想像する辛さの中で生きてはいないのだと、
思う瞬間ありませんでしたか?
状況で計ることのできない幸福は本人の心にあって。
息子にどう「感じる心」を育てればよいのか? 課題です。
足らない分は、想像力豊かに。

失った自信は、また、つけていくしかないと思います。
自分で、繰り返し。
子供に物質的な豊かさと、自身が旅に出かけることのできる時間的余裕。
これを満たそうとすると、
これを満たせるだけのハイレベルな勤務形態を
自身の手でゲットするしかないんでしょうね。
そんな人が羨むような仕事。相当な努力が必要でしょうね。
ここで気持ちがなえるなら、所詮それまでの思い。
結婚する。家族が増える。身動きのとれない幸せを手に入れたやまちゃむへ。
まずは、そんな覚悟の土台作りが先決になるでしょうか。

厳しい?(笑)
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第214話 フラメンコ

2009年06月24日 01時33分35秒 | 子育て・「おママごと」

同じ課のアナタ様へのコメントにかえて。

小学校1年生と4歳児ちゃんのママ。
おっしゃるようお子様の年齢としはまだまだ小さいかもしれませんが、
今の私からすると夢のような年齢です(笑)
子育てはその時々に苦労はあるものと頭でわかっちゃいるけれど、
もうすぐ2歳児ママとしては、3歳に限りない憧れをもっています。

あつかいにくさ!
あのしつこさ!!
あの汚さ・・・
朝、起きて、「ちっちいっぱいでてるね。おむつ替えよう」「イヤ」に始まり、
夜、「おやすみなさい」「イヤ」に終わる。
朝から晩までとりあえずイヤってゆっとこ、みたいな?
食事は食べない、座らない、集中しない。
自分で食べるの? ほとんど口から出てる・・・床に散らばる食事。
自分で入れるの? ほとんどこぼれるお茶・・・はい、ふかせていただきます。
好きなものしか食べず、遊び歩く。
手づかみで食べるそのベタベタの手でさわるおもちゃ、絵本、ソファもベタベタに。
巨峰を食べたその手が私に! キャー、果物の汁がー!! 私の服までお陀仏状態。
うちひしがれていたら、キャー、ケチャップついた服のまま、お布団で寝てる・・・
掛け布団カバー、はい、洗濯。
集中して遊んでるな~と思ったら、そこはかとただよううんち臭。
処理を終え、何か静かだな~と思ったら、洗剤で砂遊び。止めて・・・
目が離せない。
駅前のマンションにひびく電車の音。電車の存在を隠せない。
もう一回。もう一回とせがまれてベランダから見る電車。
最上階、危険なので、親も立ち会い、ベランダ抱っこ。重い。
「もうお家に入ろう」とすると私の腕の中でピチピチ動くの、止めて・・・
落ちたらあぶないとれたての魚状態。
散々みたのに、最後は「もう一回、電車」と泣きながらの入室となる。
しつこすぎる。
あぁこの激動の先にある憧れの3歳児の平和な暮らし?

3歳になればひと段落するイメージ。
ママも子育て戦争を終えおしゃれになる、イメージ。
小学校1年なんて手が離れるわと卒園式では嬉し泣きしそうなイメージ。
もちろん誤解したイメージであろうが、
今は3歳節目を心の支えにいている。

昔、何のダンスを習おうか体験教室に参加したフラメンコ。
フラメンコは「笑顔で踊れないダンス」だから、ベリーダンスを選んだ記憶が。
(って、笑ってへそ出すか?! なぜかベリーの音楽好き)
職場復帰後、奥歯につめていた銀歯がとれた。
育休中、何度も奥歯をかみしめたせいかもしれない(笑)
自分を殺しての育児。忍耐必須の毎日である。
この怒り、地団駄踏み鳴らしたい気持ち。
今、もし習うとしたら? ストレス解消にフラメンコがいいかもしれない。
きっと主人と息子を思うと、いい表情で踊れるような気がします(笑)

追伸。
大変な3歳までであるけれど、子供は3歳までが可愛いよとみなが言う真実を
この先きっと知ることになることでしょう。
息子の期間限定の可愛さを味わうためにも、早く帰れるよう努めます。
ありがとうございます。

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第213話 山月記

2009年06月22日 00時42分54秒 | 子育て・「おママごと」

ここ数ヶ月、色々なものを失くしました。
雨傘、日傘に、定期券を2度、そして、眼鏡・・・
原因はすべて「息子が待っている。急がなきゃ」である。

私の在社時間+行き帰りの通勤時間=息子の在社(園)時間
は、必然的に私より長くなる。
迎えに来たママとお友達との熱い抱擁を幾人も目の当たりに見送る息子を思うと・・・
退社後は一刻も早く迎えに行きたい。思いに反して遅れるお迎え。
帰りの電車は、まだ着かぬかとイライラ乗車。着いたら、激動の育児の始まりへ焦る。
置いた日傘のことなど忘れ、
定期券はとって鞄に入れ損ね(落とした1度目)、
定期券をとる前に走り去る(とり忘れた2度目)。
いつも息子が寝た後に帰宅、
お迎えに行かぬ(行けぬという)主人に「落ち着きなさい」と言われる。

4月、5月はもともとの多忙期に、
慣れぬ業務への緊張感と締め切りの焦燥感が加わって、
頭の中にたえず何かを抱えている状態だった。
トイレにも立たず話もせず、ただ黙々と取り組んでも歯が立たず。
早く息子に会いたい!という集中力だけでどうすることもできず、
作業時間として残業が必要だった。
5月の最終週はいよいよ山場で、コンピュータの不具合。
息子が寝てからの帰宅が続いた。
深夜帰宅後、息子の夜泣き(起き)につきあい、
朝、息子の晩御飯まで用意して、満員電車通勤の生活。
化粧を落とす体力なく眠ってしまう日々は、
今思い出しても、ほんとよくやったよねと振り返りたいところだが、
実際は、違う。
職場で端から見た私はどうだったのだろう・・・反省している。

主人と私は同じ職場だが、部署違い。
偶然、電話でやりとりをする機会があった。
私は事務的に対応したつもりだったが、
帰宅後、主人に電話でのあの対応は不愉快だと言われた。
締切り間際の訂正依頼だったのだが、FAXを望んだ私に対し、
主人はFAXの前に口頭で訂正箇所を言葉で伝えたかったらしい。
私は紙面での確認が安全だという考えに基づいて対応したつもりだが、
主人には電話を早く切りたいという思いが伝わったようだ。
意識的ではないのか? 無意識か?ときかれ、無意識だと答え、恐ろしくなった。
自分では懸命に取り組んでいるつもりが、人に不快感を与える。
ここを乗り越えればという頑張りがマイナスに働く。
仕事は人間関係だ、と思う。思うが、うまく、できない。
よく友人から頑張りすぎないようにと言われる。
肩の力を抜きたくても抜けず、不器用だなと思う。落ち込んだ。

私と朝のほんの少ししか会えない間の息子の様子を保育士の先生に尋ねた。
「ちょっと怒りんぼさんになっていたかな。
普段から穏やかな方なので、ほんのちょっとですけど」
息子がちょっと怒りんぼさんになっていたことはある意味、ほっとした。
内に秘めず、少しでも発散してバランスを保ってくれた方がいいと思うから。
息子も共に頑張ってくれていたのだなと思う。

6月、5月までのしわ寄せをゆるやかに解消する月。
ふっと気を抜きすぎたのか、体の疲れが抜けない。
ほんと色々なものをなくしたな~と思う。
自己肯定感、自信、若さ・・・老けた気がする(笑)
でも、何よりなくしていたのは「余裕」
余裕がなかったことに気づいたのは、余裕が出てきた証拠かな。
とせめて思うことにする。

※小児科に行った時、息子が「ママ 傘」と見つけてくれた。
 病院に連れて行った後、息子の晩御飯→お風呂→寝る時間を計算し焦っていたため、雨傘のことなどすっかり忘れていた。後々になっても、見つかって、よかった。

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第212話 ノミ友達

2009年06月06日 04時50分33秒 | 子育て・「おママごと」

期間限定の専業ママ。
育児休暇終了目前、
この場(ママ友達との共有時間)から自分だけ抜けていかねばならぬさびしさ。
働き始めてすぐ、いつも通っていた児童館の保育士の先生と道で偶然会ったのだが、
息子は先生に人見知り。もう忘れてる! 
ならし保育期間の児童館から保育園へのシフト。切り替え、早っ。
子供のその順応力に驚いた。
一方、私はいまだ疎遠になったママ友のことを思い出し、
慣れぬさびしさを味わうことしばしば。
「働き始めてから専業ママ友付き合いが残るのは、一人かな(笑)」
そう言っていた先輩共働きママの言葉は格言となった。

ママ友の中に、育児に専念しながらも自身のスキルがさびないよう
週1、2回のペースで働いているちょい働きママ・Yちゃんママがいるのだが、
私が働き始めてからもちょくちょくメールをくれる。 嬉しい。
我が家は主人が出張・残業等で留守がちなので、息子が病気だといえば、
「何か必要なもの、お持ちしましょうか? 買い出しならおっしゃってくださいね」
「万一のとき、うちのパパの車を出しますんで、おっしゃってくださいね」
申し訳なさが先立ち、甘え下手な私はそのお言葉になかなか甘えられないけれど、
支えになる。
「主人が餃子を作りすぎたので、食べていただけませんか?」
夜、家族3人で届けにきてくれた餃子。
開けると、容器の片側に餃子が偏ってくっついている!
Yちゃんが運んできてくれた餃子・・・心にしみる。

平日会えないからといって、休日、家族団らん日にこちらからなかなか誘いにくい。
受け身にならざるを得ない身の私に「お休みの日に、公園に遊びに行きませんか?」
お誘いメールも嬉しい。
これまで週末息子が体調を崩しがちだったのと、通院や用事、雨が重なったりで
なかなか実現できなかったが、このたびようやく5月に決行できた。
公園で遊んで、お昼はYちゃん家で手作りおにぎりパーティー。
息子は「よそん家のおもちゃ」に大興奮。
天上からのびる電気のひもに2人で大はしゃぎ。ケタケタ笑ってる。
このくらいの時って男の子より女の子の方が大きいよね。2人並んでいる姿が姉弟みたい。
親達も笑う。

息子がはまったよそん家のおもちゃ。アンパンマンのコロロンどうぶつパーク。
Yちゃんのご好意に甘えて、今、我が家にある。
Yちゃんのおもちゃだからね、壊しちゃだめだよ。丁寧に遊んでね。
いいつけを守って遊んでいる姿がほほえましい。
蚤の夫婦なんて言葉があるけど、YちゃんとK(息子)はノミ友達、だね。
Yちゃんママへ。
子供は子供同士。親は親同士。また、遊びましょう!

追伸。
Mちゃんママへ。
年賀状に、「なかなか会えないけど、いつも心の中にいるよ」のメッセージをありがとう。
私はMちゃんママの清い心の中の片隅にでも住めて嬉しいです。
子育て以外の話をしたい。なぜかそんな気になる、気になる存在です!

Yちゃんママへ。
日曜、ホンダのショールームでのばったり再会は驚きました。
Yちゃんの「こんにちは」の素敵な挨拶に刺激を受け、
息子に「こんにちは」、しこんでます(笑)
親の期待とは裏腹に、本人は駅名や電車名を話します・・・

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