第2097話 闇の中からいずる時

2018年12月31日 08時00分00秒 | Weblog

思い描いていた人生と違う・・・

そんな思いがあって、

今年の(個人的な) 漢字は「異」。

とにかく 混沌としていた。

希望の光が消え、これからどうすれば?

何を頼りに歩いていけばよいのかわからず、

救いを求めたその先で出会った信貴山の「戒壇巡り」

 

戒壇巡りは、心願成就を祈る修行の道場。

本堂真下の暗闇の回廊を歩き、

自分の守本尊(十二支)にお祈りをする。

ラストに控えるのは、「鉄の錠前」

この錠前に触れると、如意宝玉に触れたと

同じ功徳が与えられるとの言い伝えがあり、

一願成就のご利益が授かるという。

 

「中は、真っ暗です」

そう聞いていたが、おっしゃっていた通り、

真っ暗すぎて 本気で怖い。

視覚が断たれるので、壁に手を添え、

壁沿いに歩くのだが、 あまりの恐怖に後悔の念。

「途中にあるんですが、見つけられない人もいます」

手探りで探すが、一向に見つからない。

私も見つけられない人なのか・・・

あきらめかけたその時、手に触れた感触!

一心に祈った。

 

ただ 触れただけなのに・・・

そんな小さなラッキーで微笑むことができるのだから

私は どん底、絶望の淵まで落ちていないのだろう。

喜びと共にさらに先を目ざすと、出口が見えてきた。

叶わなかったけれど、叶わなかった意味を含めて

探していきたい。

暗闇から光の方へ

それは、新しい年を迎える時のような期待にも似て。

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第2096話 宮廷の諍い女

2018年12月30日 08時00分00秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

ただ今、絶賛 後宮三昧中。

華流ドラマ「宮廷の諍い(いさかい)女」も鑑賞中。

 

見始めたのは、

「宮廷の諍い女」の方が先なのだが、

途中 レンタル中の不運に見舞われ、

鑑賞終えぬうち「ミーユエ」にも手を出し、

共に 抜け出せずにいる。

 

陰謀、策略でいえば、こちら

「宮廷の諍い女」が「ミーユエ」を上回る。

 

ただ・・・

雍正帝が 演技派なのはわかるのだが

お顔が・・・

入り込むまで時間がかかる(笑)

丸顔のおじさまを見ながら

皇帝だから女性たちは寵愛を求めるのね・・・

富と権力がなければ・・・

と思ってしまうのに対し、

「ミーユエ」はイケメン揃いなので

すっと入っていける(笑)

 

でも、やっぱり

陰謀、策略でいえば、こちら!

豪華絢爛な衣装 と ドロドロの愛憎劇 が

一度見始めると、やめられない。

それにしても、後宮はおそろしい。

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第2095話 ミーユエ

2018年12月29日 08時00分00秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

華流ドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」を鑑賞中。

 

私も戸籍上、正妻にて ひとり息子は嫡男。

秦の王后の息子・蕩(とう) の 子育て に

私もこんな風に・・・ならぬよう注意せねばと。

大王の ミーユエの落とし方に なるほどねと。

大人の包容力、

ワイルドな男、

献身的に支えてくれる幼馴染、

それぞれの魅力に 私だったら?

迷いつつ見る無駄な時間も含め 楽しんでいる。 

 

親が結婚相手を考えても

当(蕩)の本人は、心悪しき女性に心奪われ・・・

血を分けたとて 思い通りにいかぬもの。 

大王の愛が得れず、嫉妬にとりつかれた王后の

眉尻が少しずつあがっていく様を哀しく見つめる。

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第2094話 忘れられない出来事

2018年12月28日 08時00分00秒 | Weblog

自分が発した言葉が

誰かの運命を変えることがある。

運命を変えるとは 少し大げさかもしれないが、

あの時、私は、名も知らぬ人の、背中を押した。

 

(ここで詳細を述べることはできないが)

当時30代の私が、17、8歳の高校生に

「今まで迷っていたが、進路が決まった」

の言葉を頂戴したのが、いまだ忘れられない。

 

彼はあの後、どうなったのだろう・・・

どうしてあの時、名前をきかなかったのか・・・

私の言葉で決めたと言うけれど、

その後、私をうらむことはなかったのだろうか・・・

 

宮下奈都著の「羊と鋼の森」の

ピアノ調律師・板鳥さんほどの影響力はなく、

たまたま 彼の分岐点に

偶然 私がいただけだろうと思うが、

いまだ忘れられないのは、結果、私の方となる(笑)

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第2093話 羊と鋼の森

2018年12月27日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

息子の将来を案じていたタイミングで

宮下奈都著「羊と鋼の森」を読む。

 

主人公・外村(とむら)が、高2の二学期、

板鳥さんに出会い、

ピアノの調律師を目ざしたように

息子が本当にしたいことに出会えれば、

それでいいんだ と。

外村が、先輩・柳さんはじめ

職場の方々に見守られながら成長していく様子に

息子の勤め先も人に恵まれれば、

それでいいんだ と。

 

息子が元気で幸せであれば、

それが一番だ と思い出す。

外村は、羊と鋼の森だったけれど、

息子は、将来 どんな森に・・・?

ゲーム三昧、ひきこ森だけは避けたい(笑)

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第2092話 理由が必要?

2018年12月26日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

「理由がないと、あかんの?

なんでも理由があると思わんといて」

 

コトの発端は、中学受験。

このままでは

5教科の高校受験なんて厳しいのではないか?

息子の性格を見ると、

高校受験が功を奏するとは限らないのでは?

そう思い始めた私が、

一年間だけ頑張って

中学受験にチャレンジしてみては?

と言ったところから。

息子の拒絶に対し、理由を問う私に

「中学受験は嫌や」

そのあと続いたのが、冒頭の言葉。

 

仲のよい友達と一緒に地元の公立中学にいく話になっているのか・・・

一年だけ頑張ってできるものではないと失敗をおそれているのか・・・

目先の欲、ゲーム時間が減ってしまうことが耐えがたいのか・・・

いずれにせよ、息子は断固拒否。

中学受験にチャレンジしてみる? 問題は

いったん暗礁に乗り上げたが、あきらめたわけではない。

今頃だけど、今更だけど、息子は私学向きではないか?

私もこの理由なき親の直感を捨てきれずにいる。

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第2091話 クリスマスの朝

2018年12月25日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

欲しいものを手に入れることができなかった

クリスマスの平日は、

息子と口論しながら慌ただしく出勤することになる。

クリスマスの朝は、冬休み中で

このお弁当(息子のお昼ご飯)をプレゼントとして

ありがたく受け止めてくれれば・・・心から思う(笑)

 

今年は、第一希望の課金要求に応えなかったものの、

今年のサンタは、欲しいものセットの数で勝負。

幸いにして 息子、大いにご満悦 の結果となるが、

ゲームソフトに、攻略本、トレカボックスに・・・

内心、「パパ、買いすぎやろ!」と怒るママ。

 

私の両親は、私にサンタについてどう説明し、

どうフェイドアウトしたのか・・・

あまりにも昔のことで 卒業方法が思い出せないが、

何か息子の心に残るような引継ぎをしたいものである。

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第2090話 サンタ・システム

2018年12月25日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

サンタさんが親だと知りつつ、

クリスマス便乗。

自分の欲しいものを手に入れようとする息子。

 

「サンタさんは、パパ(ママ)やろ?」

そう言ってくれれば、反論できるのだが、

言わずに、信じたフリで

サンタ・システムを巧妙に利用しようとする(笑)

 

ということで、息子はクリスマスを

「年に1度のイベント」だと言い、

誕生日プレゼントより法外な要求。

どうする、我が家のサンタ。

クリスマスの朝、

希望と異なるプレゼントの場合・・・

息子の激怒が予想されるだけに、

頑張れ、我が家のサンタ・パパ。

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第2089話 クリスマスマーケット

2018年12月24日 08時00分00秒 | Weblog

「クリスマスマーケット」

その名前に惹かれ、ひとり 見に行く。

好きでひとりを選んだわけではないが、

パパも息子もロマンチックから程遠く、

「一緒に」は望めない。

ここは 出張後に ささっと。

 

グリューワイン や 焼きソーセージ のコスパに

魅力を感じず、装飾が施された店構えと雑貨を楽しむ。

サンタさん(素敵なおじさま) に遭遇するラッキーも。

巨大ツリーを見つめていると、

目の中にまでその輝きを残せそう。

うっとり眺めていたいが、

周りは幸せそうなカップルを中心に とにかく自撮り。

ロンリーおばさんが

お2人の思い出にうつってしまうのも申し訳なく、

ささっと 退散。

 

冬になると、暗くなるのが早い。

クリスマス・イルミネーションがあるだけで

あたたかく、その明るさに

夜の一人歩きの恐怖心も薄れるこの時期。

イベントとしてでも

みんなでクリスマスを楽しむ この感じ。

こんな幸せ空間を演出するサンタさんて

やっぱり奇跡。

 

追伸

今日は出勤日。

(連休中、いつもの平日出勤日より気持ちが・・・だけど) 

休日に働くすべての方に「メリークリスマス」

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第2088話 易きに流れる息子(冬休み開始)

2018年12月23日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

さて、問題は、息子をどう

「勉強すること」に向かわせたらよいか。

自分ではない他人を導く難しさに

自分が勉強する方が楽だ    と心から思う(笑)

 

もっと勉強しておけばよかった・・・

そう思うことが、

社会人になってから多々ある。

大きくなって後悔するより・・・

そのための環境づくりは親が整えるというに

本人に まったくやる気がない。

 

ゲームの制限時間をゆるやかに設けたが、

上限から入り、

徐々に少なくしていこうともくろんでいた親に対し、

息子は、その上限を最低ラインとし、

どんどん増やそうとしている。

易きに流れる息子 VS 

息子の将来を案じて居ても立っても居られない親。

たたかいの日々、ついに開幕。 冬休みのスタート。

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