第259話 ぼちぼちホテルジャンキー

2009年11月29日 01時56分07秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

営業職である主人は高級ホテルにサービスを学びに行く。
またある時は、汚い我が家に耐え切れず、ホテルへ避難する。
すべてが整えられ、水滴一つ落ちていない。生活臭のない完璧な空間。
できる限り高層階の、できる限り広い部屋で、となると、
一泊でこのお値段ですか?! となる。
衣、食、住。どこに一番重きを置くかと問われたら、私はやはり、食。
寝るところなんてどこでもいいじゃないか!
でも、あなたが行くと言うなら、私も行く。

ということで、交通費のすべてを宿泊費にかけ、
私も近畿一円の一流ホテルというものを体験させていただいた。
もちろん我々は裕福ではない。
育児休暇を利用しての平日泊の最安値狙い、3年もの月日を費やし、
やっとこさ ここに感想を綴ることとなった。
見るからに裕福ではない我々、自身でも背伸びをしている客であることは承知。
おのぼり度満点のうえ、乳幼児連れとくれば、態度にこそあらわさなくとも、
迷惑指数の高い客。そこが、またそのホテルの本音(本質)の出やすいところ。
こんな我々に対しても感じのいい接客をしてくださる方もいれば、
ホテル名というブランドを自身の格としてふるまう方もいる。
後者にあたっては一流といわれても、私には「人」を感じないホテルだった。
ふと、これは、たった1人のイメージだと。
ホテルマンの日常が、お客側にとっては一期一会。
そう考えると、職場は決して単調な毎日の連続ではなく、
働く側にとっても一期一会の真剣勝負か・・・
たった1人が、その企業の印象を左右する。なんとおそろしい。

私も私なりにサービスを考える。
心地よいサービスとは? ほどよさとは? あたたかさとは?
部屋に向かう期待感の中で、
ビジネスホテルの匂い、あれは一体なんだろう・・・どこが? 何が? 違うのか。
行き届いた手入れを感じながら、部屋をあけた瞬間の、「洗練」への感嘆。
空気のたたずまいに癒されていく。美というのは圧倒的だなと。

いいホテルには、また泊まりたくなる(主人が)
しょっちゅういけるわけではないから、貯まってから行く(笑)
すると、以前宿泊した時よりタオルやティッシュの数が減っているではないか。
コースターが薄くなっている! アメニティーも変わってしまってる。
こんな高層階にも経費削減の波が押し寄せていることが、嬉しいような。
余分にあるという贅沢さ失くさねばならないことが、悲しいような。

経費ついでに、もうひとつ。
チェックインの丁重なおもてなしとチェックアウトの事務的なお見送り。
すごくはっきりしていて? 面白いなぁと思う。
チェックアウトの時の方が荷物は重くなる場合が多いし、フロントに人が並ぶ。
チェックアウト時に、荷物を下に置くと汚れますのでとフォローしてくれた方が。
ほほぉ~。まだまだサービスを創造提供できる余地は残されているんだと興味深い。
帰りに、(希望により)荷物を運んでくださる方がいたら嬉しいなとか。
大浴場前(旅館)に置いてある一口サイズのアイスクリームは感動した。
あったらいいなやあって嬉しかったをあわせて、究極のお宿を考えている。

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第258話  教育熱心

2009年11月24日 00時13分11秒 | 子育て・「おママごと」

家に友人を招待した時の出来事。
「お邪魔します」の後、「洗面所は?」と問い、親子が手を洗いに行った・・・唖然。
洗面所といえば、そばには風呂場や洗濯機がある。結構、プライベート空間だ。
「もしもお使いになった場合」のために心積もりはしていたが、
まさか一番に立ち寄る場所とは!

確かに、
「外から帰ってきたらまず手を洗おう」は重要なことかもしれない。
いついかなる時も変わらない親の教育の姿勢に感嘆しつつ、
我が家ではない場合、
家から用意したお手拭きタオルで拭くとか柔軟に変更、簡易に対応できないものか
ひっかかる。
親の教育に対する一環した姿勢も大切だが、
たまの変則の中で、外出先での礼を子供に教えるチャンスになるまいか。
せめて「お手拭きタオルですか? 遠慮なさらず、どうぞ洗面所をお使いくださいませ」と主に言わせてからの配慮があってもよいのでは・・・?

いや、これは専業ママにとれば当たり前のことなのか?
家々を行き来することが多くなり・・・
「毎回毎回、手土産を持参するのもしんどくなるばかりでしょう?
 どうですか? 今後、どの家にお邪魔する時も、手土産持参なしにするっていうのは?」とか
「外から帰ったら、まず手洗いうがいですよね。
 子供に習慣づけるためにも、どうぞ遠慮なく使ってくださいね」なんて
提案がなされ、次第に借りることに慣れてしまったのだろうか・・・?(勝手な想像)

それにしても、なんと日本のママは教育熱心で真面目なのだろう。

手洗い、歯磨き、食事のマナーなどの生活習慣。
早期に習慣にしてしまえば、教育的には楽だろうなと思うことが多々あるが・・・
児童館で見た光景を思い出す。
よその子がなめたおもちゃを我が子が手にとった瞬間、手を洗いに強制連行。
共用のおもちゃをママが丁寧にハンカチで拭いてから、我が子に手渡すシーンも。
親が「汚いもの」ととらえ、子にとられる対応策が高じて後に、
自分以外のものに対し、この清潔が潔癖に、この除菌が排除にならないのだろうか。

※こういう文章を書いた時、自分のことを棚にあげてよく言うねと思うのですが、
棚にでもあげないと書けないので、思いきって書いてみました。ごめんなさい。

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第257話 感謝罪

2009年11月21日 00時18分37秒 | 子育て・「おママごと」

私はここに書くことで、ストレスを解消している。
共に働く身、帰ってきた主人に
「今日は1日休んで、Kの世話、大変やったやろう」とか
「今日は寒かったなぁ。自転車でのお迎え、きつかったやろう」とか
「病院に連れていくのも、1日仕事やろう。手伝えなくてごめんな」とか
ついつい期待してしまう感謝の言葉。
欲を言えば、「通勤、大変やろう」「洗濯してくれてorたたんでくれて」「ご飯を作ってくれて」まで、
欲しい時がある(笑)
ちょっとしんどいが報われないので、ここで、私こんなに頑張ってますと自己主張してしまう。
主人がこのブログを読むことを知っての犯行なので、
後で読み返した時、自己弁護香る話にヤな女だなと思うこともある。
ところが、先日、主人が読むこのブログを
「ああやって、だんな様に訴える術があるというのはいいですね」とお褒めの言葉をいただいた。

そう言われてみれば、確かに。
主人には辛らつな文だが、
私にとっては対面で言うより感情的にならずに、主人に私の思考思想を伝えることができるし、
主人だけでなく第三者も読んでくださるというのが、気持ちのブレーキになる。
『いい夫婦の日』パートナー・オブ・ザ・イヤー 2009」に放送作家の鈴木おさむさんと森三中の大島美幸さん夫妻が選ばれた産経新聞の記事を目にした。
夫妻は、結婚2年目ごろから手書きの交換日記をつけているそうで、
大島さんが「これがすごくいい。オススメします」と夫婦円満の秘けつを語った。とある。
素敵!
では、我が家で可能かと言うと、
きっと続かない。私だけがやたら長い文を綴っている。書くくらいなら明日の仕事の為に寝たい。
不可能だろう。
なので、私は主人からの抗議文には怯えているが、返信は期待せず(返信いらないよ)、
今日もひとりここに綴る。

声に出すことはないが、結婚式の時の誓いの言葉を時折、読んでいる。

私たちは、皆様からいただきましたこの感動を忘れず、互いを想いあって生きていきます。
私たちは、心身共に健康であることを心がけ、共に助け合い、支えあって生きていきます。
私たちは、言葉をかけあい、笑顔と優しさに満ちたあたたかい家庭を築いていきます。
そして・・・『今日』という初心をプレゼントして下さったみなさまの優しさを、
私たちは、一生忘れません。

なんと、欲張った誓いの言葉だろう
なのだが、この誓いの言葉とチャペル前の集合写真を見るたびに、
私たちのためにこんなにたくさんの方々がお越しくださって・・・
の感謝が、幾度歯止めになったことか(笑)ありがたいことです。

互いを想いあって言葉をかけあう・・・か

いつもKに「パパは?」ときかれたら、
「パパはKとママのためにお仕事頑張ってくれてるんだよ」と伝えています。
いつも記載は、私と主人ではなく、主人と私、パパとママの順になるよう
家長を敬っています(笑)
いつも保育園へのお見送り、ありがとう。
育児分担はこれくらいしか思い当たらなかったわ。
その代わり、私に足りないお掃除分野を補ってくれて、ありがとう。
時事を知らない私にいつも世の中の動きを教えてくれて、ありがとう。
いつも外出先で結婚前とかわらずおごってくれて、ありがとう。

「いい夫婦 川柳コンテスト」大賞は梶政幸さんの
『喧嘩した それでも風呂は 沸いている』

それでもご飯はできている?
それでも起きて待っている?
それでも玄関でお帰りなさい、言えている?
私はあなたを批難できるほど、よき妻ではないわね
あ、でも、悪妻の方が出世するっていうし(笑)ね

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第256話 20%の思いやり

2009年11月20日 15時49分43秒 | 子育て・「おママごと」

今朝の受診結果は、お腹にくる風邪、でした。
ノロじゃなかった・・・うつっていなかった・・・
ホッとしたといっても、
土日不調で快方に向かい始めた矢先の息子を16日(月曜日)、
提出締切りがあるからと出勤したのも、
18日(水曜日)、まだ完全復活ではない息子を預け、
出張だと出勤したのも、風邪の完治を遅らせた原因。
社会的責任と母親としての責任。
ワーキングマザーの葛藤どころかなと。

やまちゃむ様からのコメント。
コメントに返信し、ようやく最後ときたところで、
何を押したのか突如消えてしまいました。テンション下がりまくり。
安全なここに打ち直します。確か・・・
気力といってください!
と始まり、パパの体力のなさの補足説明が続いていたのですがもう思い出せません(笑)

主人はしんどいと、息子の問いかけに答えない!
無視はあかんやろ。
息子にご飯を食べさせる前に、寝室に向かう。
お風呂はスキップしても、息子を生命の危機に陥れたらあかんやろ。
Kが風呂場の前で「パパがぁ~」と泣いている。
どうやらパパが息子を置いて、寝室に向かったらしい。涙の息子談。
おちおちお風呂に入ってもいられない。
今日は平日。パパはいないものと気持ちを切り替え、裸で息子の心のケア。
あの時だと思う。
私が風邪をひいたのは。
自身が風邪をひいても、控える息子のインフルエンザ休園のため、休まず働いていた。
いつも通り帰宅した主人が、
「休めないのかい? 体、休めないと」
私が気持ちに正直な女なら、
主人のほっぺをつまんで、
「どの口や。そんなんゆうんは。
 その思いやり、あんたの行動にあらわしなさい」といえたことだろう。
時折、主人の言動にびっくりしすぎて目をみひらいてしまうことが・・・
今度生まれ変わったら絶対B型になってやる。
まず敵を知らねばとB型の取説を読むと、実は結構傷ついている、らしい。
残されたO型の傷は・・・?

意外なことに子供の頃、私はよくひきつけを起こし救急車で運ばれていた、そうな。
体はとても弱かったと、さ。はるか昔の物語。
どうしてこんなに強くなったのか
原因がわかったら、息子に伝授したい。
睡眠不要ではないのですが、今は睡眠より息子なだけで。
仕事で穴をあけたくない主人は、家では大穴なだけで(笑)
100%仕事に出し切ってしまうのでしょう。

結婚式の時に上司にいただいた言葉をよく思い出します。
「100%頑張っても、相手には伝わらない。
 120%頑張って、やっと伝わるかどうか」のお話を頂戴いたしました。
主人も私も、どちらがよくやっているか競い合うところがあります。
あさってはいい夫婦の日。
お互いにこのタイミングを利用して、いい夫婦、できればいいでね。

※主人と私の課題は、平日に100%で、休日、息子と遊ぶ体力が残っていないこと。
夫婦揃って、寝たきり育児も多々あります。
どうすれば、休日息子とアウトドアできる体力を残せるのかなぁ

※なまじ体力があると、
 相手に対し、気力を求めてしまうことがあります。
 気力体力だけではどうしようもないこともあるのだから・・・
 自身の辛らつな意見に反省を込めて、追記。
  

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第255話 一手

2009年11月20日 07時28分07秒 | 子育て・「おママごと」
できればハズレてほしかった(前話参照)予想通り、
登園しましたが、うんちがでた時点で、私の携帯が鳴ってお迎え要請と、あいなりました。

予想外だったのが、主人です。
昨夜、あれだけご立腹にて極端発言を繰り返していた(前話参照)主人。
私が「これからもおつきあいがあるねんから、やめて。Kの前で、やめてって。
せめて別室行ってよ」の制止もきかず、怒りのまま園に自ら問い合わせをし、
「こんな時間(夜)に電話をかけてきて、診断結果がないと登園できませんとは一体
 どういうことですか?我々は共働き世帯で、急にそんな申し出をされても夫婦共々、
大切な仕事を抱えているんです。明日は預けに行きます」
そうたんかをきった主人が・・・朝、起こしに行ったら病に伏していた。

「しんどい。午前休をいただいて、午後から出勤する」
「午前休とれるなら、Kを病院に連れて行ってよ」
「しんどくて、Kを病院に連れて行くことなんてできないよ」
この状況下で、己だけの半休を消化するとは・・・
昨夜、自分だけの感情で戦って、翌朝、この結果とは・・・
体温計はいつもより少し高めの36.1・・・

腹が立つほど、主人は体力がない。
毎回、頼りたい、ここぞという時にはずしてくる。
結婚する前、「私は体力がないので」と確かに言っていた。
聞いてはいたが、冗談かと笑っていた。
結婚後、この体力のなさの本当の恐ろしさを知る。
体力がないので、ある一定の睡眠時間は確保しなければならない体、らしい。
ということで、夜泣き、看護の不参戦。私が倒れる前に倒れ、私が休む前に休まれる。
苦しさを、しんどさを、辛さを、分かちあえないではないか!
昨夜、頭が痛いと言いながら帰宅した主人が私の様子を見て「しんどいの?」ときいた。
答える気にもならない。しんどいに決まっているではないか。
今、結婚するならどんな人がいい?と問われたら、絶対「体力のある人」と答えます!!

昨日は泣く泣く出勤。
父に迎えを頼み、本日のお休みをいただくための準備(残業)をしていたら、
結局、昨日は夜の診察受付時間に間に合いませんでした。
朝は6時から診察予約開始。
受付1番目指し、みんな一斉に電話とネットに殺到する。
電話が、つながった! 緊張の一瞬。
自動音声「あなたの予約は 3番 です」
以前、1番をゲットした方が話していた「私が電話で主人がネット。二手に分かれて」と。
ひとりネットを開きながら、携帯のリダイヤルボタンを押す私。
時折思う。
主人は遺伝子レベルで私の強靭な体力に惹かれ、結婚したのではないかと。
自分にないものを補ったパパはいいけれど・・・
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第254話 連日のゆらぎ

2009年11月19日 06時38分39秒 | 子育て・「おママごと」

出勤したものの、すぐにお迎え要請の連絡が入りました。
あと1日、完全復活の余裕を見て登園させてあげればよかったのですが・・・
心配していた通りの結果です。
昨日は午後から出張を予定し、急遽変わっていただける方がいないので、
どうしても私が参らなければなりません。
前話でお話していたとおり、じぃじに迎えに行ってもらいました。
息子の場合、ノロウィルスに関しては陰性でしたが、
感染拡大の時期が時期だけに行政の指導により、下痢便(軟便)または嘔吐、
37度以上の熱、このどれかひとつを満たした時点で退園要請のようです。

ノロ(小型球形ウィルス食中毒)の怖いところは、
一度かかったからといって免疫ができるわけではなく、何度でもかかること。
昨日の登園は感染の可能性をはらみますので、親としては登園に勇気のいるところでした。
感染後2日以内に発症します。もしかしたら、もう体内に潜伏しているかもしれません。
帰宅後、息子の元気な様子を見て、通院は控えることにしました。
息子にはアレルギーがあります。インフルエンザの予防接種が受けることができません。
病院に行くと、違う病気をもらってしまうのではないかと躊躇してしまいます。
親の目から見てここぞと判断した時に行く。慎重に通院のタイミングを見計らいます。

夜、園より早退後の様子を伺う連絡が入りました。
「機嫌もよく熱もなく、軟便はここ最近ずっとのことですので病院に行っておりません」
「今回、吐かなくても、下痢便でなくて軟便でも、ノロの可能性があるとのことです。
 行政検便では陰性でしたが、感染拡大を防ぐためにも、病院に行って、
陰性だと判明してから登園いただけませんか?」
月曜の検査結果が陰性、火曜日園を休んで、今日(水曜)病院に行けと?
「病院の検査結果がないと明日園には通えないということでしょうか?」
感染力が強いということ、感染してから発症が2日以内と考え、今日の登園で息子が感染したとしたらこの木・金あたりに発症?
今日検便による安心を得たとしても、翌日には検便検査が必要な状況になるかもしれない。
連日通院ではないか・・・行くべきか、行かざるべきか、休むべきか、休まざるべきか。
集団生活者としてのモラルと親の判断力が交差する。
「どちらにしても、このお時間(19時すぎ)通院検査のご連絡をいただいても、
病院がもうあいておりませんので・・・」
「では、明日登園されたとしても、軟便がでた時点でお迎えのご連絡をさせていただきます」
「はい。どちらにしても、私としては何より明日の息子の様子を見て、
登園か否かの判断をいたしますので」

息子を心配し、早々に帰宅した主人と明日の登園について話し合い。
パパは園からの行政検便の申し出を許可した時事前に聞いていなかった病院検便の再要求と、
明日の登園控えとも受け取れる連絡、共に病院受付終了後、
どうすることもできない時間にきた体制にご立腹。
私、休むよの申し出を跳ね除け、主人が明日は絶対預けるといってきかない。
怒り心頭、「もう今後、行政検便など、一切許可しない」とか「絶対、預ける」とか、
極端な発言を繰り返している。
一人一人に電話での問い合わせを行っているから、順番で連絡遅くなっちゃったんだって。
パパ、さっきから預ける、預けるってKがきいているのにまったく・・・
話し合い後、息子にもフォロー「パパとママは、何よりKの体調が一番だからね」

できればハズレてほしい予想としては、
晩御飯の食欲もあり、2度起きたが様子を見る限り、調子はよさそう。
でも、登園したとしても、ここ最近の軟便から明日急に普通便に変わるとは思えないので、午前中うんちが出た時点で、私の携帯が鳴ってお迎え要請・・・
なるときはなる。考えてもしかたがない。もう朝だ。

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第253話 ノーマーク

2009年11月18日 04時01分17秒 | 子育て・「おママごと」

やられました。
新型インフルエンザにばかり気をとられていたら、
突如舞い込んだウィルス性胃腸炎の感染拡大通知。
1週間は患者数が日々倍増! 万一、ノロウィルスであれば終息までに2週間かぁ。
学級閉鎖5日間の恐怖におののいていた私、
嘔吐下痢症、完全ノーマークでした。
過去、経験したロタウィルス。
その際は実家の両親に援軍を頼みましたが、
私の出勤と引き換えに、親を発症させた経緯が。
元気な時でも高齢な親に終日保育はきついのに、病児とくればなおさら。気がひける。

息子、はきくだしの連絡を受け、月曜夜の家族会議。
先週より不調気味で、息子はお腹にくる風邪。
パパがこの日一日(火曜)だけなら休めるという。
夫婦揃ってどうしても休めない日が水曜、この日を乗り越えると、
それ以降は私がなんとか・・・の結論。
迎えた火曜朝、パパに任せて出て行こうとする私に
「ママ、抱っこぉ! 一緒にねんねぇ~」
この子がこれほどまでにいうのも珍しい。余程しんどいのだと。
5月から台風警報の休暇をのぞき、ずっと皆勤で通って頑張ってくれた息子。
この思いに応えねばと、これぞ応え時だと、急遽仕事を1日休んだ。
で、問題の今日。
献身的看護の結果、(自分で・・・笑)
比較的元気に。でも、完全復活ではないのもわかっている。
終日、親には頼れない。
この状況で、息子を渦中に預けにいかねばならない。
この決断、やむをえないことだが、う~ん、苦渋。
もしも今日園からのお迎え要請が来た場合、じぃじに対応を依頼。
万一、ぶりかえした場合、木曜・金曜は私が対応できるよう今日、
休暇体制の地盤固めも含めての出勤を覚悟しつつ、不安からか私もお腹が痛い。
こんな時、病児保育があったらなぁ・・・

眠りが浅いので、夜中におきて泣く。
夜泣きを思い出しながら、背中をさすったり、抱っこして徘徊を繰り返す。
今しがた起き、「カレーが食べたい」といって泣く。
こんな時間に、しかも突然カレーなどない。
病み上がりにカレーとは刺激的。これまた完全ノーマーク。
りんごじゃだめか、バナナではだめかと訴えたが、すべて却下。
台所の電気だけつけ、準備する私をリビングで正座して待っている。
どうしても、カレーでなければならないらしい。
ほの暗い灯りの中でフローリングに正座し、早朝カレーを食べる息子。
涙の残る顔で「おいしい・・・」
「食欲、でてきたんだね。元気になってきた証拠だね」
ものすごい勢いでパクパク食べ、おかわりまで。笑いが込み上げてくる。
食べて安心したのか、眠りに落ちた。ママは、睡眠不足ではきそうだけど(笑)

日中の保育や病後保育はできないけど、夜間保育なら・・・
夜包み込むくらいしかできないけれど、この思いが息子に届きますように。

※一方、主人は・・・
休んだものの「パパ、いやん。パパ抱っこ、いや」と言われている。
だから、普段から親子の距離、縮めておこうよ・・・
挙句の果てに私が休むと確定したら、気を抜いてまた病に伏して貝モードに。
閉じて動けないなら、お願いだから私の前で眠るのはやめとこうよ・・・

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第252話 現在

2009年11月15日 07時34分22秒 | 子育て・「おママごと」

「アトピーの子を持つお母さんは、他のお母さんより勉強熱心です」
そう励まされたことを思い出す。
確かに、どうしてこんなことになったのか? どうすればよくなるのか?
育休中は睡眠削って、自主学習。
インターネット、書籍、クチコミ、ありとあらゆるところから情報検索。
そうして私の中の有力説と確信を得て、現在に至る。

どうしてこんなことになったのか?
何も原因をはっきりさせなくていけないことはないが、むやみに自身をせめるよりいい。
出産後、夫婦共にアレルギー検査を受ける。
結果、2人揃ってアトピー素因を持っていたことが発覚。
遺伝に加え、
出生時、仮死によって生命維持を優先するにあたり、抗生物質の投与を受け、
おなかの中の大切な菌を殺してしまったことが重度化した要因ではないかと考える。
この説を信じる私は、むやみに抗生物質に頼らない母となる。
息子が病気になるたびに抵抗力がつき、アレルギー面でも強くなっていることを実感。

どうすればよくなるのか?
腸だ、と。 腸を大切にする食事とは?
育児書では離乳食を5、6ヶ月より開始とあるが、アレルギーがある場合、
マニュアル通りに焦らず、離乳することからいったんひいてみる勇気も大切だと。
小腸が発達するのが1歳半ころ。
ということは、それまで赤ちゃんの内臓は未熟で消化しきれないことが多いということ。
体の発達にあわせて、腸に負担をかけない食事を心がけるべしと。
私は離乳ではなく卒乳を選択、離乳食はゆっくり。
早くしても、息子の場合、卵、ミルク、小麦他と除去対象商品が多いので、
かえって行き詰ってしまうと判断、ゆっくりの方がむしろありがたかった。
腸を大切にするにはもうひとつ、冷やさないこと。
冷たいおっぱいが、アトピーを悪化させるとあり、
私の低体温の反省と、すぐに低体温は見直せないので、
粉ミルクで体をあたためるように努めた混合栄養。
牛乳がいいというけれど、飲めないのだから仕方がない(笑)
牛乳ではないものからカルシウムをとり、冷たい牛乳ではなくホット粉ミルクを愛用している。
(牛乳不支持説もあるが、ここでは長くなるので省略)
小麦がダメなので、パンを食べることができない。必然、和食。
腸を大切にする食事から、体を作る食事の大切さへひろがり、
やがて、
学校給食と子どもの健康を考える会主催、
幕内秀夫先生の「じょうぶな子どもをつくる基本食」の講演を拝聴する母となる(笑)

最近、たまごやきとパンに対する憧れが強くなってきている。
早く食べることができるようになるといいね

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第251話 マザーinゼリー?

2009年11月15日 07時32分56秒 | 子育て・「おママごと」
おっぱい・・・
園からの帰宅後、息子の喉と愛情の乾きを同時にうるおしてくれた。
発熱による脱水症状を防ぎ、食欲不振時もなんとか乗り越えられた。
1日の終わりには眠りへと誘い、息子を就寝へと操れた。
いつの間にやら自然製造、さっと取り出しさっと授乳の手間いらず。
お子様満足、まさに 10秒で愛情チャージ!
おっぱいはほんと便利だった。
今日(の晩御飯)は何にしようか毎日考え、作っても食べてもらえず徒労に終わる。
あの頃、私は楽だった。
あぁ 懐かしきおっぱい。
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第250話 素直

2009年11月13日 06時27分46秒 | 子育て・「おママごと」

息子がご飯を食べない。
「ママのご飯、おいしくない?」ときくと、
「うん、おいしくない」と即答。
その正直さが目にしみる。

結構、質問好き。
指さす動物の名を答えていく。「正解!」が嬉しいらしい。
「ぞう」「ライオン」「きりん」「カバ」「しまうま」順調にこたえていたが、
「レッサー(のあと、ちょっと考えて)クマ」と答えた。
「残念。これは、レッサーパンダ」
「違う。レッサー、クマ! 」と泣いている。
う~ん、確かにどちらかというとクマ色なのにパンダとは・・・幼児に酷なネーミング。

「これは?ってきいて」
知っていることが嬉しいらしい。
ゾウを指差し「これは?」「パオー」
ライオンを指差し「ガオー」
馬を指差し「ヒヒーン」
ウサギを指差し「ピョン」 おっと、鳴き声でなくなった。
けれど、うさぎといえば、ピョン。ステレオタイプに、まぁいいか。
どうしよう次はパンダ。ちょっと息子も悩んでいる。
「・・・(大きめの声で) パンダ!」
う~ん、明らかに違うとわかるけれど、私もパンダの鳴き声がわからないので、
そっとしておく。

長い階段を息子が自分でのぼる。
途中、励ます「がんばれ、がんばれ」
「できたぁ!(振り返って)見てこんなにいっぱいのぼれたよ」感嘆の視線の先に
これからのぼってくる大人たち。
今度は息子が「がぁんばれ、がぁんばれ」声援を送る。
当然のごとくのぼりきる大人たちに、
一応母として困惑顔で「すみません」と頭をさげつつ、味わった清涼感。
我が心に残る名シーン。

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