第4114話 運命じゃない人

2024年06月30日 10時00分00秒 | Weblog

あまりにも 映像向き(演出) に

身悶えする 映画「運命じゃない人」

 

練られた 画角!

一夜の出来事を

それぞれ(登場人物)の視点(角度)から。

映り込む範囲で表現できる 雄弁!

これは 小説より映像の方がいい! と

ベストな表現方法を提示された時の喜び。

 

すっごくお金をかけた撮影

ではないこともよき 味わい ww

 

どこで幕を下ろすか・・・

え、ここで?

と思ったら まだ続きがあって

鑑賞者に楽しんでいただこうという

いたずら心(明るさ)もいい。

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第4113話 予期せぬ密着

2024年06月29日 10時00分00秒 | Weblog

いまだかつて

スーツ姿の男性の上腕二頭筋を

これほど 間近に

これほど 長く見つめたことは、ない。

 

遅延による満員電車内。

私の前には サラリーマン。

私の貧乳を押しつけるのもご迷惑なので

バックを持つ左手と右手をうまく使って

隙間作り。先方は 私の脂肪ではなく、

骨しか感じられないゴツゴツ接点。

目の前のサラリーマンも 私に

あらぬ疑い をかけられてはならぬと

頑なに両手でかばんを持って身を守る。

(男性の方が大変だ。申し訳ない)

 

一刻も早く帰りたい方々が発する熱気。

このぬくもりが ちょっと・・・

流動を起こせる次の駅が

果てしなく遠い。

 

車内に流れる これから揺れるよ忠告。

吊革を持てないゾーンの我々全員が

押しつ押されつした大きな波のあと、

私の口からもれた まさかの「うっ。」

 

げ、変な声、出た!!

「あっ」じゃなくてよかった

とはいえ、なんて声で「うっ。」

これは 恥ずかしすぎる。

(のに、逃げ場なし)

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第4112話 もっと私に力があれば

2024年06月28日 08時00分00秒 | Weblog

「逆風を受けるたび女は美しくなる」

(第1474話)と唱え、

己を鼓舞するが、あぁ、この状況、

まさしく吹き荒れる 嵐の中。

 

今年度に入ってから(も)

何度「もっと私に力があれば」

と思ったことか・・・

 

従来通り、言われるがまま・・・の方が

楽 なのはわかっているのだが、

どうも 私はチャレンジ(企画)気質。

どうして 傷つく、

棘の道を選択してしまうのか・・・

 

自分でも損な性格だと常々思っているが、

せずにはいられない ようで

これも ある意味、あるがままに生きる

ということなのだろう。(あきらめ)

 

しんどい。

どうして こんなことに

手を出してしまったのか ww

 

後悔ばかりなのだけれど、

頭を下げ続けた先で出会う

新たな人たちの出会い。

その、一瞬の喜びのため!

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第4111話 百円の恋

2024年06月27日 08時00分00秒 | Weblog

映画「百円の恋」

実家で 引きこもりだった

一子(いちこ)が、

ボクサーの狩野に出会ったことから

ボクシングに没頭していく・・・

 

一子(安藤サクラ)が

ボクシングと出会い、

顔つきが変わるところは

映画「寄生獣」の(母親が亡くなった

後の)新一(染谷将太)を彷彿。

気持ち(精神)と共に

表情が ゴロッと変わる瞬間が

鑑賞者として心震えるポイント。 

 

物語のラスト、

試合を終えた 一子と狩野のシーン。

私は あれだけの尺(演出)を

台詞もなく、ただ立っている狩野

(演じ手の、気持ちの体現)に

目を奪われたし、ラストに発した

狩野の一言(脚本)もよき。

 

その後、思わず、

役名・狩野の現在 を調べ、

当時のいきさつ を再確認。

落ち込むのは 私だけではないだろう。

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第4110話 それは犯罪です

2024年06月26日 08時00分00秒 | Weblog

午後から急な雨。ホテルロビーで

(雨傘兼用)日傘と共に待機。

名を呼ばれ、急ぎ向かった時に

うっかり 傘を忘れてしまう。

気づいて戻った時には 既になく、

「ちょうど雨も降ってきたし、私の傘は

(その方にとって)都合がよかったのだろう」

 

お客様(ご年配男性)より

カメラの落とし物がなかったか問われる。

防犯カメラの設置、

忘れものチェックもしており、

こちらではお預かりはない旨を伝え、

トイレ等 共有部分の

お問合せ窓口(お預かり先)もお伝えしたが、

後日 やはり見つからなかった とのこと。

「カメラ(本体)はいいのだけれど、

中に7年分の写真データが入っていて・・・」

忘れられない辛い話。

 

自分のものでないものを

軽い気持ちで盗っていく・・・

置いてある傘など 盗っても

そうそう捕まらないだろう。

が、その品が その人にとって

かけがえのない大切なものである可能性も。

忘れ物が戻ってくる世の中になるといいな・・・

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第4109話 ともぐい

2024年06月25日 08時00分00秒 | Weblog

猟師のお話? 予備知識なく、

その時、そんな気分のタイトル で。

もし、あらすじを知っていたら

自分から 手にとらなかったであろう

河﨑秋子著「ともぐい」。(との出会い)

 

血と生臭い匂い。

自分に経験のない描写が 冒頭から続く。

こんな時、物語の世界に ズボッと

落ちる瞬間を待つ。

人里へ(第二章)赴くと、ズ ボボボボ

静かに 少しずつ沈んでいく感覚。

 

主人公・熊爪は

山で生きる術 は知っているが、

街で人と共に生きていくことを知らない。

教育を受けていないから。

これは 極限状態、

アドレナリンが出てるから?

そんな熊爪も

人と共に生きることを選んだのだから。

無骨(意味に反して骨が無いって書くの、

不思議)で 動物的な熊爪を

受け止めようと進んだ先に訪れる結末。

底知れぬ沼地から浮上できず、

まとわりつくものが重い。

 

※(私が)読めない漢字が多く、

もっと 漢字にルビをふっていただけたら!

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第4108話 麺屋NOROMA・NOROMANIA

2024年06月24日 08時00分00秒 | Weblog

おいしいラーメンを探して・・・

食べ歩き(ここに記録)を始める前に

偶然、行列ができているのを見かけ、

その真相を知りたくて並んだ

奈良 京終(きょうばて)にある

麺屋NOROMA。

 

なぜか 当時 (ここで)

食レポ発想(書く)に至らず、

今となっては

あの時、どう思っていたのか

思い出せない。

 

近鉄電車 大和西大寺駅 構内。

そんな私の目に飛び込んで来た

麺屋NOROMA 3号店「NOROMANIA」

息子(若者・こってり大丈夫世代)は

「うますぎ」

私(あっさりが体にやさしい世代)には

「濃厚」

ジェネレーションギャップ感じる第一声。

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第4107話 別邸 和鹿彩

2024年06月23日 10時00分00秒 | Weblog

2度目の 奈良町家「別邸 和鹿彩」は

最上階(4階)だけあって

全貌ではないが

東大寺と若草山をのぞむお部屋を

二間続き(天井が高い)。(贅沢)

 

昼の顔を見て 踏みしめ歩いた

若草山(第3989話)の緑 が 茶色に。

山焼きビフォーアフター ww

お部屋を 区切れるパーティションは

自宅のリフォーム時に採用したい。

 

露天風呂 も

(パパと息子がこもりがちな)トイレも

ふたつ あるという余裕!

父子、ふたりの心の距離のように

離れて在るのが、いいね ww

(私は大浴場派)

 

前回(第3035話)同様、

夕朝食付き。

お食事処では スタッフの

笑顔と言葉のおもてなしを感じながら

奈良にちなんだもの をいただく。

 

前回同様、お部屋に飾ってあった

笑う鹿のポストカードを

チェックアウト時にプレゼントいただき、

自宅に飾っている。

お持ち帰りOKの巾着袋と共に

(形に残る)旅の思い出。

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第4106話 よう実 2年生編5

2024年06月22日 10時00分00秒 | Weblog

小説「ようこそ実力至上主義の教室へ」

前回(第4097話)無人島試験編

1~4.5巻までを突破し、

第5巻「満場一致」特別試験。(神巻)

 

試験開始後は ずっと心臓をにぎられたまま

読み続けなければならない状況で、

ここで スッキリ

かと思いきや、もうひと波乗り越えなければ

いけない感情のうねり。

 

読後の熱を帯びた体とゆるやかな疲労感の中、

様々な価値観を持った 多様な人種が集まる

学校とは つくづく面白い場所だな と。

 

今は 進路でも 多様な選択肢があり、

必ずしも 教室の中に身を置かなくていい状況が

整えられているのだけれど、

ずっと ひとつのクラス(教室)で

過ごさなければならない「制約」の中から生じる

かけがえのないものとの出会いは、

ひとり(自分)の中だけでは

たかが知れており、

人と人との間だからこそなのだと・・・

 

満場一致試験がもたらす痛みとは

ほど遠い感想を抱き、

あの頃に戻りたい。やり直したい・・・

実現不可能なことを願ってしまう。

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第4105話 分かち合うふたり

2024年06月21日 08時00分00秒 | 読む(漫画)

児童養護施設。少年院。

私の知らない世界を読む

漫画「零れるよるに」

 

DVを受けていた よる(主人公)は

児童養護施設に保護される。

周囲に馴染めずにいたよるを

守ってくれたのは同い年の 天雀。

苦しみを分かち合う二人。

よると天雀の暗闇に 光は射すのか?

物語を追いながら 心の中に

浮かぶ「考えさせられる」こと。

 

漫画「ちよにやちよに」

中学三年の秋。

両親が離婚した梓とクラスメイトの樹。

ふたりは一生の絆を誓い、

それを貫いていこうとする。

永遠の絆とは何か・・・

不変であることに挑む ふたりの物語。

 

作品は完結しているようだが、

私は最後まで読み終えていない。(道半ば)

大人になって

不変であることの難しさを知るがゆえに

不変であることを信じたくもあり、

変わっていくことを、変わってしまうことを

許したくもあり・・・「考えさせられる」。

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