第1453話 千と千尋の神隠し

2017年01月31日 06時00分00秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の不思議な魅力にとりつかれ、

繰り返し何度も見ている。

まさに 今きてる。 

なんだかよくわからなくて・・・ ? だったのに

そのなんだかよくわからない世界にはまっていく感じは底なし沼のよう。

魅力の底をはかりかねている。

 

わかりやすい より わからない

謎を残している方が繰り返しに耐えるのか・・・

作ろうと思えば、主要な登場人物の数だけスピンオフが作れるだろうが、

すべてくっきりしてしまうと底が透けて見えてしまうわけで、

なんとも奇妙な世界のままで。

 

世間より随分遅咲きなタイミングで アカデミー賞受賞をかみしめている。

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第1452話 憂うより聞くの難しさ

2017年01月30日 06時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

目に涙をためて 「もうママはいっつも俺の話をきいてくれない」 と

息子が言う。 それは、かつて私が母親に思い、放った言葉とまったく同じで・・・

母親はどうして子どもの話をきくことができないのか 振り返る。

 

息子いわく「え、なんて? もう一回言って」も多いらしい。

普通の顔をして立っているにもかかわらず、

心ここにあらず、な時間がかなりある ということ?

息子の言葉が届かぬほど 頭の中を占めている問答は何か・・・

それは、その時々に色々あるけれど、

これからどうしようか? 家事等の段取りを考えてたり、

息子の行動を見て、これからどうなるのだろうか? 心配したり、 

未来に思いをはせている時もあれば、

過去(といっても遠い昔の話ではなく過ぎ去った直近のこと)を引きずり、

職場等の悩みに悶々と浸っていたり。

 

今時ママは、ひとりでこなさなくてはならないもの多く、

たえず時間に追われ、情報に押しつぶされそうな子育て環境。

気持ちの切り替え下手も影響し、体より心がせわしなく、

子どもの話をきく余裕を失ってしまう。

未来に、過去に振り回され、今を生きることの難しさよ・・・

 

「早く起きなさい」「宿題しなさい」

息子の話は聞かないのに、

息子に聞いてもらおうだなんてそんな都合のいい話。

こちらの「勉強してほしい」もそろそろ聞いてもらいたい、

彼の話を聞いて 良好な親子関係を築きたいものである(笑)

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第1451話 スペシャルあげパン

2017年01月29日 05時09分02秒 | 子育て・「おママごと」

毎年1月の下旬、1年に1回しか登場しない

特別な給食メニュー、ココアあげパン。

昨年は、息子が元気に登校できる体調にもかかわらず、

学級閉鎖(小学校にも学童にもいけない状態)となり、

ココアあげパン配給日翌日からの登校。

自宅からココアあげパンに思いをはせたあの日・・・

 

ついに、1年の時を経て、(献立表に) ココアあげパン登場。

過去のトラウマ。 支給日前日まで気を抜けない。

3学期に入り、息子が少しでも咳込むと風邪の初期症状ではないかと

せいのつくものを用意し、クラスの欠席人数を追っていく。

ココアあげパンまであと3日、「今日は何人欠席してた?」「2人」

ココアあげパンまであと2日、「今日は何人休んでた?」「3人」

今年はいけるかもしれない。前日を迎え「今日は何人?」「2人」

いける! 「よかったな~ 明日はココアあげパンや。ヤッター」

ようやく迎えた当日の朝「今日はついにココアあげパンの日やろ。早く起き」

目覚まし代わりにその名を使う。

そして、その日の夜「どうやった? ココアあげパンは?」

「最高にうまかった」 1本のココアあげパンに、最高の笑顔。

どうか来年もココアあげパンを食べれますように・・・心から願わずにはいられない母親。

 

給食(メニュー)のよしあし、欠席者の残りものじゃんけん、

お昼ご飯の一喜一憂がその日の運をはかり、幸福度を高める あぁ小学生時代。

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第1450話 残業文化との仁義なき戦い(後編)

2017年01月28日 05時53分46秒 | Weblog

振り返ると・・・

私の20代は残業三昧、自宅と会社との往復だった。

30代で結婚、出産を経験し、共働きママとなったが、

夜遅くまで預かってもらえる保育園環境に、(集中して残れない分)

毎日1時間から1時間半平均して残り、

息子のお迎えはいつも19時半をまわっていた。

小学校入学後もしばらくそんな生活を続けていたが、

息子のために一念発起。

残業しなければならない時以外は定時あがりを心がけるようになったのは、

ここ1、2年のこと なのだが・・・

 

これまでどれだけ残ってきたか総残業時間ではなく、

近況でイメージ一変、意図も簡単に「いつも早く帰る奴」という烙印。

残らないことが悪 がごとく、声もかけていただけない(笑)

有休をとらずに毎日出勤、朝早く出社することで、

他の課員と差が出ないよう行っている 全体としての在社時間調整も、

各業務の前倒しスピード処理化も、お昼休憩時間の短縮も、

自宅での取り組みも 功を奏さず。

痛感したのは、評価基準が業務内容ではないということ。

この考え方の開きは縮めようがなく。

私は気持ちを お天道様 に切り替えた。

働く女性としての立場。子育てママである立場。

通勤にかかる時間や年齢、家庭状況に親の年齢。

誰も私と同じ立場になることはないのだから。

理解を得ようとするのではなく、天の神様に従おうと。

誰に理解されなくとも 与えられた目の前の業務に集中して懸命に、

お天道様に恥じなければ、それでよし と。

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第1449話 残業文化との仁義なき戦い(前編)

2017年01月27日 02時40分00秒 | Weblog

仁義とは・・・? 

悪しき日本の残業文化と無関係ワードだが、

あると、なんとなく容赦ない感がそこはかとなく漂い、

ただ、なんとなく格好いいという理由でタイトルに入れる(笑)

実際には、仁義なき戦いというより「冷戦」(笑えない)

 

そもそも 定時退社の概念がなく、早く退社しようという気合いも感じられない。

共に残っている、この状態こそ チームの結束力 と見る「運命共同体思想」。

労働時間の長さ、この数値こそ いかに社に身を捧げたかを見る「評価基準」。

このしがらみと自己PRタイムの法則により、

定時退社者はチームの輪を乱す者、やる気がない者と判断されがちなのだが、

その 毎日残業、本当に必要ですか? を考えたい。

 

ちなみに 私は 毎日定時あがり推奨者でも、

職場の拘束時間はすべて給与に反映は当然 の権利主張者でもない。

中間管理職の共働きママである。

私がなぜ冷戦に陥ったのか その背景を説明すると・・・

小学校学童の閉所時間は18時。 保育園時代は残業できていたのだが、

残らなくていい時はなるべく早く帰りたいと思うように。

朝早く出社して息子のお迎えに間に合うよう自己調整を行っているが、

定時で帰る = 業務負担が少ない・余裕あり という認識になるらしく、

結果、担当業務が増えていく。

「あの人は後輩に託して早く退社している」と言われたくないので(笑)

結果、ひとりで抱える。

そんな私の状況に関係なく、学童は容赦なく18時には閉まるので、

どうすれば定時であがれるのか? をひたすら考えている者である。

 

毎日何かしらのタイムリミット(締切)とのたたかい。

勤務時間中、濃度の高いパフォーマンスを繰り広げた場合、

実際、9時5時の8時間労働でもぐったり ヘロヘロになる年齢。

人間の集中力と体力を考えると、

毎日残業できること事態 おかしいのではないかと思い始める。

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第1448話 鈴虫商戦

2017年01月26日 04時41分19秒 | Weblog

ひとつの素材をどう料理するか

同じ素材でも味付けを変えるだけでまったく別もの、

飽きのこないもの となる。

ということで、一粒で3度美味しい「鈴虫寺」話に挑戦。

(鈴虫寺3部作は第1445話、第1447話、第1448話)

 

最初に鈴虫寺を訪ねたのが、私がまだ働く前、大学4回の頃。

働いたのちに伺う鈴虫寺はひと味異なり、

今回訪ねて思うのは、人気のあるお寺とないお寺の違い。

 

わらじを履いたお地蔵さまがいらっしゃる、

一年中 鈴虫の音色をきくことができる という「他との差別化」

正式名称は、妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)だが、

その特徴が愛称となって親しまれる「愛称(別名)化」

思いのままに参拝するのではなく、

鈴虫説法をきいてからお参りするという「システム化」

このシステムにのっとる形で 訪ねてすぐ入ることができず、

受付前で並ぶ、行列ができる を生む。

鈴虫説法があることで お寺(建物)と参拝者の関係ではなく、

人と人、コミュニケーションを介する関係の「親密化」と

知ることで よりその効果を信じることができる「有り難き化な」

 

四季折々、変わらず鈴虫の音色をきくことができる環境整備に

28年もの時を要したというが、

その甲斐あっての繁盛・・・否、ご盛況ぶりである。

 

話は大きくそれるが、「電子レンジ」という名詞から生まれた

「チンする」という動詞の普及率に私はいたく感動している。

別名がある浸透力・・・あなどれない。

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第1447話 終わり良ければ総て良し

2017年01月25日 03時03分52秒 | Weblog

鈴虫寺に参る際、混雑状況等 事前にホームページで確認したのだが、

中にこんな文章がある。

 

幸福地蔵菩薩様にどんな願いをなさるかは、皆様それぞれかと思います。

しかし、ご自身だけではなく、皆様が幸せになるお願いをなさってください。

 

みんなが幸せになるお願い事かぁ・・・

鈴虫寺から帰ってきた日、他の方はどうなのか

その体験談を検索すると、中にこんな話があった。

 

つきあっていた彼との復縁を願った場合。

その元彼に既に新しい彼女がいた場合、あなたの願いは彼女にとって

不幸をもたらすものとなるため、みんなが幸せになる願いにあらず・・・

ならず の方式。

 

この場合、一見 叶わなかった者 になるが、

結果として、別れた彼とのご縁がなかっただけで

自分にとってまだ見ぬ別の男性こそ真の愛を誓う方、 

長期的に見ると、なるようになる わけで?

そうなると、最初の「みんなが幸せになる願いをなさってください」

が非常に深い意味を持っているわけで(笑) 面白い。

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第1446話 充電期間

2017年01月24日 20時00分10秒 | Weblog

実際行ってみると一日一善ならぬ、一日一話のハードルの高さに萎える(笑)

 

お誕生日おめでとうメールがお店やメーカーからがほとんどだけど、

ないと もっとさみしい日に・・・登録しててよかったな とか。

極道×ヘルパーの斬新さに期待し、DVD「任侠ヘルパー」を借りたけど、

怒号飛び交う がっつり任侠もので・・・思っていたより笑えないな とか。

冒頭の、

「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた」

文中の、

「いつの間に、私は人間以外のものと結婚してしまったのだろう」

が気になり、読み始めた 本谷有紀子著「異類懇意譚」だけど・・・

読後、感想が書きづらいな とか。

 

アウトプットするためにはインプットが必要で。

インプットしたとしても アウトプットできるとは限らなくて。

語るに及ばない とるに足らない 毎日の中から

何かキラリと光るものを見つけた時

自然と書きたい気持ちがわいてくるものだから・・・

毎日休まず、と無理せずに、週休1~2日のペースがいいのかも と。

もうそろそろ ひとやすみ、ひとやすみ なタイミング(笑)

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第1445話 鈴虫寺(妙徳山 華厳寺)

2017年01月23日 20時52分58秒 | Weblog

最初に訪れたのは、大学4年生の時。

今回、2度目の参拝となる 鈴虫寺。

 

参詣の受付を済ませ、鈴虫がなく書院へ。

用意された茶菓子のお心遣いが嬉しく、

甘い「寿々むし」とあたたかいお茶に ほっこり。

ありがたさに お寺と私の、距離が近づいていく。

喉も潤い、ひと息ついたところで 説法が始まる。

心を傾け、共に笑う和やかさに

よりよく生きたい浄化を味わい、

いよいよ お守りを手に わらじをはいた幸福地蔵様のもとへ。

叶えていただきたい願いを ひとつだけ 唱える。

 

幸福お守りもさることながら 日々の心の持ち方を説いていただき、

実践が私の問いに対する答えにつながるよう 祈るばかりである。

3度目の訪問は願いが叶い、お礼参りであったらいいなと思いつつ、

先に期待を持って過ごせることが 何より嬉しく、

この期待感をいただけたことに心より感謝したい。

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第1444話 有馬温泉 鴻朧館(こうろうかん)

2017年01月22日 18時55分18秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

私好みの宿、有馬温泉 月光園 鴻朧館(こうろうかん)。

 

海に近いお宿は食事に鮮度が優先され、

素材そのままのよさを味わうものが多いのだが、

私は山中にあるお宿の、料理人のひと手間感じる会席料理が好きなタイプで。

鴻朧館はスタイリッシュか、デザイン性が高いのか 問われれば、

昔ながらの旅館(部屋)で 普通 と答えるしかないのだが、

視覚も味覚も楽しませてくれる夕食を求め、

四季折々に泊まりたくなる。(夕食ブュッフェの利用はなく、京会席を評して)

館内も広すぎず。(ごめんなさい)

敷居も高すぎず。(ごめんなさい)

私にとってなにもかもほどよい宿・有馬の鴻朧館。(褒めてます)

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