第418話 大皿vs小鉢

2012年01月30日 05時45分30秒 | Weblog

私の悩みベストテン! 同じく堂々の第3位は?
夫が一汁三菜派であること。

お鍋に、粉もん、鉄板焼きに(息子が大好きな)カレーライス・・・前から
切って煮る、混ぜて焼く、切って焼く、当分イケる(笑)・・・の簡単料理。
大皿でドン、ワンディッシュでボン。
どれも戦場にふさわしい料理(←前話参照)なのだが、
主人がテーブルの上の大皿料理を見て、「で、今日の晩御飯は?」と問う。
・・・これのみですが、なにか?
料理も見た目。小鉢で美しく出てくるのが食欲をそそるらしい主人。
味噌汁好きの私はかなりの頻度で作るのだが、(主人はおすまし派)
主人がご飯とお味噌汁に一品(焼き物など)を食す息子を見て、「武士みたいやなぁ」と笑う。
・・・飽食の時代だからこそ、この質素(粗食)が体にいいことを御存じない?

以前は、意地でも一汁三菜にこだわり、自分で足らない二菜(または一菜)を足す(作る)
主人の姿に気分を害していた時もあった。
外食先で○○御膳など頼んでは、少量盛りつけられた小鉢がたくさんに御満悦。
「外食だと食が進むわぁ」とはずむ主人に、
それって一体、どういう意味ィ?? と笑いに昇華できるほど図太くなった。

が、
食は大事だし・・・やはり気になる一汁三菜。
『女子栄養大学のカフェテリア カンタン今日のごはんはこれで決まり』(著・小笠原章子)を購入。
私だって料理上手な女性になりたい。綺麗にもなりたい。では、早速と・・・
「お米をビタミンB1などの栄養素が無理なく摂取できるっていう胚芽米に変えていい?」
「白米でないと絶対、嫌」と主人。何にでもこだわり強すぎるねん。
譲歩しようよ、譲歩!!

追伸。
驚いたのは、一汁三菜へのこだわりだけではない。
同じものを連続して食べない。カレーライスは一夜限りだ。翌日のカレーがまたおいしいのに?
結婚した当初、4人家族(実家)の分量で作ったら嫌がられた。
ご飯は晩に炊きたてがくる回転になっており、
お味噌汁も翌日に残らないよう600ccで作る・・・あぁ、しんど(笑)

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第417話 優先順位の違い

2012年01月30日 04時20分15秒 | Weblog

私の悩みベストテン! 第3位は?
夫が食より掃除、なこと。

保育園に迎えに行くと、いつも「お腹がすいた。何かないの?」と言われる。
(よくないとは知りつつ)とりあえずのつなぎに今日一日保育園頑張ったご褒美のおやつ。
帰宅してすぐ用意にとりかかるが、
「まだ? もう我慢でけへ~ん」とせっつかれる時もあれば、一緒に遊んでと絡まれることもある。
「もう少しでできるから、もうちょっと待って」
「もう、嫌。ママなんか大っ嫌い」のやり取りを繰り返し、どうにかこうにかドタバタ仕上げる晩御飯。
保育園で過ごしたストレスからくる甘えと食欲を一刻も早く満たすため、
帰宅後は戦場だ。(←ここの部分を知らないパパ)

一連の闘いが終わった後、(←いつもこの頃合いがずるいパパ)
息子が遊び食べ(あれだけ急かしておきながら、片手間に食べる息子)している時に帰宅するパパ。
まあ、今日はパパも一緒に食べて一家団欒幸せの図・・・かと思いきや、
台所に残る洗い物を見、「料理は作るまで(が料理)でなく、洗い物をして片づけるまでを料理と言う」主人である。
おもちゃ散在、荒れ果てた部屋の中を見、「汚い」と言い、
フローリングに落ちている私の長い髪の毛を見、「どうしてこんなに髪の毛が抜けるんだ?」と怒る主人。
帰宅後、のっけから小言の開始・・・ご飯そっちのけで片づけ始める。
息子が一所懸命描いた絵(一見ゴミ風味だが、母はそれを大切なものとして知っている)
を怒りに任せてパパは不要と判断、丸めてクシャクシャ・・・あぁ、息子激泣き。

夫の理想は、ホテルのチェックイン状態、モデルルームのようなスタイリッシュ空間。
綺麗にするまでは、たとえお腹が減っていたとしても食べることを優先せず、清掃第一主義の主人。
晩御飯を洗い物音をBGMに食べ、またある時は、掃除機の音をききながら食す・・・
この不快! 価値観の違い!! 私なら、絶対、家族と共に食す方を優先するわ!!

追伸。
この主人との不毛な戦いに終止符を打つべく、今『人生がときめく 片づけの魔法』(著・近藤麻理絵)を読んでいる。
「祭り」決行日を検討中♪

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第416話 暖簾に腕押し

2012年01月29日 08時01分19秒 | Weblog
本当に深刻な悩みというのは書けないものだ。
まずは、第5位くらいから・・・私の悩みベストテン! 第5位は?
夫が親戚づきあいをしないこと。

祖母が亡くなった時にも触れたが、
私はお盆、お正月などの折には親族一同が集まる家庭に育ち、
家族揃ってとる食事、一家団欒が何より大切なことだと信じている。
もちろん大きくなるにつれ、長期休暇の間に(家族だけならまだいいのだが)親族行事があり、
身動き(旅行などの遠出)できないのは辛いと思わないでもないが、
祖父母が楽しみにしていることを思い、優先してきた。

結婚して
お正月、主人側のご挨拶を先に済ました後、私の実家へ・・・は、嫁ぎ先をたててのこと。
問題は、私の母の妹の家に行くこと。
これも我が実家の恒例行事で、長男の嫁としてお正月嫁ぎ先で頑張った母が、
妹の家に行き、逆におもてなしを受けるという母にとっては息抜きコース。
妹の家に行くというと不思議がられるかもしれないが、
母方の祖父母はすでに亡くなっているので、母の実家帰省の名残りなのである。
父も長年続けてきているので、義理の妹のだんな様とお酒を酌み交わしながら仲良くやっている。
そんな光景を見て育ってきた私に主人が自分の考える親族とは、祖母、父母、弟の二親等範囲内だという。
365日のうちのたったの1日、我慢してくれてもいいではないか。
結婚して5年、一度も訪問していない主人に対し、
私の弟は奥様のお姉様ご一家と年始年末カウントダウン旅行に出かけるほど馴染んでいる。
父や弟と比較するわけではないが、2人とも緊張してぎこちないところから時間をかけ、築き上げた居場所。

結婚して、家族が増えるとはどういうことなのか。
私の家族も好きになって欲しいではないか・・・伝わらない思い。
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第415話 面食らう

2012年01月22日 11時17分28秒 | Weblog
「パパ、ごましおにしたろか」

あのな(前話参照)で
子供らしい一面を見せながら、
不意にミナミの帝王でも言わないくらいのことを言う。

ごましお・・・って、その恐ろしさにおののく。
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第414話 ヘビーローテーション

2012年01月21日 09時48分43秒 | 子育て・「おママごと」
あのな、
今日な、
K君(←自分のこと)な、
あのな、
保育園でな、
あのな、
M君とな、
あのな、(あまりの長さに目をそらすと)
もう、ちょっと!
ちゃんときいてって!
あのな、
ほんでな、
あのな、
あのな、(ひたすら、あのなの先を待つ)
先生にな、
あのなぁ、
怒られてん。(←不意に重要なことをいう)
「なんで怒られたん?!」
ん? お昼寝の時間、寝ぇへんかったらやで。(悪びれもせず、さらっと回答)

あのな、まわりくどいわりには結構な確率で大したことのない話。

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第413話 歯に衣きせぬ

2012年01月16日 21時10分03秒 | 子育て・「おママごと」

今年は辰年。息子に干支の説明をする。「Kはいのしし、パパが戌で、ママは・・・」
「違うで。パパはブタやで」
それって・・・見た目?

「I先生ってどんな先生だったっけ?」
「ん? あの顔の長い先生」
伝わったけど・・・ちょっとかわいそう。

電車に乗っていた時のこと。
息子「ママ、あの人見て。 めっちゃ、ふくらんでんなぁ」
身の危険を感じ、おじぎする。

※ちなみに息子から見た私の干支は・・・というか動物(イメージ)はウサギらしい。(なぜかちょっと嬉しい)

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第412話 美しき受験生

2012年01月15日 05時34分43秒 | Weblog

冬の風物詩、大学入試センター試験。
毎年この時期、センター試験(に向かう受験生の映像等)がニュースとして流れ、
あの美しき受験生のことを思い出す。

その昔、試験監督(のアルバイト)をする。
仕事としては問題の配布や解答用紙の回収などあるが、
監督という名のごとく不正防止の目的もあり、試験中の巡視も重要な任務だ。
受験生の背中を見ながら、人によって問題の解き方は様々だなと思ったが、
その人は何から何まで美しかった。

まず、「解答始め」で他の人と違う雰囲気を醸し出す。
他の人が問題を解き始める(制限時間内にという前傾姿勢になりがち)のであれば、
その方はゆったりとすべての問題に目を通す。(すぐに取り掛からず、全体像の確認から)
決して彼ばかりを見ていた訳でない。
数科目の繰り返しの中、巡視のカット映像をつなぎあわせて見えてきた彼のリズム。
儀式のような彼の解き方には独特のオーラがあった。

試験終了後、なぜか彼が最後まで部屋に残っている。
我々監督者は忘れ物のチェックや会場の片づけもある。
退室をお願いするため、一声かけなければいけないのかなと思う頃会いに
ようやく立ちあがり、一礼をした。
「本日はお世話になりました。ありがとうございました」
そんな気持ちが伝わる試験監督を含めた会場への一礼。
その所作の美しさに・・・忘れられない光景である。

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第411話 親バカ親

2012年01月11日 06時48分54秒 | 子育て・「おママごと」

7月3日、
息子の4歳のお誕生日に72色の色鉛筆をプレゼントした。
(お誕生日とぴったりの73色は端数なのでなかった。残念)
ここからしばらく、息子、虹色時代に入る。
塗り絵(原稿)に自分で虹色の縞模様を作って塗っていく画風が流行った。
虹色の象に虹色の家・・・天才かと思った。(親バカ)

その後到来したのが、白黒時代。
私が愛用しているゲルインクボールペンがあるのだが、いつもそのペンで描きたがる。
バスを描いた時のこと。
バスの下に 黒く薄い雲のようなものを描いている。
これは何?と尋ねたら、影だという!
この歳で影の存在に気づくなんて・・・天才かと思った。(親バカ)

新幹線や車から始まったお絵かきだが、ここ最近は人物画にはまっている。
主に家族の肖像画。
眉があり、鼻があり、手もある。
ママは胸にお花の模様、パパと自分はお腹に車の模様。
女の子はお花で、男の子は車(模様)らしい。
いつもの家族画の周りを四角く囲って、両端に何やら描いてある。
これは何? 写真を持っている手だという! 天才かと思った。(親バカ)

電車を見ているママ(私)と自分の絵を描いてくれた。
パパはいないの? あ、そっか。
さらっと描き、戻ってきた絵には電車の下からのぞく足だけ。
電車の向こうにパパがいるのね!
心の距離をあらわすかのようなこのパパの不在感!! 天才かと思った。(親バカ)

息子が塗り絵や絵を描くのは、紙とペンだけを用意した私の放置育児のせいかもしれない。
息子が描く間そばについているわけでもなく、これ幸いと夕飯の支度などをしていた。
鉛筆の持ち方がおかしいことに今頃気づく。
いつも描いている息子の後ろ姿しか見ていなかった・・・しまった。(親としてバカ)

「お父さん(指)とお母さん(指)で描こうね。・・・描いてる?」
ただいま鉛筆の正しい持ち方矯正中。
一度ついた癖を直すのは難しい。好きなお絵かきを嫌いにならないよう注意している。

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第410話 2012年の計 辰

2012年01月06日 21時37分31秒 | Weblog
ほっとした時に病気になるもの。
年末年始は家族で風邪リレーとなった。
どこにも行けず、近場の住宅展示場で初夢を見る。
「素敵(な家)ですね。こちらでおいくらですか?」
「7千万円です」
のけぞった。
今年中にどうにかできるような問題でもない。長期計画で行こう。そして・・・
7千万円(土地代除く)は無理だ。身の丈にあった妥当なものを探そう。

一年の計は元旦にあり。
今年は何をしようかと考えているだけで元旦をとうに過ぎた4日。
世界仰天ニュースで「ガンと闘ったパパ。家族に残したメッセージ」を放送しており、
「パパの28のルール」が紹介されていた。
昨年度末、俳優・入川保則さんが亡くなり、通夜で本人録音の挨拶とあった。
女優・田中好子さんの告別式には本人最後の肉声メッセージを流した。
が、現段階で私が肉声で残すのは備え過ぎになりそうでちょっと怖い。
文章で残す。 これがいい。 今年は息子に贈る言葉を考えてみようと思う!

ちなみに、私は息子の写真を撮るのがとても下手。(我が子の笑顔に見とれてしまうから・笑)
写真は少ない。撮る暇惜しんで書いている?
書いている間は息子も家事もほっぽらかし。
息子にとっては迷惑な趣味だが、息子に贈るつもりで書いているところがある。
1年かけて贈りたいものに挑戦してみようと思う。

※書きながら思い出したが、メッセージといえば・・・
年末年始休暇中の(職場の)録音メッセージを私が吹き込んだ。
気になってこっそり職場に電話し、途中、留守番メッセージを聞いてしまう。
私の他に誰かこの声をきいたのかしら?
もう仕事始めだから、安心してカミングアウト(笑)
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第409話 福袋

2012年01月05日 11時08分12秒 | Weblog

マンションに住めば、一軒家に憧れる。
友人に持ち家のよさをきけば、マンションの方が楽だとアドバイスを受ける。
が、夢のマイホームとやらに興味津々。行ってきました住宅展示場!
新春に、いい夢 見ました。
新築戸建ての広さ、収納力にうっとり・・・だったのだが、興醒めの出来事が。

駐車場に停められた車、後部座席いっぱいの福袋!
福袋を置いては、また、会場へ走っていく。 まだ福袋を?
家の前では「福袋、ありますか?」と確認してからアンケート記入。
同時に入室したものの、すぐにその一家は出て行った。 福袋のために?
自動販売機では釣銭口にお金が残っていないかだけを確認する大人。(買うわけではないらしい)
センター受付のテーブルには、
虚偽の記入が発覚した場合、しかるべき処置を講ずる場合がありますとの警告が。
主人が「福袋(来場記念品)目的のためだけにデタラメな住所を書く人が多いんだな。
そんな人が増えると、今後どんどん福袋の質が悪くなるだろう」と。
日本という国は本当に豊かなのだろうか・・・

秋に信貴山のどか村に行った時のことを思い出す。
ピーマン、カゴいっぱいで150円と大特価。
私が最初にすれ違った方は、カゴに平たく一杯。(常識レベル)
次にすれ違った女性のカゴを見て、目を疑った。よくぞそこまで・・・こぼれんばかりに山盛り一杯。(非常識レベル)
私と息子が見にいくと、もうピーマンはほとんど残っていなかった。
あの時も思った。豊かさってなんだろうと。
ここに来た子供たちのためにと愛情込めて野菜を育ててくださったに違いない。
支払うお金は単なる野菜の価格ではない。
普段目にすることのない野菜がどう生るのか?を見、
収穫する喜びを体験させていただく料金も含まれている。
新しいお客がピーマンの収穫にやってきた。
ピーマンがほとんど残っていないこの状態では、カゴいっぱい見つけることなど無理であろう。
主人が「あんなことをする人たちがいれば、今後、入園料だったり価格だったり単価をあげなければ賄っていけないだろう」と。

すれ違った女性は母親であった。
子供は親の言うようにではなく親のしたように育つ、らしい。

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