前話を書いておりましたら、退院時の頃のことを思い出しました。
赤ちゃんの基本姿勢は上半身がW字型、下半身はM字型に曲がっています。
息子は手足をよく下にだらりと伸ばしておりましたから、
気づいた時にはわざわざ腕をW字に直し、
手のひらをつついて「握って。ママの手ぎゅうって」(把握反射)とリクエスト。
弱々しく少し指を曲げただけ。すかすかだったけど、私たちの初めての握手。
3ヶ月前のことなのに懐かしく、ふんわりとあたたかい気持ちになります。
新生児仮死、アプガースコア、脳性まひ、γ-GTP、乳児湿疹、アトピー、ステロイド剤・・・
書籍を読みあさり、パソコンをあけては気がかりをネット検索、調べに調べまくる日々。
このままでは情報に、育児の発見や楽しさが流されてしまう・・・
まとまっていなくても、短いつぶやきでも、残していこう。忘れてしまわぬように・・・
心に溜めていた言葉をここで吐き出した分、気持ちが軽くなる。
構成、時間軸関係なしにとりあえず綴っていこうと。て、ことで以下。
「心を強くするには、どうしたらいいんですか?」
どきっとした。我が子にこんななぜなに質問をされらどうしよう。
「それは、たくさん涙を流すことです」
ほ~。
「」内はNHK番組「クインテット」で見た
シャープ君の質問、スコアさんの答え(私の記憶より)。
幼児こども向け番組、あなどれません。実に、楽しい。
「おなか、いっぱい いい気持ち~♪」(NHK番組「クインテット」より)
「明日が迎えに来るよ。夜を飛び越えて~♪」(NHK番組「おかあさんといっしょ」より)
素敵なフレーズいっぱい。
「おにぎり、にぎにぎ♪」(NHK番組「いないいないばあっ!」より)
ふと、口ずさんでいたり。
「どどど、どどど、どどど、どど」(NHK番組「にほんごであそぼ」より)
耳に残って離れなかったり。
結構、はまってます。
息子ですか?
彼はまったく見てません(笑)この時間、なぜかいつも寝ぐずってはります。
子守唄ですか?
私の「ぐるぐるぐるぐる どか~ん♪」とはしゃぐ声(NHK番組「いないいないばあっ!」より)
まあ、彼は眠れず、激怒りですけど。
第154話は「体内革命」と題し、妊娠安定期の話を書く構想を練っていましたが、
私自身が不安定期のため断念、少し渦中の話を。
難産の影響は私にではなく、息子に出ました。
息子は長時間分娩の疲労から体の各機関の足並み揃わず、
肝臓が少し遅れてゆっくり働き始めたようです。
のんびりでもいい、働いてくれればいい・・・
通院日、もし検査結果が悪ければ再入院です。
真夏、新生児期の通院の苦痛と一緒に家に帰ることができるのかどうかもわからない不安、
いつもぴりぴりしながらの通院でした。
生後2ヶ月を過ぎ、ようやく黄疸値も下がりすべてが正常値圏内に!
家にいる時は相変わらず1時間毎の授乳(というよりは格闘)。
体の疲れはたまっているものの、最初の3カ月はみんなそう。
半年を過ぎてからしかわからない症状もあるというが・・・
それでも、心配事が一つ減った嬉しさにほっとした矢先のこと。
隣りが改装工事をするという。2ヶ月半も!
息子は寝つきが悪い。寝ない。
なけなしのおっぱいでようやく寝かしつけたと思った瞬間、隣りからのドリル音。
息子、大泣き。耐えかねて、生後2ヶ月より乳飲み子との放浪・・・
生後3ヶ月、息子がアトピー性皮膚炎(の可能性)と判明。
この月齢ではアレルゲンが特定できないらしい。
「食物アレルギー検査で、もし母乳がダメだったらミルクに変えていただかないと・・・」
睡眠不足に何度も諦めかけ、それでも頑張ったおっぱいを断乳かもか~
ハウスダスト? ダニ? 卵? 牛乳? 衣服?
アレルゲンを特定できない今、すべてが疑わしくなる。
手足の運動が活発になるこの頃、用意したロンパース着れず、
腕足を覆い、手にはミトン。
掻かせない為なら、四六時中でも縦抱っこ。
それでも、私の服に顔をこすりつけた時用に、服は綿もの。化粧はしない。
息子をお風呂に入れる作業を終えると、私は灰になる。
あ、いけない。息子の目を見ていないとハッとする。
見つめるというより、肌チェックしてしまう自身を反省し、明日こそは。
哺乳瓶との闘いを終えた私は現在、騒音をかわしながらアトピーと闘っています。
つきあってます。かな。