このままパソコンに向かい、たまる思いを綴りたいという願いむなしく
息子の泣き声にさえぎられ、たえまないグズグズに流されて。
昨年内に忘年ブログにしたかった内容ですが、ずれ込んで今日。
息子のアトピー性皮膚炎について。
新春早々、似つかわしくない題材をお許し下さい。
(この時点では新春早々だったんですけど・・・
年末から何度も冒頭を変更していましたがあきらめてもうこのままで)
秋から冬へ乾燥厳しく、息子の症状は全身に。
頭・顔・耳・首・手・腹・背中・尻・足・・・肌色を侵食していく赤み。
一ヶ月、一週間、一日の間でも症状はよくなったり悪くなったりの繰り返し。
同じ努力(スキンケア等)をしていても、容赦なく湿疹が出る。
さらに頑張っても、出る。努力が結果に結びつかない。
努力に反してという現実に萎える。
どうして? 何が?
石鹸? 洗剤? 衣服? 布団? 私の食べたもの? 保湿剤?
悪化の原因がわからず、すべてが疑わしくなる。
風呂場で息子の体を洗いながら泣きたくなるが、
泣いている暇もなく、すぐさま息子の体に保湿剤を塗る。
体があたたまると痒みが増す。
大人の腕力をもってしても泣きながらかきむしる息子の手を制止することもできず、
0歳児にこれほどの力があるのかと驚かされる。
敵は手だけではない。足で足を掻く。体をこすりつけて背中や腕を掻く。
授乳中もかきむしる。
眠る直前も、体温があがる。うまく眠れない。眠り浅く、寝ながら掻く。
掻きつかれて眠る。
掻こうとするその手や足を私が制するから授乳でもおむつ替えでも、息子は泣く。
息子が笑わなくなった。
もしかしたら掻くつもりがない手まで私が押さえつけているかもしれない・・・
痒みとストレスで息子のグズグズがひどくなる。
アトピーでなければ、息子はよく笑うのだろうか。
アトピーでなければ、息子はよく眠るのだろうか。
アトピーでなければ・・・。
「お母さんね、何も命にかかわる病気ではないんですから(笑)
ずっとつきあっていかなくてはいけないんですよ。
これから先長いんですから、頑張りすぎず気をぬいて」
鏡に写る自分を見て、いつの間にこんなに猫背になったのだろう・・・
授乳しながらその手を押さえつけることばかりに気をとられ、いつも前傾姿勢。
目の前につきつけられる皮膚症状に一喜一憂。
どう気をぬいていいかもわからず、真っ向勝負。
アトピーとディープにつきあってしまう。
育児、自分の性格を嫌というほど思い知らされる。