休日、どこにも行けないストレス。
思い出すのは、緊急事態宣言前の 一泊二日。
卒業旅行を断念。(第2553話)
我が家にとって、節目の年度末。
なんとかコロナの影響を最小限に、
家族の思い出を作りたい・・・
県内。車で家からお宿の、ドアツードア。
客室は、すべて離れ形式。
大浴場ではなく、家族風呂。
食事は、バイキング形式でなく、
お部屋の隣にある大広間で 我々だけ。
節目の記念に「奈良春日奥山 月日亭」
ここにしよう!
月日亭は、世界遺産に指定された
春日山原生林の中にある。
緑の苔庭に 赤絨毯の回廊が映える。
お部屋につくと、お香の香り。
我々が泊まったお部屋・若葉は、
余裕ある10帖と6帖の2間構成。
床暖房が あったか~い。
床の間、洗面所、お食事処にも 生花。
雨に濡れた春の苔を 後日見返したく、
主人のカメラを借りて 本格撮影。
翌朝、雨上がり
陽のさす苔がまた美しくて・・・
苔の見事さに 感動する私に
共感するどころか 冷ややかなパパと息子。
(ほんと、パパとは趣味があわない)
このテレビもない 時計もない宿で
静寂と雨音を 楽しむことなく、
携帯でテレビを、パソコンでYouTubeを見る父子。
「ちょっとテレビの声 もう少し小さくして!」
(ほんと、パパとは趣味があわない)