ご無沙汰しております。
いつもご高覧、ありがとうございます。
その気持ちを裏切り、これまで更新できずにいましたこと、
心よりお詫び申し上げます。
待ちに待った産休、
あれもしたい、これもしたいの構想むなしく、
予定より早く生まれるかもしれないとの先生のお言葉に、
すっかり引きこもり妊婦と化していましたが、いよいよのようです。
正期産範囲内突入の妊娠37週、
いつ生まれても・・・な状況から、いつ生まれるか?!な状況となりました。
どうしようまだ母親になる心の準備が・・・
お腹の子との一心同体ライフをもう少し味わっていたいのに・・・
これが、今の本音で・・・
やっと会えるねの境地ではない自身の不安と恐怖が情けなく・・・
妊婦中に出会った一編の詩を思い出し。
子どもについて
赤ん坊を抱いたひとりの女が言った。
どうぞ子どもたちの話をして下さい。
それで彼は言った。
あなたがたの子どもたちは
あなたがたのものではない。
彼らは生命そのものの
あこがれの息子や娘である。
彼らはあなたがたを通して生まれてくるけれども
あなたがたから生じたものではない、
彼らはあなたがたと共にあるけれども
あなたがたの所有物ではない。
あなたがたは彼らに愛情を与えうるが、
あなたがたの考えを与えることはできない、
なぜなら彼らは自分自身の考えを持っているから。
あなたがたは彼らのからだを宿すことはできるが
彼らの魂を宿すことはできない、
なぜなら彼らの魂は明日の家に住んでおり、
あなたがたはその家を夢にさえ訪れられないから。
あなたがたは彼らのようになろうと努めうるが、
彼らに自分のようにならせようとしてはならない。
なぜなら生命はうしろへ退くことはなく
いつまでも昨日のところに
うろうろ ぐずぐず してはいないのだ。
あなたがたは弓のようなもの、
その弓からあなたがたの子どもたちは
生きた矢のように射られて 前へ放たれる。
射る者は永遠の道の上に的をみさだめて
力いっぱいあなたがたの身をしなわせ
その矢が速く遠くとび行くように力をつくす。
射る者の手によって
身をしなわせるのをよろこびなさい。
射る者はとび行く矢を愛するのと同じように
じっとしている弓をも愛しているのだから。
「ハリール・ジブラーンの詩」 翻訳:神谷美恵子 角川文庫 より抜粋。
弓となる日、母としての誕生を目前に。
気持ち乱れて。いってまいります。
あと、しばらくの無更新をお許しいただければ幸いに存じます。