まずは、一品目。
気になるドーナツの作り方を教えていただきました。
使用材料・分量
もちあわ 1/2カップ
さつまいも 50グラム
りんご 1/4個
片栗粉 3/4カップ(片栗粉の他に好きな粉を混ぜあわせても可)
重曹 小さじ1/2
作り方
①もちあわ 1/2カップを茹でて蒸らしておく
②さつまいも 50グラムを蒸して(レンジでも可)つぶす
③りんご 1/4個をおろしておく
④片栗粉3/4カップ、重曹小さじ1/2、すべての材料を混ぜる
(手で形を作れるくらいの固さに粉を加減する)
⑤丸めて指で穴をあけ、ドーナツ型にし少ない油で揚げ焼きする
ふうちママよりアドバイス
大体の分量なので適当でいいの。
甘みは少ないので好みで黒砂糖などをまぶしてね。
もちあわはきびでもいいよ。
さつまいもの代わりにかぼちゃなんかも。
難有り、有難し。
日薬は徐々に心に効いていく。
花粉にホコリ・・・草木が芽吹く春の舞、寝苦しい夜は続く。
ザリザリと掻く音に気持ちが乱れ、純度100パーセントとは言い切れないが、
アトピーのおかげと思うことが増えてきた。
台所に立ちながら、掃除機をかけながら、おむつを替えながら、ふと思う。
アトピーでなかったらここまでしていたかなぁ・・・
衣・食・住、何を重視し選択するか? すべてに対して意識が変わった。
特に、食。
原材料をチェックし、下ごしらえにひと手間加え、メニューは和食中心に。
だが、この心がけ、なかなかにお金も時間もかかるものだと辟易していた。
そんな折、公園で食物アレルギーの息子さんをもつという彼女と出会う。
「アレルギー用の醤油は高いでしょ。
だから煮物には醤油の代わりに梅干の汁を使うんです。
青魚には特によくあいますよ」
この女性、逃してはならぬ!
メモ用紙を持っていなかったのでとっさにお弁当のお箸に。
「すみません初対面で、しかもおてもとに・・・これ、私のメールアドレスです。
趣味でブログをしているんですけど、ぜひあなたのレシピを公開してもいいですか?」
免疫機能、人体の高度な防衛システム。
異物(抗原)が入ってくると、自分で武器(抗体)を作り、
それを追い出して体を守ろうとする。
本来は異物ではない食べ物(たんぱく質)に抗体が作られ、
自分の体を攻撃してしまう食物アレルギー。
おいしいとついつい食べ過ぎてしまうご飯(お米のたんぱく質)は
切干大根や糸こんにゃくを刻んで一緒に炊くという。
切干大根は戻し汁も入れて炊くと甘みが出ておいしいうえに、
カルシウムも多くとれると。
待てよ。アレルギー用のレシピ、ダイエットにも効果があるのではないか!
産後のママに、メタボなパパに。
野菜嫌いの子どもにもよさそうだし。
あまって捨ててしまいがちな梅干の汁を醤油代わりにだなんて、
なんてエコ。
彼女、ふうちからメールが届く。
『今日、保育園のおやつがドーナツだったので、
もちあわ、おろしりんご、さつまいも、片栗粉、ひえ粉でドーナツを作りました。
外はサックリ、中はモチモチ・・・』
小麦、使わなくてもできるんだ~
小麦高いから経済的だし、体にもよさそ~
アトピっ子だけでなくパパにもママにも子供にも、みんなにいいレシピ。
私だけ教えていただくのはもったいないこと。
このブログで「ふうちの愛情レシピ」のコーナーを設けたいと決意。
また一人、アトピーのおかげで素敵な方との出会いがあった。
難有り、人との出会いに心から有難し。
※上級者向けの補足。
ふうちの場合、お米のたんぱく質を除去するため3~4回精白しているそう。
また、切干大根・糸こんにゃくの他に、
アレルギー食品ではない粟・ひえ・きび・アマランスなどをその日の気分で加えるらしい。