第140話 新婦も思わずイナバウアー

2006年12月31日 00時28分55秒 | 嫁ぐ・「花嫁はブライダルプランナー」

会場のテーブルコーディネートや装花‥すべて新郎新婦のプロデュース!
の光に照らされて、うつし出される請求書の影。
当初の見積書から式後の請求総額の差額は平均70~80万円UP、という。

まあ、これ素敵!なテーブルクロスは@800×人数分。
生ケーキをみなさんに・・・@1500×人数分。
招待状から始まるブライダルアイテムに何度冷や汗をかいたことか・・・
恐るべしブライダル価格。
チャペル式から披露宴へ。
ベールをはずされますか?の問いに、はいと言えば、ベールオフ5000円也。
高砂からケーキカット用ナイフに至るまで花、花、花が高い・・・
せっかくですのでこの会場装花を女性のみなさんにお配りしたいのですが
と言えば、お包み致します作業料が加算された。
人の手、あるところにお金が発生する。
控え室、そこに空気がある限り、時は金なり。
無から有へ、すべてに料金発生×消費税×サービス料。
最終打合せ、手間ひま掛けて、はじきだされた金額に新婦も思わずイナバウアー。

これもサービスに含まれていないの?こんなところにも料金が発生するの?と
人の手と時の高額さにのけぞったが、
まだまだ隙間に隠れた新しいサービス業があるのでは?と
マンパワー高評価産業の未知なる可能性を思うことで、体勢を立て直す。
生ケーキに生花、生きているから高価なのだ。生きてるってすばらしい。
気持ちを盛り上げたこの瞬間、赤字確定である。

チャペルの前で写した集合写真ができあがった。
私たちの式に、こんなにもたくさんの方々が立ち会って下さった・・・
お金で買えない価値がそこに。
出席して下さった皆様からいただいたこの感動を忘れてはいけないなと、
改めて。
CMのようだが、プライスレス。出資ではなく投資だったと、時を経て。

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第139話 1つの体に2つの心臓

2006年12月24日 23時38分36秒 | マタニティーライフ・「さらしな日記」

ご無沙汰しております。
花嫁はブライダルプランナーシリーズを中途半端な形で放置し、
お休みをいただきましたこと、深くお詫び申し上げます。
と共に、
変わらずカプチーノのほころび茶話んをご高覧いただいておりますこと、
心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

このひとつき…
妊娠とチョコレートのう胞の発覚、
切迫流産、お腹の中の子が育つか育たないかわからぬ状況…

このひとつき…
私は、この世の奇跡を知りました。

流産は15%といいます。10人に1.5人。親として、子の生命力を信じ、時が経つのをただひたすら待つのみ。
祈ることくらいしか何もできません。
これから先のいくつきも。

この世に生まれること、

今、生きていること、

心拍を確認できた時の喜び、

私に授かった奇跡、

命こそ、奇跡と呼ぶのだと確信しました。

自らの命を絶つ方が後をたたないとききます。

どうか、今ひとたび、授かった奇跡に思いとどまって下さい。

あなたが今生きている奇跡に比べたら、

あなたの今いる場所はあまりにも小さい気がします。

あなたの今いる場所がこの世のすべてではありません。

私は子に生きて欲しいと願います。

あなたの命こそ、すべてなのです。

私の、私たちのこの世のすべてに

メリークリスマス。

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