今日から一人暮らしが始まった人達が、大勢いると思う。
まずは、おめでとう御座います。楽しくもあり、不安でもあるはずだ。
標記のサバイバルは、親から仕送りを受けたり、アルバイトをしたりして勉強を
している人達を対称とする。
題して、「1000円お好み焼きサバイバル」。
状況は入金日の5日前に所持金がゼロになってしまった場合だ。あとの5日間を
どう食っていくかのノウハウを述べる。
とは言っても、ゼロ円では無理だ。約束事がある。今日からあれこれ揃えていく
なかで、次の物を用意していただきたい。
①1000円 これをキッチンのどこかに仕舞って置く。緊急以外絶対に手をつけない。
②今後、絶対に切らしてはいけない物 食用油、塩、砂糖、小麦粉、マヨネーズ。
③これから腕を磨いておく料理 「お好み焼き」、これを極めておきましょう。
さてどうするか、不幸にも5日前にゼロ円になってしまったら、緊急用の1000円を
使って次の物を買い揃えましょう。たまご20個、牛乳1リットル、キャベツ、もやし、
人参、玉ねぎ、小麦粉は少なかったら補充する。
多分、素人だから1000円でこんなには買えない筈だ。2~3ヶ月の間に情報を集
めておきましょう。一流主婦なら買えるはずなのだから。
これでなにを作ればいいのか。
だから「お好み焼き」を極めておかなければならないのだ。そうすれば、ひとりでにア
レンジ力が備わっていくから大丈夫だ。充分に豊かに食べられるはずだ。
こんなことをしなくても、クレジットカードで、いくらでも買い物が出来るから心配ない。
と思った人は注意しよう。
翌月、5日前に訪れるはずの緊急事態が、10日前に訪れることを覚悟しましよう。
そしてあなたは、多重債務者達と、おなじ思考パターンであることを認識しましよう。
それでは楽しい一人暮らしを満喫してください。
追加 あとね、揚げ物はなるべく作らないで、買った方がいいよ。危ないし、不経済
だから。
3月16日にある町の知り合いを見舞いに行った。
反省、少し遅かった。避難所でかなり寒い思いをさせてしまった。
メールをしたのだが、返事がなかったのも原因しているのと、自治体が小
口の援助物資を断っていたので、ちゅうちょしてしまったのも原因している。
ところで大反省したのは、速めに安否確認のメールをしてしまったことだ。
被災をまぬがれた身内たちには、メールが一番早い連絡手段だったので、
気が付かなかったのだ。
メールは充電できない環境にある人達にとって、迷惑だったのだ。
突然、大量のメールが一度に届くのだそうだ。そしてとぼしいバッテリーが
一瞬で空になってしまうのだそうだ。
少し間をおいて、落ち着いた頃にメールをしよう。
さて持っていった物。
避難所から自宅に戻って、あとかたずけをしている、ということを知ってから
行った。
灯油18リットル。100円ライター。
水15リットル(ダンボールタンク)、水2Lボトル2本、お茶2Lボトル4本。
カップヌードル4個、インスタントラーメン5食(ニッシンのチキンヌードル)以
上お湯だけで済むもの。
御汁粉缶4本、チョコレート500g、せんべい1袋、砂糖1k、(甘い物は脳を
落ち着かせる、だから女性が優しくなる、分かるでしょう。)、しょう油、油、小
麦粉、かつおだしのもと。(牛乳、玉子があればいろんなアレンジが出来る)
トイレットペーパー、ベビー用顔拭き、生理用品、食器洗い洗剤。
持ち帰った物、夏用シュラフ4個(間に合ってしまった、遅かった。)固形燃料
(プロパンが使えた)
忘れた物、 45㍑ビール袋30枚(50枚398円)、牛乳、たまご。(用意して
いたのに詰め忘れた。点検を忘れずに。)
一番喜ばれた物 灯油、水、100円ライター、インスタントラーメン。
以上で買ったものは、ライターと御汁粉と2Lの水2本だけで、あとはみな、
自宅にあったものです。
というより、情けないかな買占めにあって、品切れでした。
つまり、スーパーで、品切れになっているものが、一番必要な物なのです。
なんちゃって。
ボランティアは、全て自前でなければならない。
この意味は、かなり重い。つまり、絶対に被災地の人の分に、手をつけ
てはいけない、と言うことなのだ。
現地の水を飲んではいけない。もらってもいけない。買って飲んでもいけ
ない。
自分が持ってきたもの以外、絶対に口にしてはいけない。寝る所も自前
だ。移動も勿論自前だ。
もちろん帰りのガソリンも自前だ。勘違いしないように、ガソリンは途中で
さえ入れてはいけない、と言うことだから。
昨日のテレビで、ボランティアのオーソリティーが言っていた。「今は来て
もらっては迷惑になる。」
そのとおりだ。そのとおりなのだが、これは全くボランティアに知識が無い
人達に向けての、メッセージだったのでは、ないだろうか。
研修をうけた人達はそのとおりではないと思う。以上を理解できる人達は、
是非とも、もっと早く着て欲しいはずなのだが。ちょっと誤解されかねない
発言だと思われた。
もう一つ、良かれと思っても、絶対に勝手な行動をしてはいけない。
つまり、あなたがなにをするかは、本部で把握していなければならないの
だ。これは決まりだから、絶対に守らなければならない。
たとえば、あなたが百万円の壺を壊してしまったとしましょう。
ボランティアといえども弁償しなくては、ならないのだ。
とにかく各自治体に、ボランティア受付体勢が出来るまで、待ちましょう。
被災地に飲料水を運ぶのに、タンクが無くて探し回っている人達に提案します。
写真はダンボールと、45リットルのビニール袋(0,03ミリ)です。袋は50枚入り
で398円です。ダンボールは20×39×30㎝です。スーパーに行けばもらえま
す。これで計算値は23リットルになります。
水は3分の2ぐらいまで入ります。というより、ぎっくり腰にならないように、加減
して入れましょう。この箱で15リットルぐらいかな。16kgになります。
なぜ15リットルかと言うと、袋を密封するときに、パンパンにしないで、クターッ
とさせて空気を抜いて、ダンボールとの間にすき間が出来ないようにします。
出来るだけ、袋の先端を結ぶようにします。
運ぶ人のことを考えなければ、20リットルぐらいは可能です。
さて結び方ですが、凧糸を使うといいでしょう。ぐるぐる巻きにしてから、折り曲げ
て、更にぐるぐる巻きにすればOKです。
これを応用すると、キャンプに便利ですよ。鍋やヤカンで、水が運べてしまうんで
す。そのときは、スーパーのレジを出たところに有る、うすーい袋を何枚も使うとい
いですよ。
一番重要な鍵を持っている人は、本当は自治体の担当者です。ホームページに
飲料水を必要としている避難所名と住所を載せてください。
水だけでなく、何でも遠慮せずに載せてください。募金も大切ですが、まず落ち着
くまでは運んでしまいましょうよ。
追加します。必ず連絡してから行きましょう。
帰りのガソリンを、途中で調達してはいけません。