スーパーカブのベアリングを交換して、その効果の大きさに驚いた。
更にその安さにも驚いた。部品代は1,000円程度なのだ。
さっそくCBのベアリングも交換してもらったところです。写真はフロント
ホイールです。ホイールを外して持っていけば、カブとそれ程差はありません。
が、CBの方はリヤドラム内も磨いていただいた。細ーい筋が何本も付いてし
まい、新品のシューが全然歯が立たない状態なのです。
すみませんリヤの写真が無いのです。
名人がドラムとシューを磨いた結果がどうなったかと言うと、新品ベアリン
グの効果が加わって、おどろくべき現象が起きたんです。
すみません、リヤドラムで説明します。
ペダルの遊びを、だんだんとゼロに近づけてみたんです。
今までだったら、とっくに「ザッ、ザッ」と、1か所だけ擦れる音が出るん
ですが、しないんですよ。
もうペダルの遊びは5㎜しかないのにです。ドラムが真円で回っているんで
すよ。ポンコツばかり載っている者にとっては、感動もんなんです。
と言うことで、フロントのツーリーディングブレーキが気になってきたので
す。
もしかしたら、左右の二つのシューを、同時にドラムに接触させることがで
きるかも。
もしかしたら、多少のタイムラグがあった方が、「ジワー」とした味が出る
のかも知れないんだけれどね。
ま、「ガツンッ」て味も良いかもと思ったんです。今までもかなりいい感じ
だったんです。その上を狙ってみました。
ひらめいたのは次のとおりです。
左右のブレーキアームを結ぶロッドを気持ち長めにしておきます。
左側のアームを左手で、シューが密着するまで押し付けます。
左手をそのままに保ったままで、右側のアームの頭を左側にギュッと押して
みます。
カクカクと遊びがあるのが分かります。と言うことはつまり、右側のシュー
は、まだドラムに触っていなかったわけです。そうですよね。
何しろ推測で言っているんですから、自分でも不安なんです。
と言うことで、アームを短くすることでこの遊びは無くなるはずです。
「この瞬間に、左右のシューは同時にドラムに接触した」となるはずです。
ね、数学は役に立つでしょ。
ところがドッコイ、このロッドが言うことを聞かないんですよ。
この細いのを回すのが大変なんです。なんでナットを溶接して置かないん
でしょうね。プライヤーで強く挟むとメッキに傷が付いてしまいますよ。
良いアイデアがあるんです。このロッドの太さが、燃料ホースの内径に近
いと思うんです。
まず、ロットに両面テープの糊だけを巻きつけておきます、
燃料ホースを糊の幅にカットして、アケビのように腹を割ります。
それをかぶせて、圧着して出来上がりです。
直径が10㎜ぐらいになりますから、素手で回せるかも。
私は1週間は仕事で無理なので、どなたか先にお試しください。