まずはアマチュアライダー(地方格式の中クラス)のラインだが、
イメージしているラインは、モトGPライダーと言うか、全日本
クラスのライダーのラインと同じだと思う。
ところが、実際に走ってみると、全く違っている。
ではGPライダーはどうしているのか、と言うと、
切り替えしのアクションだが、レコードライン上にマシーを置き、
フルバンクちゅうの状態から、体全体を大きく、たとえば左から、
右へ振り子のように移動する。
次にアマチュアライダーはと言うと、極力、無駄な動きをしないよ
うにと思っているかのように、スルットお尻だけを、左から右へ移動
してしまう。
その結果はと言うと、スラロームになってしまっているように、見える。
つまりパイロンを一直線に並べて、ジムカーナをやっている、シーンを
イメージしていただきたい。
マシーンを左右に振り回して、ヘルメットは、ほとんど動いていない。
では真上から見てみよう。
マシーンはレコードラインを、大きく離れて左に右にと振り回されている。
そしてレコードラインをトレースするのは、ライダーのヘルメットだ。
S字コーナーではなくて、ワンダラーコーナーになっているようだ。