夏休みももう終わりに近い。児童・生徒・学生時代なら私は非常に困っていた。
大人になると それも子供が宿題という荷物を持ってこないようになると楽だ。
児童・生徒時代なら読書感想文なら苦にはならなかったけど・・。大人になると
本は好みで読めるわ、感想文は書かなくていいわでいいのだけど、今回は読むのに
時間がかかった。難しいわけでも、前の『すきま』のようにグロいものでもないの
だけど、こっちが『絶望』気分になってしまったので途中休んでしまった。
たしかに憎いヤツを殺してください・・・いや、あんなヤツ死んでしまったらい
いのに・・なんて思うことは誰だってある。あるけど実際願いが叶うことはまぁな
い。恨みが募ってワラ人形なんてことをする人は、そういない。そこまで思いつめ
るあいだに そう思うことがアホらしく思えてくるもう一人の自分がいるからでそ
れが成長していく姿なんで、主人公のようにただ毎日毎日いじめてくる相手を石に
むかって願い、その感情を日記に書くのはクライ奴だと思う。石といってもちゃん
と『オイネギプト様』と呼ばなくちゃいけないのだけど。この本は新聞の広告で
おもしろそうだな・・と買ったわけで、マンガの『デス・ノート』みたいな名前を
書けば死んでいくのかなぁ・・と思ったけどちょっと違っていてサスペンス?みた
いな・・。ほとんどが主人公 照音(しょおん)の感情が日記に表された内容で
おいおい最後までこの調子かい・・と思ったところでジワジワと方向が変わってい
く。途中で長い休みを入れたせいか、一気に読み終えたらもっと感想があったかも
でも写真の石は『オイネギプト』様ってこんな感じの石かなと思える。最後には
人をおちょくっていると痛い目に遭う・・んだぞ!ということでおしまい。
で、本の撮影をと思いついでにカバーを取ってみたら、懐かしいノートが・・・。
こんな分厚いノートだと途中で飽きてきます。昔こんな愛想のないノートは嫌いな
教科用にしました。だからノートも嫌いだし、教科も嫌いで私は英語はサッパリで
す。運動会とかの入賞で貰うのもこんなヤツだったし。でも私もこのノートが懐か
しく思えるようになるというのは、そこそこ年がいってきた証拠かも。