ヒオウギの花に カマキリ
昨日は 大暑。 雨上がりのあとはむせてムシムシと。ときおり降り出す雨にやろうと思っていた裏の草引きがまたもや延期。
今年はどこもかしこも暑い日が続いて熱中症で搬送される人も多いと聞くと、ほんの昔はもっと楽に過ごせたのにと思う。
月曜日、新宮の義兄が母屋の片付けに来てくれました。が、この日も 暑くて来てくれるまでの間、私とおばあちゃんは片付けを始めるのもなかなかスタートできずにいました。
それでも 何かしなくちゃと おじいちゃんがカラオケ三昧だったころのテープを捨てにかかりました。昨年 姉とほとんど片付けたはずなのにそのあとからも続々と出てきます。
あの部屋、この部屋、どの部屋にもカラオケテープが・・・。おばあちゃんは指先が不自由なのでカセットケースからすんなりとテープと歌詞カードを出すことができません。
もとより、カセットテープ自体触り慣れていないから開け方も四苦八苦。そのたび私が開けて手渡し、その中からテープと歌詞カードを出し それを廃プラスチック用ゴミ袋と
可燃ゴミ袋、テープは埋め立て用ゴミ袋とに分けるのです。分別をきちんとしないと回収してくれないから仕方ありません。ついこの間、ビデオテープをゴミにしたときも
数度に分けて出したのですから、ゴミ回収の人も「このゴミステーションにはビデオとテープばかり」と思ったに違いないでしょう。そうこうしている間に なんとか二部屋の隅々に
残っていたカラオケテープ、おじいちゃんが歌ったテープは片付いた・・・けど、次は 100枚はあるレコード盤。昨年は レコード盤をひとまとめにしたまま置いていたので
これもプラと紙に分けなければなりません。レコード盤は今回はシングル盤なのでそうカサはないはずだけど 盤だけになったはずなのに重い。
それにしてもこれだけの枚数を いつ聞いていたのか、それをカセットに録音してしまうとレコード自体用無しなんだけど 当時はレコードのレンタルなんてないし溜まる一方だったの
でしょう。有名な歌手、五木ひろしや石川さゆり、森昌子とかのジャケット写真を見ながら「あぁこんな歌もあったし。見て見て、この歌手の若いの」と自分も年をとったのに
笑ってしまう。レコードプレーヤーが応接間にあったせいで なかには私たち子供のレコードも出てきた。親と子の 姉妹間でもジャンルが全然違う。
演歌系はおじいちゃん、歌謡曲やニューミュージック系は私、亡き姉はロック系、長女はポールモーリアとか、BGM系。それを見ながら義兄が、懐かしいを連発する。
私のNSP、ニューサディスティックピンクのレコードが出てきたときは私も「へぇ~持っていたんだ」と。青春時代を思い出す。≪夕暮れ時はさみしそう≫だったか・・・
ニューミュージックのハシリだな・・・♪こ~んなさみしい夕暮れ時に 呼び出したりしてごめんごめん~笑ってくれよ うふふとね そんなに見つめちゃいやだよ~
情景が浮かぶ この時代は優しい男が増えてきたころなのか。。。松本ちえこのレコードや郷ひろみのレコード・・・今聞けば きっと盤が歪んで伸び伸びの歌声なんだろうなぁ
亡き姉の桑名正博や尾崎豊(偶然三人は故人だわ)、一風堂がゴミ分けの最後のシングル盤だったのだがおじいちゃんは≪千の風に乗って≫のCDを買っていた。でもさぁ
CDを買うには買ったけど、デッキを持っていたんだろうか・・・去年のカラオケデッキを廃棄した時にはCDも聞るのもあったけど、壊れてたと思うし・・・
なんか、知らない歌手のレコードが結構あった。名前も顔も知らない、ましてや題名聞いても、売れそうにない題名・・・いったいどこでおじいちゃんは この歌手の、このレコードを
買おうと思ったのか?不思議な展開だわ!!レコード盤と外袋だけでも 真夏のサンタクロース並みのゴミ袋になってしまった。義兄が「これでレコードは終わった?」と
聞くので「いや、LP盤もあるのだよ」それはまた次の機会にしよう・・・たぶん LPは娘たちのものがほとんどだと思う。こちらは 一気に出すと目立ちすぎるから数枚ずつにしよう
でも、きっとジャケット見ては捨てるに捨てられないってのが目に浮かび、思うだけでドキドキする。よくこんなに集めたものだとおじいちゃんを笑うけど、その血は私の中にも
流れているので 人のことはとても笑えないのだ・・。