こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

年の瀬

2016-12-28 05:30:00 | 我が家
年末になって 地籍調査の立ち合いに出ました。

地籍調査・・・新しく≪すさみ串本道路≫を作るための、つまり高速道になってしまうかどうか、

いざルートが決定したら(噂では決まっているとか)土地所有者をはっきりさせて交渉を速やかに

進ますためと、土地売買に関して境界をはっきりさせておくのと相続のために、きっちり持ち主を

決めて税金は抜かることなく徴収するため。肝心の道路は 人家の少ない山間を通るのかなと

、山林需要の落ち込んだ我が家では淡い期待を持っていたけど、おじいちゃんも「道をつけて、

田辺まで早く行けるようになったらクネクネの国道42号線を使わず助かる命を助ける」と

常々言っていた。そのために持ち山を売ることになっても構わないという意気込みもみせていたけど

道が造られる前に 先に倒れてクネクネの国道42号線を救急車で運ばれることになった。

あまりにクネクネで付き添った私がゲロを救急車内で吐くという失態まで起きてしまった。

それが、東日本大震災の尋常でない大津波災害が起きたため 高速道を一時的な避難場所として

利用し、地域の避難活動を支援するほか、救命・救急、災害復興に貢献するための道路ということで

山間部から人の住む地域に接することになったようです。たぶんうちなんかは蚊帳の外なんだけど

そのルートの説明会では12メートル道路の中心線から幅300メートルが今回対象になるんだとか。

地質調査の結果がよくないと、また中心がずれていくのかもしれない。おまけに井戸の調査も

行われることになっている。いやぁこの辺は 昔は田んぼの周りにいくつも野井戸があって

我が家も両隣も敷地内に飲料に使える井戸を持っている、災害時には提供することになるのだが。

それくらいだから 地下水がかなり出ているから地盤的には大丈夫かよ?と思っています。

田んぼの周りの野井戸は ほとんどが埋められているけど 田んぼの地籍調査の時には

「ここにもあった」「あそこにもあった」とおばあちゃんをはじめ 古い人は皆そう答えていた。

地籍調査には 相続人も含まれるので姉や亡くなった次姉の娘のぶんは私たちが代理でということに

それもまた 書類を送ってハンコを貰ってという煩雑なこともあったり、調査の日に知ったのだけど

高齢で出られないとかよそで暮らしているので そちらにお任せ・・という人もいるらしい。

田舎の土地だもの、いまさらねぇ~・・・でも用地として買収なんてことになったら元気になるんだろう

なぁ・・・。かくいう 我が家も 休耕田に高速道の脚の一本でも立ってくれたら(笑)。山は

トンネルになっても二束三文みたいな話はよく聞くもの。でも 早朝、聞こえてくる救急車のサイレン、

戻ってこないときは田辺の大きな病院に運ばれていっているのだと推察するけど、あのサイレンが

山一つ向こうを走ったら、いまは海沿いの国道だから聞き取りにくいけど、300メートルむこうで

鳴っていたらやかましいなあ・・でも そうも言えまい なんて言ったって≪命の道≫なんだものね

田んぼの調査がすんだら また数日後今度は山。山はタケノコを掘っているところから

家の裏山。今年はうちのところまで調べるけど 山の尾をはさんだ別の人のところは調べないので

立会人がいないから 杭は打てずに印だけだとか。

よくみる ピンクのリボンのやつだ。



田んぼにもこのリボンでマーキングされている。しっかし こいつは草刈りの時に絶対邪魔、草刈機の刃に

巻きつくこと必至だ。調査の人にそういうと 次の杭うちをして確認されたら杭を引き抜かなければリボンは

まぁ気にしないみたいなことを言っていた。道路沿いの雑木や枯草にリボンをくくっているのはその下に杭を打って

いるという印なんだとか。調査と言っても今回のように 境界図をみながら確認して杭の場所を決めていく調査隊と

その決めた場所にピンを打っていく隊と またそれを確認する隊があるようだ。今回も いちいち図面に書かずに

タブレットの地図になにやら印を入れていく隊員がいた。おじいちゃんが見たら 絶対「あんなことで大丈夫か?」と

言っただろう。ほんとうに あと5年早く、この道路の延伸が早ければ待ち望んでいたおじいちゃんも参加して

山も歩けたろうに・・。二番じゃダメなんですか?なんて言っていた時代のせいだな!こう書いている今も 国道42号を

走る救急車のサイレンが聞こえている。風の向きによってはっきり聞こえたり、まだずっと先なのにいま走っているように

聞こえたりする。


さて 今年もきょうが更新の最後になると思うのですが、週末おばあちゃんと三人でお墓の掃除に行ったのです。

掃除と言っても、先々週一周忌法要をしたものだから 周りの草はそう伸びておらず近くにある通称≪つるぎさん≫と

呼んでいる祠への道を落ち葉を撤去。落ち葉と折れた木々の枝しかない、掃こうがどけようが落ち葉しかない道。

これもいつまで続けられるか・・・おじいちゃんが倒れる前の年までつるぎさんのお餅をついて 餅まきをして

いたけど、もうええやん・・ということにしたらおじいちゃんが倒れ、病床でおじいちゃんが餅まきをせんかったから

バチが当たったみたいなことを言っていたけど、いずれはしなくなることだったんだし、かれこれ60年以上毎年

個人で祀って個人で餅まきしていたのに 病気を発症するようなお礼返しをされたら目もあてられないやん。

そもそものいわれすら私は知らない。それでなくても 庭にはお稲荷さんの祠までしつらえている我が家。

その二つの 行く末、つまり終い方をどうすりゃいいのかマジ頭が痛い昨今だ・・・

お墓は今年 新装(ふざけてはいけないけど新しく作り替えたので)したため 墓石の上にさしかかるうっとおしい

雑木の小枝を伐っていたとき、私が何気なくお墓に異変を覚え「うそ・・・やろ」

墓石の前の線香立て、墓石と同じように石でできていて掃除をするときも両手で持ち上げるくらい、何キロかの

バーベルみたいに重いものが ひっくり返っている。正しく言うと 裏底を上にされているのだ。

「線香立てが裏返しになっている」という私の声に おばあちゃんは「掃除の仕方が悪いとおじいちゃんが

怒っているんかな」と笑ったけど あまりの不思議な光景に「サルやろけど気持ち悪い」

数日前、サルの大群がきていたけど花筒の菊の花を花首でちぎって 花びらを墓石の前に散らし

線香立てを裏返しにする・・・なかなか器用なサル・・・頭の黒いサルかもしれない。お墓に上がる

階段には一筆書きの「一」状態のフンをしていたから正真正銘のサルがきたんだろうけど・・

それもお墓に置いている道具箱から取り出したウンチ袋(こげの)で始末した。これは野良猫のフンを

とるために置いていたんだけどね。今度は墓石の裏に何やら鳥の羽が・・・「鳥が食べられたみたい。

サルかな・・猫や。羽と足先しか残ってない・・」なんちゅうお墓なんやろ。。。というか

野良猫が堂々と闊歩してるんだ・・・野良猫にエサをやるくらいなら 自分で飼えよ・・・。

野良猫から脱皮させてあげたらいいのにね・・・愛猫家さん。



                     バルボコジューム

私の花か?≪ボコ≫という名が入っている・・・先月 次男くんが家にいるときに植えて名札を書いてもらった・・・同じような

種類の名前が≪銀の鈴≫という球根と同じ鉢に植えたら 同じ花みたいなのが咲きだしました。

写真奥がバルボコジュームで右手前が≪銀の鈴≫・・・一緒やん(笑)



年末、何かと忙しい皆さま、きょうも普通な日々を送っている私のブログを読んでいただきありがとうございます。

今年はいろんなことがありすぎて 肩から首から凝りすぎて 喉の中に風船が詰まったみたいな息苦しい一年でした。

来年は好転すればいいのですが、たぶん 根性が悪い私だから荒天な年を過ごすのだと思います。

多くを望まない日を送りたいと思うようになりました。そこに花が咲いていれば「咲いているんだ」とだけ

気がつくだけでもういいや・・とね。どうか、皆さまは 多くを望んで明るい一年をお過ごしください。

 よい、お年を・・・この一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
コメント (5)
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