昨日の続きです。
先ずは、大統寺の豆知識からです。
正式名称は「龍峰山 大統寺」と云い、宗派は曹洞宗です。龍ヶ崎城主の「土岐胤倫(たねみち)」が、叔父の天岩梵宿和尚を招いて天正13年に開山したそうです
その際、根町台にあった“大”運寺、さらに“大”聖院、天真院の3つの寺を合併して、寺名を大統寺としたそうです。
二つ“大”を統合したので“大統寺”と命名した様な気がします。天真院は二つの寺よりも格下だったのか、統合後の寺名から天真の文字は消し去られました。
現在の本堂は、文化年間(1804~1818)に再建されたそうです。このときに、新築の記念として、本堂の前に竹柏(なぎ)を植えたようです。
昨日は、バランスの良いお寺だと誉め捲ったのですが、チョット気になるのが、参道から見た本堂の“向拝”を覆う樹の枝です。
近づくと、かなり鬱陶しい枝です。
寺の名前が書かれた“大看板”、撮すのに“かなり角度”を考えました。この看板を隠すように枝が張っているのです。
大看板には、禅の文字が加えられ“大統禅寺”となっています。曹洞宗は臨済宗と並ぶ禅宗の二大宗派なのです。
禅宗と聞くと、渋くて、地味な、そんなイメージを抱きます。それに対して、この看板の大きさと云い、金箔文字と云い、“豪華絢爛“で、“派手”で、目立ち過ぎています。
推測ですが、・・・・・・看板は“何処”かの“誰か”から、寄贈されたのですが、住職としては、この“金ピカ大看板”を掲げることは納得できませんでした。
しかし、それでも、寄贈者との“浮き世のしがらみ”から、掲げる事を拒めず、枝を伸ばし覆い隠す作戦に出たのです・・・・・・・・。
そんな“妄想”を抱くほど、不自然でかなり鬱陶しいと感じた次第です。まぁ、これも趣味の問題ですからね。
人によっては、“なかなかケッコー”と思う方も居るのです。
兎に角、こちらはお地蔵様です。
本堂から山門の眺めです。鐘楼に八重桜が似合います。
この鬱陶しい枝の片側の樹は、説明板を読むとかなり珍しい樹のようでした。
竹柏と書いて「なぎ」、始めてみました。
木肌も確かに珍しい。
帰宅後に、広辞苑を見ると、
なぎ【梛・竹柏】
マキ科の常緑高木。暖地に自生。高さ約15メートル。葉は披針形で、多数の平行脈を有し、強靱で光沢がある。雌雄異株。花は夏開き、雄花は淡黄色で小さく、雌花は球形の種子を結ぶ。材質は緻密で床柱・家具用、樹皮を染色および鞣皮じゆうひ剤とする。
熊野地方で神木とされ、竹の葉に似る葉は古く鏡の裏や守り袋に入れて災難除けにした。
引用終わり
樹の高さは、龍ヶ崎教育委員会では20㍍、広辞苑では15㍍と5㍍程の差があるようです。
それにしても、教育委員会の説明は“植物学的”な内容のみで、何故本堂前に“竹柏”が植えられているのか、“民俗学的”説明がありません。
広辞苑で後段に触れている「熊野地方で“神木”とされ、竹の葉に似る葉は古く鏡の裏や守り袋に入れて災難除けにした」を、説明に追加されていると、それなりに有り難いと思ったりしました。
「花は夏開き、雄花は淡黄色で小さく、雌花は球形の種子を結ぶ」とありましたが、枝の葉を眺めていたら、“球形の種子”を発見しました。
と云う事は、雌雄異株のこの樹は、種子を付けているので“雌”となります。しかし、変です。
“花は夏開き”とありますから、実がなるのは“秋”と思われます。しかし、今は春です。
“狂い咲き?の狂い成り?”、それとも常緑樹なので、去年の花の種子なのでしょうか?
兎に角、そんな事など考えながら、帰り際に、誰かに似ていた“六地蔵”を改めて見つめていると、思い出したのです!
夏目雅子です! そうです!『西遊記』の“三蔵法師”です!
夏目雅子の三蔵法師に間違いありません!
あの時の、夏目雅子は最高に輝いていました。伊集院静との結婚を境に、不幸が始まりました。本当に残念なことをしました。
改めて、お地蔵様に“合掌”しました。
それでは、また明日。
先ずは、大統寺の豆知識からです。
正式名称は「龍峰山 大統寺」と云い、宗派は曹洞宗です。龍ヶ崎城主の「土岐胤倫(たねみち)」が、叔父の天岩梵宿和尚を招いて天正13年に開山したそうです
その際、根町台にあった“大”運寺、さらに“大”聖院、天真院の3つの寺を合併して、寺名を大統寺としたそうです。
二つ“大”を統合したので“大統寺”と命名した様な気がします。天真院は二つの寺よりも格下だったのか、統合後の寺名から天真の文字は消し去られました。
現在の本堂は、文化年間(1804~1818)に再建されたそうです。このときに、新築の記念として、本堂の前に竹柏(なぎ)を植えたようです。
昨日は、バランスの良いお寺だと誉め捲ったのですが、チョット気になるのが、参道から見た本堂の“向拝”を覆う樹の枝です。
近づくと、かなり鬱陶しい枝です。
寺の名前が書かれた“大看板”、撮すのに“かなり角度”を考えました。この看板を隠すように枝が張っているのです。
大看板には、禅の文字が加えられ“大統禅寺”となっています。曹洞宗は臨済宗と並ぶ禅宗の二大宗派なのです。
禅宗と聞くと、渋くて、地味な、そんなイメージを抱きます。それに対して、この看板の大きさと云い、金箔文字と云い、“豪華絢爛“で、“派手”で、目立ち過ぎています。
推測ですが、・・・・・・看板は“何処”かの“誰か”から、寄贈されたのですが、住職としては、この“金ピカ大看板”を掲げることは納得できませんでした。
しかし、それでも、寄贈者との“浮き世のしがらみ”から、掲げる事を拒めず、枝を伸ばし覆い隠す作戦に出たのです・・・・・・・・。
そんな“妄想”を抱くほど、不自然でかなり鬱陶しいと感じた次第です。まぁ、これも趣味の問題ですからね。
人によっては、“なかなかケッコー”と思う方も居るのです。
兎に角、こちらはお地蔵様です。
本堂から山門の眺めです。鐘楼に八重桜が似合います。
この鬱陶しい枝の片側の樹は、説明板を読むとかなり珍しい樹のようでした。
竹柏と書いて「なぎ」、始めてみました。
木肌も確かに珍しい。
帰宅後に、広辞苑を見ると、
なぎ【梛・竹柏】
マキ科の常緑高木。暖地に自生。高さ約15メートル。葉は披針形で、多数の平行脈を有し、強靱で光沢がある。雌雄異株。花は夏開き、雄花は淡黄色で小さく、雌花は球形の種子を結ぶ。材質は緻密で床柱・家具用、樹皮を染色および鞣皮じゆうひ剤とする。
熊野地方で神木とされ、竹の葉に似る葉は古く鏡の裏や守り袋に入れて災難除けにした。
引用終わり
樹の高さは、龍ヶ崎教育委員会では20㍍、広辞苑では15㍍と5㍍程の差があるようです。
それにしても、教育委員会の説明は“植物学的”な内容のみで、何故本堂前に“竹柏”が植えられているのか、“民俗学的”説明がありません。
広辞苑で後段に触れている「熊野地方で“神木”とされ、竹の葉に似る葉は古く鏡の裏や守り袋に入れて災難除けにした」を、説明に追加されていると、それなりに有り難いと思ったりしました。
「花は夏開き、雄花は淡黄色で小さく、雌花は球形の種子を結ぶ」とありましたが、枝の葉を眺めていたら、“球形の種子”を発見しました。
と云う事は、雌雄異株のこの樹は、種子を付けているので“雌”となります。しかし、変です。
“花は夏開き”とありますから、実がなるのは“秋”と思われます。しかし、今は春です。
“狂い咲き?の狂い成り?”、それとも常緑樹なので、去年の花の種子なのでしょうか?
兎に角、そんな事など考えながら、帰り際に、誰かに似ていた“六地蔵”を改めて見つめていると、思い出したのです!
夏目雅子です! そうです!『西遊記』の“三蔵法師”です!
夏目雅子の三蔵法師に間違いありません!
あの時の、夏目雅子は最高に輝いていました。伊集院静との結婚を境に、不幸が始まりました。本当に残念なことをしました。
改めて、お地蔵様に“合掌”しました。
それでは、また明日。