歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

つくば市の不動並木“跡” と “相島勘次郎”

2010年04月22日 | つくば市の風景
昨日は、天気に誘われてポタリングして来ました。

青い空に、黄色い菜の花


色とりどりのチューリップ


花には紋白蝶


青葉若葉


鄙びた水門、この風景は、とても沁みます。


気持ちよさそうな鉄塔


眼に滲みる芝桜


田舎の、住宅地の、スナック?の、“せせらぎ&MARI” しみじみ沁みます。


と、そんなとき、ふと、足下を見ると、雑草の中に何やら文字の彫られた石板が、


“傘いらぬ 不動並木乃 春の雨” 俳句が彫ってあります。かなりの並木が生い茂り、多少の雨では傘が要らなかったようです。



詠んだのは“勘次郎さん”と云う方です。

この方、調べてみたら、「相島勘次郎-あいじま-かんじろう」と云って、大阪毎日新聞社政治部長,東京日日新聞社副主幹をへて明治45年衆議院議員(当選2回,国民党)。

茨城県出身の方で、俳句を正岡子規や高浜虚子に学び、昭和10年4月4日69歳で亡くなられています。号は虚吼(きょこう)と云い、その筋では、それなりに知られた方のようです。

そんな句碑があったり、“谷田部の不動並木”と彫られた、こんな石塔があったり、


こんな案内板があるのですが、


肝心の松並木は、辺りを見回しても、どこにも、そんなモノは見当たらないのです。


もう、消えてしまったようです。案内板も「不動並木“跡”」と書き換えた方が・・・と思いました。


地名“不動前”の由来の不動尊です。


屋根のトタンを錆止め色に塗るのは、とても、とても、情けなく、風情も、趣も、ありがたみも、何処か、彼方に消えて行きます。


間違えて、二礼二拍手一礼をしてしまいました。


不動前を過ぎて暫く行くと、庭先の松越しに火の見櫓が。


そろそろ、谷田部の中心街に入って来たようです。

お腹も空いてきました。何か、何処かで、ランチを・・・・・・。


それでは、また明日。


コメント (1)
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