もう一度会えたらもう少しだけ近づいてみたいです。
横浜でもみぞれ混じりの冷たい雨がふっていました。いかがお過ごしでしょうか。
本日は今週末で終了となる清水真理展「Dolls Fantagic Circus」の2回目の続きとなります。
苦手でない方はお付き合い頂ければ幸いです。
会場に入って20枚目くらいに撮ったアリス。会議室などに使う多目的室の無表情な壁なのですが照明によって光のグラデーションができていたので背景に選びました
さらに50枚くらいのアリス。
ポートレイトとしては後者を好まれる方も多いかと思いますがどちらも捨てがたく並べてみました。
困っているような。困らされているような。なんだか素通りできないのです足を止めてみるのですが、やっぱり何も解決しないので彼女と同じような表情になるのかもしれません。
展示タイトルにもなっているサーカス団の子ステージの裾にいる子です。他の子たちは幼い顔立ちにフリフリの衣装を纏っているのに対して少し大人っぽい衣装です。そういった位置づけにいる子なんだと思います。
両手放しでも空中ブランコに座り続けられるくらいブランコに乗り続けた子。毎日同じ音楽、同じ演出、同じタイミングで沸き起こる拍手。
どの子も楽しげだったり、とても深刻だったり、はたまた怒っていたりとそれぞれなのですが。。
写真を並べていて気付いたのですが。。なんだかみんな同じ方向に目線を向けているような。。そんな気がしてきました。
ステージからみて中央。上の階の席に何かが姿を現したような。観客にはわからない何かの合図なのかもしれません。
「死と乙女」は素直にちょっと戸惑います。載せるのも撮るのも。
「朽ちていく」イメージを逆回しにして「再生」として見てみようかと思ったのですがなんだか違和感があります。敢えてスカルを手前に持ってきてみたら白い肌が際立つような気がしました。
冒頭の子です。頭にとんがりハット。首には三角の旗の飾り。ショートヘアでボーイッシュな感じは森のなかまの世代だと内田有紀さんを思い出し画像検索をしてみるとまたちょっと違うなと思いました。
冒頭の写真は縦位置で全身を収めたものを横位置でトリミングしました。特にこの子を撮ろうと思ったわけでもなく流れで撮っていましたが、写真を選んでいると妙に気になってしまいました。
こうして気になる子が増えていくのは悩ましくも嬉しいことでもあります。
会場入り口近くの壁にいる子です。翼をもっていますが飛ぶためのものではなく衣装の一部なんだと思います。例えばキャバレーの華やかな衣装。
すでにお気づきかと思いますが。。清水真理さんの作品には見世物小屋的なサーカス、キャバレーといった今の世の中では眉をひそめ覆い隠してしまうような世界に光をあてあられていることが多いようです。
この子は向けられて心地が良いものではない視線を受け流すにはまだ経験も浅く視線は遠くを見つめている。そんな気がしてしまいます。
生身の人間相手にこういう状況で森のなかまがレンズを向けられるかと問われれば甚だ怪しいです。ヘタレな人間だから覆い隠してしまい存在自体を忘れてしまうのかもしれません。
でも、こうしてレンズを向けてしまいます。もしかしたらこの先ハッピーエンドは待っていないのかもしれませんが自分の目線を向けてみてみようという気にさせてしまう。そんな視線を投げる子たちなのでした。
それでは!
横浜でもみぞれ混じりの冷たい雨がふっていました。いかがお過ごしでしょうか。
本日は今週末で終了となる清水真理展「Dolls Fantagic Circus」の2回目の続きとなります。
苦手でない方はお付き合い頂ければ幸いです。
会場に入って20枚目くらいに撮ったアリス。会議室などに使う多目的室の無表情な壁なのですが照明によって光のグラデーションができていたので背景に選びました
さらに50枚くらいのアリス。
ポートレイトとしては後者を好まれる方も多いかと思いますがどちらも捨てがたく並べてみました。
困っているような。困らされているような。なんだか素通りできないのです足を止めてみるのですが、やっぱり何も解決しないので彼女と同じような表情になるのかもしれません。
展示タイトルにもなっているサーカス団の子ステージの裾にいる子です。他の子たちは幼い顔立ちにフリフリの衣装を纏っているのに対して少し大人っぽい衣装です。そういった位置づけにいる子なんだと思います。
両手放しでも空中ブランコに座り続けられるくらいブランコに乗り続けた子。毎日同じ音楽、同じ演出、同じタイミングで沸き起こる拍手。
どの子も楽しげだったり、とても深刻だったり、はたまた怒っていたりとそれぞれなのですが。。
写真を並べていて気付いたのですが。。なんだかみんな同じ方向に目線を向けているような。。そんな気がしてきました。
ステージからみて中央。上の階の席に何かが姿を現したような。観客にはわからない何かの合図なのかもしれません。
「死と乙女」は素直にちょっと戸惑います。載せるのも撮るのも。
「朽ちていく」イメージを逆回しにして「再生」として見てみようかと思ったのですがなんだか違和感があります。敢えてスカルを手前に持ってきてみたら白い肌が際立つような気がしました。
冒頭の子です。頭にとんがりハット。首には三角の旗の飾り。ショートヘアでボーイッシュな感じは森のなかまの世代だと内田有紀さんを思い出し画像検索をしてみるとまたちょっと違うなと思いました。
冒頭の写真は縦位置で全身を収めたものを横位置でトリミングしました。特にこの子を撮ろうと思ったわけでもなく流れで撮っていましたが、写真を選んでいると妙に気になってしまいました。
こうして気になる子が増えていくのは悩ましくも嬉しいことでもあります。
会場入り口近くの壁にいる子です。翼をもっていますが飛ぶためのものではなく衣装の一部なんだと思います。例えばキャバレーの華やかな衣装。
すでにお気づきかと思いますが。。清水真理さんの作品には見世物小屋的なサーカス、キャバレーといった今の世の中では眉をひそめ覆い隠してしまうような世界に光をあてあられていることが多いようです。
この子は向けられて心地が良いものではない視線を受け流すにはまだ経験も浅く視線は遠くを見つめている。そんな気がしてしまいます。
生身の人間相手にこういう状況で森のなかまがレンズを向けられるかと問われれば甚だ怪しいです。ヘタレな人間だから覆い隠してしまい存在自体を忘れてしまうのかもしれません。
でも、こうしてレンズを向けてしまいます。もしかしたらこの先ハッピーエンドは待っていないのかもしれませんが自分の目線を向けてみてみようという気にさせてしまう。そんな視線を投げる子たちなのでした。
それでは!
なんだかタブー感が漂う子たちばかりで好き嫌いがはっきり分かれそうなのですが、そういうった事は置いておいてひたすら魅入ってしまいます。
はい♪レースや布地の扱い方もすごく重要な要素で細部にわたって素晴らしいです。手にとってみることはできないですが呼吸している空気までもが重みをもってくるというか。。もし見られるような機会がありましたらご覧になってみてください♪
P.S.
全然ジャンルが異なりますが「与勇輝」さんという方の作品もびっくりされるかと思います。
https://www.google.co.jp/search?q=与勇輝&tbm=isch
河口湖に専門の展示館があります。
http://www.musekan.net/index.php
私はまだ行けていないのですが一度近い距離でみてみたいなぁと思います。
2枚目のお写真は明るい雰囲気になり、何だか明るい未来が見えているような感じもしてきます。
レースを使った服がカワイイですね。実物も見てみたくなります。