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“一つの中国”の神話性を問う―日本に独自外交は可能か?

最近、次期米国大統領のトランプ氏が注目するべき発言をしたと、次のような報道があった。“中国大陸と台湾がともに「中国」に属するという「一つの中国」原則について「なぜ我々が縛られなければならないのか」と疑問を呈した。37年間、米中関係の基礎となってきた同原則の見直しの可能性を示唆した。” つまり、北京政府の“一つの中国”論を認めて、外交その他の手を縛られたくない、ということだ。現実に台湾には別の政権が存在し、その存在現実を認めないのは不合理であるということに違いない。しかし、北京政府側は核心的利益を損なうものとして猛烈に抗議している。 “一つの中国”論はそれが勝手な論理であるからこそ、又それを自覚するからこそ、北京政府は恫喝を込めて騒ぐのだろう。そこに北京政府の弱点があることを強く認識するべきだ。この際、独自外交を日本政府が標榜し、北京政府と対峙するのであれば、その弱点を上手く利用することは必須ではないかと、トランプ氏の発言によって覚醒させられたのだ。 . . . 本文を読む
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