goo

NHK・ETV特集“市民と核兵器~ウクライナ 危機の中の対話”を見て

今回のG7広島サミットに否定的議論をする人は、ウクライナがどういう国なのか本当に御存知だったのだろうか?ウクライナはソ連崩壊の時、折角国内にあった核弾頭1240発を放棄した国なのだ。そういう事実を無視し又知らずして、ゼレンスキー大統領を招待したが、反核の姿勢を示せなかったと簡単に切って捨てることはできまい。 先週のETV特集“市民と核兵器~ウクライナ 危機の中の対話”で紹介されたのだが、そこに登場したのは「核なき世界」を目指した元米国防長官のW.J.ペリー氏だった。その彼にウクライナ人の祖父と孫の会話の映像を見せたのだ。祖父はかつてウクライナ政府の教育相だったウラジミール・パルホメンコ、孫は16年日本で育って日本にウクライナの現状を伝えるボグダン・パルホメンコである。ボグダンは核を放棄したのは間違いだったのではないかと、祖父ウラジミールに問いかける。だがしかし、祖父は決して間違いではなかった、と断言して譲らない。孫のボグダンは祖父の発言に疑問を持ちながら同じウクライナ人にインタビューを試みる、その記録である。そしてついにボグダンは“核のジレンマ”それは“核を持たずに恐れない国を増やすことで乗り越えられるのではないか”と思い始めたという。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )