健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

スミ・ずみまで活用できる・・炭

2007年11月26日 08時54分31秒 | Weblog
皆様のご家庭では木炭をお使いですか?
我が家も部屋のあちこちに、ひっそりと置かれていたり、お風呂に沈んでいたり冷蔵庫にと・・・いつのまにか居場所がふえているようです。

よく耳にするのは備長炭(びんちょうたん)という白炭のひとつかと思いますが、ウバメガシを白炭に焼いた備長炭は白炭のなかでも最高級品とされています。それでは今回は炭の活用法をお伝えしてまいります。

<ご飯を炊く>

まず木炭ブームの火付け役になったのは、「お米を炊く」ということからはじまったようですが
お釜の大きさに合わせて10~12センチ位の白炭を用意して、たわしでこすりながら水洗いします。
それを15分くらい煮沸して再び水洗いしたものをお釜に入れて炊飯します。
使用後は軽く水洗いして陰干し(1日)をして、時々たわしで洗うだけで3ヶ月くらいは持ちます。

どうして美味しいご飯ができるかというと
①お釜の中の水が炭のミネラル効果とカルシウム強化でふっくらと炊き上がることです。
 
②炭から出る遠赤外線の効果でお米の芯までまでむらなく熱が通り、うまみ成分を引き出します。

③消臭効果により水道水のカルキや悪臭を取り除いてくれるのでお米本来の自然な味になります。

また炊き上がってもそのまま入れておけますし、炭を入れたご飯は黄ばむことも少なくて冷めても美味しいです。

<冷蔵庫にいれる>
 
①エチレンガスを吸収してくれるので脱臭だけでなく、野菜の鮮度を長持ちさせてくれます。

②お部屋の中で脱臭など用に使ったものを再利用可能です。また3~4週間 たったら
 水洗いして陰干ししたものを再度使えます。

<ミネラルウオーターとして> 

①たわしなどで洗ったものを15分煮沸して1~2リットルの水の中に1~2個入れておけば
 できあがりです。冷蔵庫でも常温でもOKです。

②木炭は多くのミネラルをふくむので、塩素やカビ臭のもとになる有機物を吸着・分解して、
 浄水器と同じような効果があります。

 
<備長炭風呂に>

①軽くたわしで水洗いして布袋に入れ、お風呂を沸かす前に 入れておきます。
 1週間に1度水洗いして干して2~3ヶ月で 交換します。
 
②お湯をアルカリ性に変えて温泉と同じ効果が有ります。

③肌に優しい感触ですべすべお肌になり、身体も良く温まります。

④お湯の浄化作用も有ります。


<炭火焼やてんぷら料理に>

①炭は水分含まないので魚屋お肉がパリッと香ばしく焼けます。 
 
②赤外線効果が有ります。
 ・近赤外線・・表面に焦げ目を作ってうまみ成分を閉じ込めてくれます。
 ・遠赤外線・・加熱効果が高いので電子レンジのように食材を内部からあたためてたんぱく質を分解してうまみ成分のグルタミン酸を生成してくれます。

③油を入れたフライパンの中にひとかけら入れるだけで具材の表面に早く熱を伝え中まで火が通りカラッと揚げあがります。

④炭には酸化防止効果があるので油が普通よりも長く使えます。

<お部屋において空気清浄に>

マイナスイオンを発生する働きで気分を穏やかにする鎮静作用があります。

<下駄箱やトイレに>

脱臭・殺菌効果があります。

<環境にも有効>

①土壌改良・・有害化学物質の吸着効果

②水質浄化・・消臭効果・殺菌効果

③床下調湿・・梅雨時など湿度を緩和してくれる(水分など調湿効果)ので木材の腐朽を防いでくれ、防カビやシロアリ防止にも効果があります。

さて木炭は昔は燃料というのが一般的な使い道でしたが、私たちの生活のあらゆるシーンで
多く活用されているわけは「多孔質」という無数の微細な穴がある基本構造に由来します。

そして、今回ご紹介しましたような用途のほかにもいろいろな製品となってその効果が役立っています。 
更にお料理や入浴に使った後のものを、除湿や防臭に、または土にまいたりしてリサイクルにも活用できるとても地球に優しいものです。

さあ、皆様の生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか。