養生訓・2 goo.gl/DNwXdm
— 古賀公子 (@biosu) 2017年2月7日 - 21:00
節分、立春と過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。
寒い日の夕食は思わず暖かい汁気の多いものを食べたくなります。
まさに、鍋物などはアレンジも豊富で肉、魚介、野菜など
様々な取り合わせで楽しめます。
身体を冷やさないためには、あたたかいものを食べる方が
健康にも良いと言われています。
益軒さんは
「四時老幼ともに、あたたかなる物くらふべし。
殊に夏月は伏陰内にあり。わかく盛なる人も、あたたかなる物くらふべし。」
このように、特に夏は暑さで身体も弱り外邪が入りやすい、
ということで若い人も年老いてもあたたかいものを
年間通して食べることが大切と言っています。
「冷えは万病の元」ということばがあるように、
身体を温めることが病気の予防につながります。
免疫細胞は体内温度が37度以上で活性化することで、
免疫力がアップして自然治癒能力も高めることができると言われています。
近頃は近所を散歩していて、梅の花やつばきのつぼみを垣間見ては
春の訪れを感じる日々です。
2月に入り東日本では乾燥した天気が続いています。
咽喉などの粘膜やお肌の乾燥のケアが大切ですね。
さて、今回は養生訓の「飲食」の巻から、
「人生日々に飲食せざる事なし。常につつしみて欲をこらへざれば、
過やすくして病を生ず。。。」
また、「朝食いまだ消化せずんば、昼食すべからず。
点心などくらふべからず。昼食いまだ消化せずんば、夜食すべからず。・・・・」
これらは飲食をする上での心がけとして、
現在における肥満やカロリー過多などによる生活習慣病への
警鐘として受け止めたいと思います。
食養生について、次回に続きます。
では、美味しいものの食べすぎに気をつけながら
胃腸をいたわっていきたいと思います。