高齢者と運動 goo.gl/ze7Pvp
— 古賀公子 (@biosu) 2017年9月26日 - 19:11
日ごとに秋めいて参りましたが、秋晴れの日に衣替えの準備も少しずつ始めなければと
思う日々です。
さて、今回よりしばらくは高齢者の身体の変化や特徴などをお伝えしていきますので
どうぞよろしくお願いいたします。
運動能力は若いころからの運動の経験や習慣の有無で高齢になった時には
大きい個人差が出てきます。
一般に30歳以降、運動機能は加齢に伴って低下すると言われます。
特に瞬発力の低下は著しく、安定して立つ姿勢を保つことや、姿勢変化に対応する能力も
少しずつ低下して行きます。
高齢者では瞬発力やスピードを必要とする運動は適していません。
私たちの身体の筋肉は遅筋と速筋という種類の筋肉が
混ざり合っていることはご存知でしょうか?
陸上選手でいうと、速筋は全力疾走する短距離向き
遅筋は持久走向きで疲労しにくい筋肉です。
高齢者では速筋に萎縮が起こりやすいのですが
遅筋を使うゆっくりとした動き、散歩・ウオーキングなどがふさわしくなります。
スポーツだけでなく、手を使った動きや作業、会話や歌、咀嚼などの運動は
よく維持されていると言われます。
筋肉は使わないと廃用性萎縮を起こしますから、日々少しずつでも使い続けなければ
なりませんね。
今日は秋分の日、昼と夜の長さが同じくらいになると言われています。
9月も終わりに近づき「秋の日はつるべ落とし」の言葉のように日暮れが早く感じるこの頃ですね。
前回、高齢の母の結石のことをお話ししましたが、結論的には治療はしないと決めました。
ちなみに治療方法は、TUL(経尿道的尿管砕石術)と
PNL(経皮的腎砕石術)があるということでした。
何れも全身麻酔で行われますが、石が大きいのでTULの方法も
一度で砕石できない可能性もありリスクも大きくなるようです。
特に肉食を好まない母でしたが、「どうしてこのような大きな結石が出来るのか」
と尋ねると食事の影響というより加齢による代謝の低下だと言われました。
高齢者はたとえ砕石してもまた出来てしまうことも。。。。これは、止めることのできない
加齢による細胞の老化が一因ということかと心に留めました。
私たち人類はその祖先が約400万年前に存在した猿人にさかのぼるといわれます。
その歴史の中で平均寿命が50歳を超えたのはここ数十年のことです。
高齢者とは一般に65歳以上の人をさし、65歳から74歳までを前期高齢者
75歳以上を後期高齢者とわけて呼ぶ場合もあります。
65歳という壁が見えてきた年齢として、これから遺伝子レベルで避けられない老化を
受け入れながら、如何に生きるべきかを考えていきたいと思う日々です。
そして、親たちの老化していく身体を通して、また介助して寄り添いながら
学ぶものは大きく、この体験を自分の身に置き換えて
よりよく生きる大切さを感じることの有り難さも身に染みるこの頃です。
さて、次回より高齢者と身体について様々取り上げてまいります。
では、気温差に気をつけながら過ごしていきましょう!
腎臓にできた結石は尿管、膀胱、尿道といった尿の通り道にできるので
「尿路結石」と呼ばれます。
結石が、腎臓で止まっているとほとんど痛みはありませんが、
尿管へ移動したり詰まった時に激痛を発します。
石によって尿管の壁を傷つけ血尿が出たりもします。
結石は生死にはかかわらないといわれますが、いつ痛みが出るかわからないという不安要素が大きいと思います。
実は、私ごとですが最近89歳の母に大きな結石が見つかりました。
場所が悪く腎臓がら尿管の出口にあるため尿の出方が悪くなっています。
もともと肉類などほとんど口にしませんが、水分やカルシウム不足も
影響しているのでしょうか?
人間、加齢による機能の低下はやむおえないことなのでしょうが。。。。
これから、その対応に入るところです。
朝方や夜には虫の声が聞こえる今日この頃です。
我が家の前にある紅葉もたくさんの葉を茂らせていますが
何と先端の葉が赤く紅葉しているのを見つけました。
そよぐ風も秋を感じます。
三溪園
さて、今回は結石がどうしてできるかについてお伝えしたいと思います。
結石の80%はシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムなどのかたまりが腎臓にできたものをいうそうです。
その原因は、食生活の欧米化などで動物性蛋白質の摂取量が増加して
シュウ酸や尿酸などが体内に増えます。
シュウ酸はカルシウムと腸の中で結合して便として排泄されます。
でも、シュウ酸の量が多いと余った分は尿の中に出てくるため
尿の中でシュウ酸とカルシウムが結合すると
石のようなかたまりとなって排泄しにくくなるということです。
知らず知らずのうちに体内に結石ができてしまうのも怖いですね。
それでは、この続きは次回近いうちに。。。。