こんにちは
さわやかな週末を迎えました。
マスク生活にもだいぶ慣れてきましたが、「不織布マスク」がより有効と言われてから
ストックのあるウレタンマスクを使いきりたいので、不織布の上から重ねてつけるようになりました。
しかし、気温の高い日に外を歩くときなど、だんだん息苦しさや暑さを感じています。
暑さや息苦しさをなどに特化したマスクも出てきましたので、試してみたいこの頃です。
ではさっそく前回に続き「声と呼吸のはなし」をお伝えします。
何年か前のブログでも呼吸に関わる筋肉や器官などを取り上げてきました。
呼吸はご存知のように息を吐くことで二酸化炭素を出し、吸うことで酸素を全身に送り出します。
呼吸に関わる筋肉の一つ「横隔膜」の動きによって
横隔膜が収縮して下に動くことで、胸腔が広がって肺の内側の圧力が下がり(息を吸う)
圧力が等しくなるように、空気が肺の中へ流れ込みます。
横隔膜がゆるんで上に戻ると、肺と胸壁の弾性で空気が肺から押し出されます。(息を吐く)
2020年4月24日「肺の強化をしましょう!」というタイトルの記事で
実技をご紹介していますが、そちらもぜひご参考に
今回は簡単にできる「正座腹式呼吸」をご一緒に体験してみましょう。
もちろん、正座が出来ない場合は椅子でも大丈夫です。
<座り方>
肩の力を抜いて頭のてっぺんを糸で引っ張られているように座ります。
正座の場合、足は軽く開く方が動きやすくなります。
また、椅子の場合は深く座り拳一つ位、脚を開いてみましょう。
<動き>
①手指を組んで下腹にあててお腹をふくらますように息を吸い込みます。
②次に身体を前に倒してお腹の中の息を吐き切ります。
この動作を無理なく10回くらいをめどに繰り返します。
この運動は「導引」という運動法ですが、腹式呼吸で心身のバランスを維持し
腹部への刺激と血行を良くします。
呼吸の仕方は、胸式呼吸と腹式呼吸が代表されますが、
普段は胸(肺)を膨らます胸式呼吸をしていますが腹式呼吸では
おなかに息を吸い込むように行います。
このときに横隔膜が下がり内臓が圧迫されるのでおなかが膨らんで見えます。
腹式呼吸は、副交感神経を優位にするので、リラックス効果が有ります。
また、脳への酸素量がふえて感情をコントロールする
幸せホルモンと言われるセロトニンも増えるので
気持ちが安定します。
今のコロナ禍にはストレスも軽減されるほか
マスク生活で呼吸が浅くなっていると感じる方へのおすすめの呼吸法です。
多くの人たちにも安心の笑顔と大きな笑い声が戻る日を願ってやみません。