野ブドウ
11月7日、立冬を迎えたと思っていましたが例年より気温が高かったと思います。
そして、いきなり冬の寒さを感じる日がやってきました。街にはダウンコートの人も見受けられるようになりました。
二十四節気の立冬は暦の上では冬ですが、明日22日は小雪(しょうせつ)で、寒くなって雪が降る頃をいいます。
今年の夏の暑さそして長く続いた残暑で紅葉も遅れているところが多くなっています。
一番過ごしやすいはずの秋には、たくさんのイベントが有りますが
秋の行楽シーズンは楽しめましたでしょうか?
秋は健康診断を受けたり、通知が来たりすることも多くなります。
皆様は、個々に健診の時期を決めていらっしゃると思いますが、如何でしょうか?
私は医療のリンパドレナージセラピストとして、婦人科がんの後遺症の患者様とのご縁があります。
子宮体がん・頸がん・乳がん等の中でも乳がんの発症が多いのが現状となっています。
以下は成人病における今年の日本人の3大死因を含めた死亡率です。
1位:悪性新生物(24.3%)
2位:心疾患(14.7%)
3位:老衰(12.1%)
4位:脳血管疾患(6.6%)
5位:肺炎(4.8%)
6位:誤嚥性肺炎(3.8%)
7位:不慮の事故(2.8%)
8位:新型コロナウイルス感染症(2.4%)
となっています。
このように悪性新生物による死因が多いのが現状です。
近年では、生活習慣の欧米化等に伴い、悪性新生物の中ではこれまで多かった胃がん、子宮がんが減少し
それに代わって乳がん、大腸がん、肺がんなどが増加しています。(厚労省)
健康診断の目的は、自覚症状がない初期のうちに異常を発見することで
病気の予防につなげることにあります。
職場などで健康診断を受ける機会がない人も、市区町村が実施する健康診断を定期的に受けて、自身の健康状態を把握することが大切です。
また、わが国のがん検診受診率は欧米諸国に比べ低いのが現状だと言います。
まず今回は子宮頸がんの事を追記します。
子宮頸がんは、性交渉によってヒトパピローマウイルス(HPV)が
子宮の出口(子宮頸部)に感染することが主な原因とされています。
早期発見できればほぼ治癒できますが、子宮頸がんの初期は
まったく症状がなく40歳ごろから増加するため、早期発見と予防・改善のためにも
定期的に健康診断を受けることが大切です。
子宮頸がんの前段階では程度に応じ、経過観察~治療を行います。
自然に軽快することも多いということです。
では次回は乳がんの原因やリスクなどお伝えいたします。
急な冷え込みで風邪などひかれませんように寒さ対策をしていきましょう。