健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

お灸の実際・冷えに

2019年10月31日 18時08分59秒 | Weblog

今日はハロウィーン、ご近所では幼稚園児たちが、オレンジ色の衣装をまとって

にぎやかに集まっていました。

 

10月も最後の日を迎え、夕方になると冷えも増してきています。

「冷え」は末梢の循環障害によるものですが、特に女性は冷え性の方が多いので

 是非、「お灸女子」にチャレンジしてみてください。

 

①関元(かんげん)のツボ・・・体の正中でおへそから指4本のところにあります。

このツボは体の陽の気を高めると言われます。

 

 

②三陰交(さんいんこう)のツボ・・・うちくるぶしの上の際から指3・4本のところにあります。

最も圧痛のあるところをさがします。別名女三里ともいわれ、婦人系疾患に使われる重要なツボです。

 

おなか等皮膚の薄いところや敏感な方は、熱く感じたら熱さをこらえず

同じ延長線上に移動してみてください。

冷えが強い方は、1か所3そう(3個)くらいまでから、お試しください。

今日は三日月が西の空に輝いて見えています。

では、秋の夜長をお楽しみくださいませ。


お灸の実際・胃腸編

2019年10月29日 20時02分11秒 | Weblog

「はじめてのお灸moxa」くだもの、はな、緑茶、香木の香りをセット。その日の気分で香りが選べるお灸で...せんねん灸

こんばんは!

今日はかなり気温が下がり、冷たい雨になりました。

 

前回よりお灸のことをお伝えしていますが、

先ずはその定義は

「灸は経穴(ツボ)と呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与えることによって生理状態を変化させ、疾病の治癒を目的とするもの」と言われます。

 

そして、セルフで行ったり家族同士で行うことによる行為やその関係、空間には母性・愛情・絆・癒し・共有する時間空間

ふれあいがあって、スピリチュアリティが機能し、スピリチュアルケアの役割が期待できると言われています。

<全日本鍼灸学術大会 愛媛大会市民講座 愛媛県立中央病院 漢方内科 山見先生のお話より引用>

 

それでは症状別の1回目

胃腸のツボ・・・シール式のせんねん灸を使って下記のツボを探し、足なら2か所同時にお灸します。

熱くなったら少しずらします。はじめは1か所一つのお灸で、やってみましょう!

 

 

①    足三里・・・向こうずねの外側でひざ下、指3本のところ

②    太衝(たいしょう)・・・足の甲の親指と第2指の交わるところの前のくぼみ

③    中かん・・・みぞおちとおへそを結んだ線の中央

④    内関(ないかん)・・・手のひら側の手首のしわの真ん中より腕の方に指3本のところ

 

まずは健康の要である胃腸を元気に、お灸で養生して参りましょう!

 


お灸のすすめ

2019年10月13日 13時21分51秒 | Weblog

台風19号ハギビスが日本列島を直撃しました。

そのすさまじい爪痕は大きい河川の氾濫を中心に広がっています。

被害を受けたすべての皆様にお見舞い申し上げますと共に、早い復旧をお祈り申し上げます。

 

今日は台風一過で気温も上がり始めていますが、まだその余波はつづき、風もおさまっていません。

気温・湿度共に低くなっているので、不調を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

近頃はこのような天気や気圧、湿度の変化による体調不良を訴えることを

「気象病」ともいわれますね。

(台風一過の朝の富士山)

そこで、今回は変わりゆく季節の節目に体に優しいお灸の話をしたいと思います。

 

わたしも自身の体験から、お灸は一人でできる健康法として、推奨していることの一つです。

今はご自身でも試しやすいシール式や煙の出ないタイプのお灸もあります。

お灸の原料はヨモギを乾燥して茎などを取り除いて、ふんわりとしたもぐさができます。

もぐさだけが手に入ったころは、生姜のスライスの上に親指の頭位のもぐさを丸めて置いて、

火をつけるとじんわりじんわりツボが刺激され

ヨモギの香りが漂い、熱さがピークになったらそのまま少し位置をずらします。

これは気を付けないと火のついたもぐさが倒れたり落ちたりして危険です。

そのような危険を回避するためにもシール式は簡単で安全です。

 

ツボは手足を中心に全身にあります。

では次回より私の経験を含めて、症状別のツボのご紹介もしたいと思います。

 

実は、本日はこの台風一過の日に、66歳の誕生日を迎えました。

これからも益々、皆様のお役に立てますよう精進してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

台風を回避して少し前にお祝いのお花をいただきました。

自身の体調管理も肝に銘じて養生していきたいと思っています。

 

では、皆様もお身体ご自愛くださいませ。