健康塾通信

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「はじかみ」とは

2021年06月15日 20時35分11秒 | Weblog

 

こんばんは

もうそろそろと思っていた関東の梅雨入りも昨日でしたが、

今日は気温が上がり午後は強い日差しも差し込みました。

 

実は、梅雨入りよりも気がかりだったワクチン接種の予約が

タイミングよく取れてホッとしたところですが、

2回目の接種が終わるまでは副反応などの気掛かりも払拭できません。

 

ところで、今日は「生姜の日」ということで、

あまりなじみのない「はじかみ」というタイトルにしてみました。

 

私は生姜にはたくさん恩恵を受けていますが

そもそも鍼灸師を目指すきっかけを作ってくれたのは

「生姜」でした。

 

冷え性と月経困難症で悩んでいた20代の頃

自然食品のお店で知り合った玄米菜食の賄をしている

方から生姜灸をすすめられ、やり方を教えてもらいました。

 

当時70歳くらいのお元気なおばあちゃんでしたが

元気の秘訣は毎朝仕事の前にすえる生姜灸だという事でした。

大切な艾(モグサ)を分けていただきやり方も教えていただきました。

 

はじめは1日から2日おきに、両足の内くるぶしの上から指4本目の三陰交というツボにお灸をしました。

その後専門学校に入りあの時のお灸は「隔物灸」と呼ぶこともわかりました。

ちなみに塩や、味噌、にんにくなどの上にもぐさをのせてするお灸のことをそう呼んでいます。

 

生姜を3.4ミリにスライスしてその上に艾を乗せて火を付けます。

脚がゆっくり暖かくなって生姜から水分が出てきます。

隔物灸なので火傷をするくらい熱くはなりませんが、

当時はひたすら続けた結果

生理痛は段々治まってきた体験があります。

 

さて、「はじかみ」に話を戻しますが、わが国では古来

しょうがや山椒の辛い物をそう呼んでいたといわれますが

もとは中国から伝えられたもので

中国では乾燥された薑(はじかみ)を漢方薬に使われていたことから

生を頭につけて「生薑」と分けていたようです。

 

私たちが日常目にするのは「ひね生姜」で

日本料理では焼き魚などに添えられている芽生姜を酢漬けにしたものを

はじかみ生姜といって、魚の臭みを和らげてくれています。

生姜の効用はたくさんありますが、ブログでは以前もご紹介しました。

これからの季節では、特に殺菌作用やダイエット効果

新陳代謝を高める効果にも注目したいと思います。

 

では、これから本番の梅雨の蒸し暑さに負けない日々を過ごしたいですね。

今夜はこの辺でm(__)m

 

手作りから