宮崎より
こんにちは
八月最終日です。皆さんの夏は如何でしたか?
例年より暑くて過ごしづらく、特に夜など暑くて目が覚めやすかったなどの話も聞きます。
自然界では様々な鳥の声から蝉の声へそして、近頃は秋の虫の合唱も加わりました。
皆様は夏バテや夏の疲れは残っていませんか?これから胃腸病や身体のむくみ、皮膚の荒れなど出てくる場合もあります。
きょうは暑さが戻るようですが、暑い日に熱い話になり恐縮ですが
日ごろ馴染みの少ない「お灸」の話を致します。
健康塾通信では2019年10月13日、29日、31日、11月15日の記事もご参考に
していただけると有難いです。
さて、お灸をご存知の方もいらっしゃると思いますが『もぐさ』作りから始まります。
そのもぐさはキク科の『ヨモギ』を原料に作られます。
今回は、お灸の元になるもぐさ、その原料のヨモギに焦点を当ててみたいと思います。
ジャガランタ
お灸の効果も納得できるヨモギですが、昔から万能薬草として重宝されてきました。
その秘密はヨモギに含まれる香りのもと、シネオールです。
シネオールは高ぶった神経を鎮静化しイライラ解消、安眠作用、利尿作用があります。
ヨモギは山や野原などあちらこちらに自生しています。
春の若葉を摘んでもちにいれることから、モチグサと呼ばれたりしていますのでそちらの呼び方の方が親しまれているかもしれません。
ヨモギの葉の裏側は白い毛が密性していてもぐさを作る過程で
ヨモギの葉脈や葉肉などの不純物が多い荒もぐさから白い毛の比率が多くなるほど良質なもぐさとして皮膚に直接施灸しています。
なお、荒もぐさは皮膚への隔物灸と言って、しょうがやにんにくのスライスの上にもぐさを乗せて温灸として使われます。
なお生のヨモギの葉はてのひらで揉んで、虫刺され・切り傷・打ち身・水虫
などにも効き、古来から用いられています。
天日乾燥した葉は湯船に浴湯料として使うことで冷え性・腰痛・神経痛・リュウマチ・風邪・あせも・美容にも良いとされています。
また、天日乾燥した葉を煎じて飲むと、月経過多・下痢・鼻血・胃潰瘍・腹痛・痔・食あたり・冷え性などの効果があるようです。
ヨモギは健康と美容に良いとされ、食用、漢方薬、灸の「もぐさ」など外用・内服問わず利用され、健康と美容に幅広く働きかけます。
そのほか健康効果のまとめです。
*生活習慣病の予防・改善
*コレステロール値を下げる
*貧血を予防する
*粘膜や皮膚を健康に保つ
*便秘を解消する
*胃腸の機能を高める
*体を温める効果
*美容効果
*喘息を予防する
それでは今日も良い一日をお過ごしください。
宮崎のヨットハーバー