平渓(ピンシー)線は、とてもカラフルで、渓谷のなかを走るローカル線です。
十分駅を出て、川の流れや自然を車窓から見ながら瑞芳駅まで行きます。
そこからは、車に乗り換えて曲がりくねった山道を登り「九份」に着きました。
その街は、広くて青い空と
エメラルドグリーンの海と
石段の上に高く高く続く街並み、
古い映画館や、小物、洋服、食品店や食堂などが軒を連ねています。
ワンチャンたちは、開放的で石段や店先に自然にとけこんでいました。
あの、「千と千尋の神隠し」の舞台になった湯ばあばの家には、
実際に使われた面も飾られていました。
高台のお店の窓から、遥か海を一望でき、吹き抜ける風と一緒に
龍に乗ったハクが大空を駆け抜けているようなイメージが伝わってきました。
観光客が多い中、人込みを抜けて路地に入ると
かつては金鉱だった趣や、時間が止まったような
静けさが感じられる場所でもありました。