今月も終わりに近づきました。
太陽の恩恵を受けている間はポカポカとしていてコートも要らない小春日和ですが、風
の強い日はやはり、季節が進んでいるのを実感します。
ところで、先日我が家と同じ区内で起きた交通事故のニュースに思わず震撼しました。
この事故に巻き込まれ一瞬のうちに大切ないのちを奪われてしまったお二人のご冥福を
こころよりお祈り申しあげます。
更に負傷された方々が後遺症なくご回復されることをお祈り申しあげています。
自分の身近な体験からと言うこともありますが、交通事故のニュースの多いことや、同
じ様な犠牲を作らないためにも、多方面からの改善策が重要だと実感しています。
特に、交通事故の被害者に多いのは、かろうじて命が助かったとしても長引く「後遺症」の問題です。
かなり重篤で大きな障害が残ることや、頭部への挫傷の多くは頭痛や吐き気に襲われる事など
日常生活にも支障が出る様々な辛い症状が多いことです。
今回は、事故や急病などで一刻を争う現場での仕事を業とする医療スッタフの事を
感謝を込めて書いています。
突然の事故により救急車で運ばれた病院で症状が安定するまで、
必要な場合は緊急オペになったり、怪我の程度による加療がなされます。
この急性期の病院の役割は、まさに「いのち」を救うことが使命とされていて、
退院して必要な場合は回復期のリハビリテーション病院に転院することになります。
回復期のリハビリテーションへの入院患者さんは厚労省があらかじめ定めた疾患の条件や入院期間があります。
ここでは一人一人に合わせたプログラムの実施計画が作成され、日々のリハビリが始まります。
今回はコロナ禍で、回復期のリハビリ病院に移った際は、一度も入院病棟や病室を訪ねることはできませんでした。
本来は入院中にリハビリの状況を見学をしたり、2週間置きくらいのペースで
チーム医療スタッフとの面談があるのですが、それも電話に切り替わりました。
チーム医療のスタッフはそれぞれの分野のスペシャリストで少しの違いはありますが、
今回は医師、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、医療ソーシャルワーカーさんが
チームとなって、後遺症や怪我の回復のための加療、日常動作の向上のお手伝いをしてくださり
社会復帰や在宅復帰のサポートをしてくれました。
長引くコロナ禍の中で、医療従事者へのエールや感謝は続いていますが
私の経験した家族の交通事故でお世話になりました急性期の病院は、「いのちを守ってくれた現場」であり、
回復期のリハビリ病院はこれからの日常生活や社会復帰が可能なように身体の機能を「活かす」ことに特化した現場であると実感致しました。
現在、退院後のリハビリとして自宅から通いやすい場所で医療のお世話になっています。
「いのちがあって良かった」と毎日感謝の言葉を口にしている夫のサポートの役割を引き継いでいます。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。