今日も暖かい陽ざしに恵まれました。
友人との約束の場所に向かう足取りも軽く、
やや歩く速さもアップして軽く汗ばむくらいでした。
一番つらかった階段を降りる時も、左右交互に一段ずつ足を運ぶことが出来、
自由に動けることのありがたみを痛感しています。
そして、一年ぶりの友人ともたっぷり会話が出来、
懐かしい時間を共有出来ました。
近頃は、ズームなどで画面を通しての会話しかできないことが多く、
やはり、実際に顔合わせをしながらの対話の醍醐味を感じました。
今回の「骨折」という予期せぬアクシデントは、前向きにとらえると
まだ、67歳で良かった。そして、足首で済んで良かった。
などなど、まだ運動指導などが出来る余禄がある
という感謝も生まれています。
それに、たくさんの気づきもありました。
危険を伴う場所では考え事や、~しながら歩くこと、
階段の最後の一段までは気を抜かずは、あたりまえ!
一つ一つの動作に集中することが当然ですが、
そのあたりまえや当然が、
心に隙間があったり、あわてたりすることで
気持ちと体がちぐはぐになってしまい
特に年齢と共に身体がついていかない現実があるのです。
骨折の痛みと不自由さは、多くの戒めを与えてくれました。
どこからか、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」というチコちゃんの声が
聞こえてきそうです。
それでは、前置きはこの辺で早速、前日に続き
リンパドレナージを基礎としたマッサージの後の
コンプレッション(圧迫法)をお伝えします。
本来、続発性リンパ浮腫の患者様に行っている弾性包帯を用いた
圧迫療法(バンテージ療法)からはかなり簡略した方法であることをご了承ください。
骨折部位のくるぶしを中心とし足首から足先の浮腫みを
ドレナージだけでは緩和することが難しく、やはり伸縮包帯や
もう少し圧迫力の強い弾性包帯を使った圧迫法が大きな効果を生みました。
指用の伸縮性ガーゼ包帯で足の指、1本ずつ巻きます。
これは指より上の足の甲やくるぶしなどに溜まったリンパ液の逆流を防ぐためです。
指はひと巻きのみで、余った包帯で足の甲を巻いていきます。
指の包帯の後で着けているのは、筒状のガーゼ包帯です。
これは皮膚の保護に本来は一番初めに、皮膚に直接つけるものですが
今回は、指包帯の上からつけました。
全体の長さは指先から5~10センチくらい出して(折り返し用)
から、ふくらはぎの上くらいまで伸ばしておきます。
次に弾性包帯1本を使い指の付け根から、足首の上
アキレス腱は完全に巻き込んで、ふくらはぎの真ん中あたりまで巻きます。
包帯の間隔は2センチくらいずらしながら、
特にくるぶし周りの浮腫みが大きい箇所は、弾性包帯にテンションをつけて、
巻きを強くしたり、その時に応じコットンなどを浮腫みの多い箇所に巻き込むことで、
部分的な浮腫みの排液が促されます。
弾性包帯を巻き終わった後、伸ばしていた筒状包帯を、足先の方とふくらはぎの方を
それぞれ、弾性包帯の上に折り返して終了です。
骨折から、2か月半ですがまだ完全復帰ではありません。
骨折した足のつま先立ちが出来ませんが、それも克服できるよう引き続き
リハビリは継続していきます。
グリーンの車いすは台北空港の借り物で、2012年台湾から帰国前に捻挫した時、
それから8年後同じ部位を骨折しました。
この度、痛い記録を公開することで「健康塾通信」として、何かのお役に立てましたら幸いです。
また、多くの皆様がこのような怪我に遭遇しないことを強く願っています。
最後までお読みくださり、心より感謝申し上げます。
有難うございました。