養生訓の調息 goo.gl/5spZXb
— 古賀公子 (@biosu) 2017年1月11日 - 20:45
今日は 鏡開きです。
お正月気分も終わり、いよいよ寒さも本格的になってまいりますね。
インフルエンザの流行やノロウイルスなど。。。
体力や抵抗力をつけて撃退しなくてはいけない季節となりました。
さて、本日は養生訓に書かれている「調息」をお伝えします。
「息」すなわち呼吸のことで、「調息」とは呼吸をととのえることをいいます。
益軒さん曰く
― 常の呼吸のいきは、ゆるやかにして、深く丹田に入るべし。急なるべからず。―
丹田とは、東洋医学でへその下あたりのことで、
全身の気が集まるところとされています。
呼吸はあらくしないで、静かにかすかに、長く行うのがよい。
そして、「深く丹田に入る」
では、あらためて丹田に意識を集中して、ゆっくり呼吸してみましょう!
また、忙しい日常が戻ってきますが、ちょっと立ち止まって
長い呼吸をして見ませんか。。。おなかに意識を集めると身体も温まってくると思います。
みなさま明けましておめでとうございます。
暖かい太陽に恵まれた新年の出発に
益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
いつも健康塾通信のページをご覧頂きましてありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年の初めのブログは 「気について」お伝えいたします。
健康塾通信では以前より貝原益軒さんが著した「養生訓」について
数多く取り上げてまいりました。
養生訓の中にも多く登場する言葉が「気」です。
私たちの生活の中にも「気」のつく言葉はとても多いと思います。
天気・元気・気配り・気まま・気づき・・・・などなど
養生訓の一節より
「養生の術は先ず心気を養うべし。心を和にし、気を平らかにし、
いかりと慾とをおさへ、うれひ、思い、をすくなくし、心をくるしめず、
気をそこなわず、是心気を養ふ要道なり。
又、臥す事をこのむべからず。久しく睡り臥せば、気滞りてめぐらず。」
また、「人の元気は、もと是天地の万物を生ずる気なり。是人身の根本なり・・・・」
このように「気」は人間の基本と考えられているところは、
東洋医学の根幹とも通じています。
「百病は皆気より生ず。病とは気やむ也。故に養生の道は気を調るにあり。」
まさにこの一文をかみしめて、この一年も養生に努めたいと思います。