健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

今だからフレイルチエック①

2021年09月30日 05時58分50秒 | Weblog

 

今年の中秋の名月、八年に一度と言われた東の空に輝く満月を目撃した方も多いかと思います。

秋分の日も過ぎて、季節は瞬く間に進んでいます。

そして、明日10月1日から緊急事態宣言やまん延防止措置が全面解除されます。

 

一方、厚労省では感染拡大が今後も反復するという指摘もあって、

今月14日には都道府県などに向けて、中長期的にコロナに備えるための病床数の増加などをはじめとした

「第6波に備える医療体制の再検討」を通知しているとの報道を見ました。

細野高原(友人より)

このような流れの中で、これまで自宅にこもり外部との接触を避けてきた多くの方たちの中で、

懸念されるのが「フレイルの加速」です。

 

フレイルは、加齢と共に気が付かないうちに体力が落ちて心身の機能が低下している状態ですが

健康塾通信では、2016年10月23日「フレイルとは」30日「フレイルの診断と予防」の記事がありますので、

こちらも是非ご参考にお願いします。

 

今回は一人で出来るフレイルチエックをおすすめいたします。

 

先ずフレイルチエックには3つの柱があります。

  • 筋肉量と筋力
  • バランスと反射力
  • 柔軟性

 

これらの低下でフレイルは加速していきます。

 

では3つの項目の内、本日は

  • 筋肉量と筋力のチエックから行いましょう。

先ず筋肉量から

ふくらはぎの最も太いところを左右の親指と人差し指で作った円におさまるか?

やり方はふくらはぎの一番太いところにまずは左右の親指の先をつけます。

次にふくらはぎに沿って、人差し指で輪っかを作ります。

この時、人差し指どうしの開いている間隔も覚えておいてください。

反対の脚も同じようにして、左右差を比較することもできます。

 

親指と人差し指で作った円より、ご自身のふくらはぎが大きければ筋肉量はクリアです。

 

次に筋力チエック

椅子に浅めに腰かけて両腕を組んだまま片足で立ち上がることができるか?

 

左右とも出来たら筋力はクリアです。

 

 

では、次回はこの続きバランスと反射力、柔軟性のチェックをしたいと思います。

是非、チェックの続きを行ってくださいませ。

今夜から台風の影響もあるようですので、被害が少ないことと皆様の安全を

お祈りします。

五反田から、日の出


五行の金は五季の秋

2021年09月01日 23時07分08秒 | Weblog

今日は防災の日、自然災害は予期しないで起きますが

また、事故も予期せず起こることがあります。

 

私は骨折からちょうど1年が経ちました。

当時ブログでもお伝えしましたが階段からの落下でした。

慣れた場所でも細心の注意をすることで

事故や怪我を防ぐことが出来る災いとして、忘れられない日にもなりました。

 

ただ交通事故などは、歩行者がルールを守っていても、突発的に巻き込まれることもあります。

実は8月中旬、家族を震撼させる事故がありました。

予期できない災いではありましたが、やはり防げるものならという思いと、

この度、命をつなぐことができたご縁に先ずは感謝しています。

 

(ブルーベリーの木)

冒頭からお騒がせ致しまして申し訳ありませんでした。

現在は急性期の病院から回復期のリハビリテーション病院へ転院し

社会復帰に向けて訓練が始まりましたことをご報告いたします。

  

 

ところで、9月のスタートと共に空模様が怪しくなり気温も急降下致しました。

そんな季節の変化から、今回は五行について簡単にお伝えいたします。

 

<東洋医学の陰陽五行説>

陰陽説と五行説があって、

木、火、土、金、水(もく、か、ど、ごん、すい)

という五つの要素を五行と呼びます。

 

五行の相生関係は、「木は焼けば火を生じ、火は灰・土を生じ、土は金属を生じ、

金属より水を生じ、水は木を 成長させる」

 

これに反し

五行の相剋関係は、「木は土を搾取して成長し、土に剋(か)つので木剋土、

同じように 土剋水、水剋火、火剋金、金剋木」という関係になります。

 

では今回は五行の配当表中の「金性」の一部を取り上げてみました。

 

五臓  肺

五腑  大腸

五行  金性

五季  秋  季節の配当(例えば秋には肺を病みやすいなど)

五気  燥  五悪ともいい、五臓の嫌う外気の性状。

五色  白  患者の皮膚の色をみて診断。

五方  西  方位

五味  辛  辛味は弱った肺に栄養を与えるが食べ過ぎは害。

五宮  鼻  五官の所属。

五主  皮  五臓から栄養を補充するもの。

五志  悲(憂) 感情の所属。

五声  哭  病人の出す声の所属。

五華  唇  五臓の変調が現れる部位。

五支  息  五臓の精気が発するところ。

(図説 東洋医学より一部改編)

暑かった夏が終わり変わりゆく季節のなかで

秋の風と共に、物悲しいような感情も生まれ

肺は鼻など呼吸器ともつながり、大腸や皮膚は乾燥すると

健康を害すもとになります。

 

それでは秋の養生で健やかに過ごされますように、日々の無事故と共に

お祈り申し上げます。