5月と言えば新茶が出回る時期ですが、すでに味や香りを楽しまれていらっしゃることと思います。
茶摘みの歌のように八十八夜に摘み取られる新茶は、昔から不老長寿の縁起物とされてきました。
お茶の味には甘み、渋み、苦味という味覚を感じますが、特に新茶は香り高くうま味を感じます。
味覚(みかく)は、五感の一つで、基本的には、甘味、酸味、塩味、苦味の4つに
うま味が加わり5つとされています。
そこで今回のテーマ「味覚」についてお伝え致します。
まず舌の粘膜にあるザラッとした小さな突起を味蕾(みらい)というのですが
水や唾液に溶けた食べ物の可溶性物質がこの味蕾の中の味の神経を刺激して
味覚を感じます。
味覚を感じるところは、舌の先端、周辺、舌根部、背面に限られています。
甘味は舌の先端、酸味は周辺の舌縁部、苦味は舌根部、鹹味(かんみ・塩味)
は先端で強く感じられます。
また脳への刺激は、酸味が最も強く、酸味>苦味>塩味>甘味の順となって伝達されているそうです。
更に風味と呼ばれるのは基本の4つの味に嗅覚、視覚、記憶などの要素が加わることで感じる感覚としての味になります。
それではここで再びお茶の味に戻りますが
◎甘みや旨み
お茶の甘味や旨味成分であるアミノ酸の半分以上を占めているお茶特有の成分をテアニンといいます。
低温のお湯には溶けにくいのでお茶を淹れる時の湯の温度がお茶の味を左右します。
◎渋み
渋みのもとはタンニンで、タンニンを形成する成分の一部がカテキンですが
緑茶には良質のカテキンが多く含まれています。
◎苦味
苦味の元はカフェインで高級茶ほど多く含まれます。カフェインが多いとテアニンも多く
テアニンがカフェインの興奮作用を抑制してくれます。
それぞれの成分の働き
★テアニン
脳波のα波を増やすので癒し効果があり、脳内神経物質への作用によって記憶学習能力も向上させます。
★カテキン
老化予防・抗菌作用・がん予防・高血圧や動脈硬化の予防をします。
★カフェイン
神経性疲労やストレス解消・利尿作用・強心作用があります。
その他ビタミンCやミネラルも含まれ美肌や新陳代謝に必要な栄養素です。
新茶の美味しい入れ方は、一煎目は低い温度で香味を十分に引き出し、
二煎目は熱湯を注いでカテキンやカフェインをたっぷり出していただくことだそうです。
さあ、新茶を有効に飲んでこの季節をさわやかに過ごして参りましょう。
茶摘みの歌のように八十八夜に摘み取られる新茶は、昔から不老長寿の縁起物とされてきました。
お茶の味には甘み、渋み、苦味という味覚を感じますが、特に新茶は香り高くうま味を感じます。
味覚(みかく)は、五感の一つで、基本的には、甘味、酸味、塩味、苦味の4つに
うま味が加わり5つとされています。
そこで今回のテーマ「味覚」についてお伝え致します。
まず舌の粘膜にあるザラッとした小さな突起を味蕾(みらい)というのですが
水や唾液に溶けた食べ物の可溶性物質がこの味蕾の中の味の神経を刺激して
味覚を感じます。
味覚を感じるところは、舌の先端、周辺、舌根部、背面に限られています。
甘味は舌の先端、酸味は周辺の舌縁部、苦味は舌根部、鹹味(かんみ・塩味)
は先端で強く感じられます。
また脳への刺激は、酸味が最も強く、酸味>苦味>塩味>甘味の順となって伝達されているそうです。
更に風味と呼ばれるのは基本の4つの味に嗅覚、視覚、記憶などの要素が加わることで感じる感覚としての味になります。
それではここで再びお茶の味に戻りますが
◎甘みや旨み
お茶の甘味や旨味成分であるアミノ酸の半分以上を占めているお茶特有の成分をテアニンといいます。
低温のお湯には溶けにくいのでお茶を淹れる時の湯の温度がお茶の味を左右します。
◎渋み
渋みのもとはタンニンで、タンニンを形成する成分の一部がカテキンですが
緑茶には良質のカテキンが多く含まれています。
◎苦味
苦味の元はカフェインで高級茶ほど多く含まれます。カフェインが多いとテアニンも多く
テアニンがカフェインの興奮作用を抑制してくれます。
それぞれの成分の働き
★テアニン
脳波のα波を増やすので癒し効果があり、脳内神経物質への作用によって記憶学習能力も向上させます。
★カテキン
老化予防・抗菌作用・がん予防・高血圧や動脈硬化の予防をします。
★カフェイン
神経性疲労やストレス解消・利尿作用・強心作用があります。
その他ビタミンCやミネラルも含まれ美肌や新陳代謝に必要な栄養素です。
新茶の美味しい入れ方は、一煎目は低い温度で香味を十分に引き出し、
二煎目は熱湯を注いでカテキンやカフェインをたっぷり出していただくことだそうです。
さあ、新茶を有効に飲んでこの季節をさわやかに過ごして参りましょう。