おはようございます。
春分の日が彼岸の中日でその前後7日間を彼岸というようですが、暑さ寒さも彼岸までというように、今年のこの寒さはもうこれくらいに。。。と思わずにはいられません。
今年は21日が春分の日、お彼岸の中日でしたから本日24日が彼岸明けになりますね。
いっときの暑さでは、衣類の入れ替えをしたいと思うほどでしたが、やはり三寒四温のこの時期は油断ができません。
二十四節気はカレンダーにも記載されているものもありますが、太陽の運行を基本として春夏秋冬の四季で分けて12の節気と12の中気に分類してそれぞれの言葉で表しています。そして、春分というと昼と夜の長さが一緒ですが、過ぎてしまった今全く意識をしていなかったことに気が付いています。
日々忙しく通り過ぎ、同じように繰り返しているようではありますが、毎日が新しく一期一会の出会いがあります。
1日の始まりに大切な意識をもつことや、今日も無事故で1日が終わったと思う事の大切さを実感するこの頃です。
さて、その大切な1日ですが私たちの身体には、もともと体内時計という生体リズムがあります。
このリズムは脳の視床下部にある視交叉上核と呼ばれる部位にサ-カディアンリズムを持つ神経細胞から成る発信器があって
その細胞が脳と身体の働きを周期的に支配されているのです。
前回のブログ「脳と睡眠」の補足になりますが、人間は1日を周期として睡眠と覚醒を繰り返していて、
これが概日リズム又はサ-カディアンリズムといわれ人間では24時間より少し長い様です。
また、睡眠はサ-カディアンリズムに大きな影響を受けていますがその他ホルモン・血圧・体温なども同様です。
それでは本日のテーマの「脳と健康」ですが、まず私が脳科学を学んで最初に知ったことは「脳の可塑性」です。
これをご存知の方は多いのかもしれませんが、難しいという先入観から私は脳とういう臓器を後回しにしがちでした。
ですから、粘土のように好きな形に作り変えられる可塑性が脳にもあることに正直驚きを隠せませんでした。
解りやすい例では「脳梗塞」を発症した時脳の細胞の一部が失われてしまうと再生はされませんが、
神経細胞(ニューロン)の入力の一部が損傷して変形するとシナプスの空きができて、
新たなシナプス接続が作られて損傷した機能が代償される場合があるということです。
脳卒中患者へのリハビリでは、子供がはじめてつかまり立ちをした時や歩き始めた時などに
たくさんほめてあげる事のように、繰り返し励ましやほめることで刺激を送ることが大切だといいます。
それは、生きている細胞に情報を送ることで、軸索とシナプスの結合を活性化させることができるので
リハビリの開始が少しでも早いことが重要になっています。
それでは本日はこの辺で。
脳の健康はもう少し続きますので宜しくお願い致します。
過去のブログで脳のことや睡眠に関わるホルモン等取り上げていますので是非、参考にお読みくださるとうれしいです。
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