健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

「めまい」について

2024年08月31日 14時03分50秒 | Weblog

8月最終日、31日は野菜の日だそうです。

ところで今も各地で雨などの警戒が続いていますが

台風10号が九州で猛威をふるったほか離れた地域でも被害が出ています。

被害を受けた皆様には早い復旧とお見舞いを申し上げます。

9月は台風の時期でもあるので、今回の居座った台風のあとも続いて発生する可能性もあります。

ところで、皆様は「めまい」を体験されたことはありますか?

9月は台風のシーズンで、気圧が急激に変化する時期で、 内耳は気圧変化に影響を受けやすいので、めまいが悪化すると言われています。

日常生活動作では立つ・座る・横になる・歩く・走るなど様々ですが

この運動や動作をバランスよくコントロールしているのが

  • 内耳の中の「三半規管・耳石器」
  • 眼の中の「視覚器」
  • 体幹の中の「深部知覚器」 

この3つのアンテナによって調整されてスムーズに運動できるしくみになっています。

でも、この感覚器と脳をつないでいるどこかに支障があるとめまいやふらつきが起こります。

原因は血流障害、炎症、自律神経障害、心因性のほか原因不明の場合もあるそうです。

 

今回はめまいの症状の中で「良性発作性頭位めまい症」とよばれている病気の事をお伝えします。

寝起きや寝返りなどで頭の位置を変えた時におきて回転性のめまいが多いのですが

通常は1~2分で治まります。

これは三半規管に耳石の小破片が流れるために起きるとされますが通常は1~2週間で耳石が解けて治まるようです。

症状が続く場合は頭位理学療法の運動で治療します。

☆彡耳石を散らせるためのトレーニングで体位を左10個間・右10個間交互に停止する寝返り運動を10セットで一日、2回めどに行うなどの方法です。

「めまい」にもいろいろな原因や性状が有りますから軽視することは出来ませんね。

長引く場合や不安な時は耳鼻科でまずはご相談することが大事になります。

 

それでは季節の変わり目ですので、自然災害の備えの他、体調管理にも気を配りたいと思います。

きょうは8月に撮影した鎌倉方面の写真をアップいたしました。


後頭部のツボと筋肉

2024年08月06日 16時17分34秒 | Weblog

 

稲村ケ崎より8月5日

週末から雲の多い日が続いていますが夕方にマジックアワーを見れた日には疲れも癒されます。

きょうは最近の夕空の写真と共に一読いただけたら幸いです。

逗子より

また、各地の風物詩と言われる花火大会や夏祭りも盛んな時期になりましたが

中々現地に行けないのが残念です。皆様はどこかでご覧になりましたか?

 

ところで、夏休みはいつから始まったのか?調べてみましたら140年以上の歴史があり驚きました。

1881年に文部省が夏季休業日と定めたことで誕生したそうですが

教育機関の正式名称は「夏季休業」といって 校舎などに冷房設備がない場合が多く、

太平洋高気圧支配下での授業が暑熱により困難なので、

その間を休業とするためとされたようです。

昨今のように30度超える日が続き教育機関にも冷房設備は整えられたと思いますが

私が子供の頃は学校の夏休みは有っても大人たちは仕事に追われ、

お盆休みだけが一般的に夏休みのようだったと記憶していました。

今は職種にもよりますが、労働環境によって夏休みの取り方も変化してきたのではと思います。

 

さて、今回は後頭部にある筋肉やツボをご紹介します。

(経絡経穴概論・医道の日本社発行より転記)

日常的に作業の多くは下を向くことが増えていますが首コリ、肩こり

が安眠等の支障にも繋がります。

後頭部には触ると出っ張りがあってこれを外後頭隆起と言い枕のあたるところです。

正中線上、督脈には脳戸(のうこ)が有ります。

正中から左右に親指の幅一つ分に玉枕(ぎょくちん)のツボが有り、

脳空(のうくう)は更に親指ひとつ広めの左右横にあります。

 

更に髪の生え際で僧帽筋の外側の左右には天柱があります。

図を参考にツボの位置や筋肉を触ってご確認ください。

 

次に3つのツボの効能を記します。

「玉枕」ぎょくちん 

不眠症、肩背痛、首コリ、頭痛、めまい、目の痛み、視力低下、鼻づまりなど

足の太陽膀胱経は顔と頭を走行しているため、それらの部位に出現する症状を治します。

「天柱」てんちゅう

頭重、頭痛、不眠症、眼疾患、鼻疾患、肩こり、頸痛、心臓疾患など

このツボは後頭部では特に重要なツボとして応用範囲が広く

臨床上でも多く用いられています。

「脳戸」のうこ

三叉神経痛、後頭痛、項頸痛、咽喉など

 

ご紹介した後頭部や首まわりの筋肉などほぐしたあと軽く肩回し運動や

頸の運動など取り入れて、これらのツボはイタギモと感じるくらいの

強さでゆっくりと押していきます。

両手の親指をツボにあてて頭を後ろに倒しながら頭の重さで刺激したり

お休み前に枕を外して平らな状態で刺激する方法もあります。

 

それでは寝苦しい夜に首こり・肩こりをほぐして、どうか安眠できますように☆彡