健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

計算例

2017年11月10日 14時25分02秒 | Weblog

本日、2回目の更新です。

先ほどの計算式で例を挙げてみましたので、ご自身の体重と体脂肪率に置き換えて計算してみましょう!

最近は体脂肪率などがご自宅の体重計でもわかる方が多いと思いますが、まずは体脂肪率が必要になります。

計算例

例)60代の女性で体重が55㎏、体脂肪率が35とします。

まずは体脂肪量を求めましょう。

体重55㎏×体脂肪0.35=体脂肪量19.25

次に除脂肪体重です。

55㎏ー19.25=除脂肪体重35.75㎏

筋肉量を求めましょう。

35.75÷2=17.875

筋肉率を求めましょう。

17.875÷55=0.325となります。(約32%が筋肉量)

 あとは、先ほどのデーターでご自分の数字をチェックしてみましょう! 


筋肉量や筋肉率を知ろう!

2017年11月10日 11時30分58秒 | Weblog

立冬も過ぎました。

この秋は、気温の不順もあって体調を悪くしている方が多いようです。

 ちまたではインフルエンザの予防接種が始まっています。

免疫力をアップしてウイルスにも負けないために、前回は筋肉量との関係をお伝えしました。

それでは、まずご自分の筋肉量や筋肉率などを計算してみましょう。

:::::::::::::::::::::::::::

体重×体脂肪率=体脂肪量

体重-体脂肪量=除脂肪体重

除脂肪体重÷2筋肉量

筋肉量÷体重=筋肉率

::::::::::::::::::::::::::: 

◎平均筋肉量の目安

 

BMI      女性      男性

24.9以下  14.0㎏     22.0㎏

 

25.0以上  17.0㎏     24.0㎏

 

※(大和製衡株式会社調べ)

 

◎筋肉率の目安

     女性            男性

                  

低い   25.9%以下       30.9以下

標準   26.027.9       31.034.9

やや高い28.029.9       35.038.9

高い   30.0以上         39.0以上

         

※(日本肥満学会「肥満・肥満症の指導マニュアル」参考)

 

◎筋肉率の年代別平均値

      女性   男性

30   37%   37

40   33%   34%

50   30%   31%

60   26%   29%

70   23%   25%  

 如何でしょうか?

筋肉率の目安や年代別の平均値も参考にしてみましょう! 

      


筋肉量

2017年11月01日 17時43分20秒 | Weblog

11月に入りました。

昨日は、ハロウィーンということで10月中はあちこちでイベントも開催されたと思われます。

さて、先月は高齢者の様々な身体の状態をお伝えいたしましたが、参考になりましたでしょうか?

 

健康長寿、健康寿命を考えるときに、加齢と共に衰える様々な機能を考慮しながら

自身の健康づくり対策に早く取り組まなければならないと思う日々です。

 

そこで今回はとても大切な「筋肉量」についてお伝えいたします。

 

「サルコペニア」

以前ブログでご紹介しましたが、筋肉量が低下して筋力又は身体能力が低下した状態のことで、

サルコはギリシア語の筋肉と喪失のぺニアを合わせた言葉です。

加齢によるものと不活動・疾患・低栄養などによるものがあります。

 

筋肉の中に最も多く含まれるアミノ酸で、グルタミンという物質がリンパ球を増やします。

リンパ球は免疫細胞なので、筋肉量が多ければ免疫力アップにつながります。

 

そして、筋肉の量が多いと糖を取り込みやすいことから糖尿病になりにくいと言われます。

 

更にうれしいことには、筋肉が増えると基礎代謝が上がるので太りにくく痩せやすい体になります。

 

ご存知かと思いますが、ここで基礎代謝量のことを確認します。

私たちは動かない時でも呼吸して、体温を維持していますが

その時に消費される必要最小限のエネルギー代謝量のことを「基礎代謝量」といいます。

 

健康長寿のためにはご自身の筋肉量を把握することが大切です。

次回は、筋肉量を知るための計算式をお伝えします。

秋も深まりましたので、朝晩の冷え込みで風邪をひかないようお互い養生しましょう。