「髪はぬけはじめてわかる長い友だち」なんてコマーシャルで見たり聞いたりした方はいらっしゃいませんか?
髪の毛は皮膚の表層部である表皮が変化してできたといわれていますので
肌と同様、この時期紫外線には要注意です。
肌が日焼け現象を起こすように、毛髪もケラチン変性を起こすといわれます。
「ケラチンというのは皮膚、爪、毛髪を構成する成分で、20種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質」のことです。
紫外線の多い高原や屋外の仕事をしている人は、コールドパーマなどがかかりにくいのは紫外線によるケラチン変性が原因と考えられるそうです。
私が美容を学んでいる時初めての授業で、印象に残っている言葉があります。
「美容師の仕事は髪やスタイルを美しくセットしたり、デザインしようとすることなのですが、実際は化学薬品により毛髪にダメージを与えることが多く
その他の技術も髪のストレスになります。パーマ、ヘアカラー、シャンプー、カット、ブラッシング、ドライヤーなどなど・・しかし、正しい毛髪の知識を知って髪質に合わせた薬剤を使用し、その効果を理解して施術することで、髪の健康と美容に役立つことができる。」ということでした。
確かに、本来の髪をウエーブで変形させたり、髪の色を変えたり、はさみやレザーによって切ることや、ドライヤーの熱も髪にとってはストレスになるわけです。
最近は美容院に行かなくても自宅でカットやヘアカラーも行いますし、シャンプー、ドライヤーなどは毎日と言う方もいらっしゃると思います。
専門家は勿論として、私たちも自分の髪は自分で守る為に正しい知識を学んで
ヘアケアを心がけたいと思います。
まずは健康な髪のために髪と地肌も清潔に保つことがヘアケアの基本です。
特に地肌は美しい髪を作る基盤ですから汗や皮脂などの汚れが 毛穴に詰まると
細菌が繁殖しやすくなり、
毛根にも悪影響を及ぼしてフケ、カユミなどの原因になります。
ですからシャンプーは地肌の皮脂が多い人ほどできるだけ毎日行い、いつも地肌を清潔に保ちましょう。
洗髪の習慣というのは過去に遡る程頻度が少なく、日本髪が結われていた時代は
一ヶ月に一度程度というのが一般的であったようで、
「七夕に髪を洗うと髪が美しくなる」という言葉は、
洗髪が日課として行われていなかった時代を反映していると言えます。
さあそれでは、正しいシャンプーの仕方をお伝えいたします。
みなさまの普段のやり方と比較してみてください。
まず基本の注意点
★シャンプー時の濡れた髪は傷みやすい状態なので、ゴシゴシと髪に摩擦を与える洗い方をするとキューティクルがはがれて、毛髪の健康を損ないますので
髪をこすり合わせず、やさしく洗うことがシャンプーの基本。
★髪に栄養を与えている地肌を活性化させるためにも、地肌全体をやさしくマッサージするようにして、決して爪など立てたり、ブラシでゴシゴシしながらシャンプーすることはやめましょう。
シャンプーの手順
①軽くブラッシングをして髪の毛のもつれをほぐします。
②シャワーのお湯で髪についていたほこりや汚れを1分程度しっかり洗い流します。髪の汚れは、なんとこのプレシャワーリングだけで70%位は落ちるんです。またシャンプー時の泡立ちがぐっと良くなります。
③シャンプー液を手のひらで軽く泡立てて、髪の生え際から全体にいきわたらせ、「指の腹」を使って地肌全体をマッサージするようにていねいに洗いましょう。
スタイリング剤などの汚れが多い場合は2度洗いしてください。
④すすぎはしっかり、髪と地肌に洗い残しがないように充分過ぎるくらいシャンプー剤を流してください。
⑤リンスやトリートメントですが、頭皮に何かしらの効果があるリンス剤以外頭皮には付けない様にしてください。これもフケ痒みの原因になります。髪の水分をしっかり切り、トリートメント(ヘアパック)を傷みやすい髪の中間から毛先にかけて揉み込むようにしてなじませます。2~3分おいてから流すと効果的です。
すすぎは髪全体を軽くお湯で流し、首筋やフェイスライン、地肌はしっかりとすすぎます。リンス剤が髪に残らないようにすすいでください。
⑥濡れた状態の髪は傷つきやすくなっています。洗い終わったらタオルで髪と地肌をやさしく拭いて、ドライヤーなどで早く乾かしましょう。
トリートメントのポイント
★パーマやヘアカラーをされている方は、髪の水分や栄養が不足していますので、トリートメント(ヘアパック)が効果的です。
★トリートメント(ヘアパック)は髪の中間から毛先にかけて塗布し、髪の根元や地肌にはなるべくつけないようにしましょう。
★特に髪の傷みの激しい方には、髪の美容液(洗い流さないトリートメント)も効果的です。
まずは、自分の今の髪の状態に合うシャンプー剤やトリートメントを選んで
美しく健康な髪を作るために髪のコンディションに合わせて使い分けることも大切ですね。
最後に抜け毛をご心配している方へ
健康な髪は平均して、男性で1日約100本近く、女性では1日に約60~70本が自然に抜けています。
悪いシャンプー剤を使わない限り、シャンプーをしたために抜け毛が増えるということはありませんので抜け毛を心配してシャンプ-の回数を減らすのはまちがいです。
シャンプーの回数はどれ位が理想かというと、それは頭皮の状態によって異なりますが、原則としては毎日1度のシャンプーが望まれます。
しかし頭皮にあまり脂のない、いわゆる乾燥肌の場合は、シャンプーによる油分の取り過ぎが原因で皮膚炎の発生をみることがあります。
このような人の場合にはその肌の状態に応じて2日に1度、あるいは3日に1度の割合で行ないます。
そしてシャンプーの時にもっとも注意する点は、すすぎを十分することで、シャンプー剤が肌に残らないようにすることです。
あなたは髪をいたわっていますか?
髪の毛は皮膚の表層部である表皮が変化してできたといわれていますので
肌と同様、この時期紫外線には要注意です。
肌が日焼け現象を起こすように、毛髪もケラチン変性を起こすといわれます。
「ケラチンというのは皮膚、爪、毛髪を構成する成分で、20種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質」のことです。
紫外線の多い高原や屋外の仕事をしている人は、コールドパーマなどがかかりにくいのは紫外線によるケラチン変性が原因と考えられるそうです。
私が美容を学んでいる時初めての授業で、印象に残っている言葉があります。
「美容師の仕事は髪やスタイルを美しくセットしたり、デザインしようとすることなのですが、実際は化学薬品により毛髪にダメージを与えることが多く
その他の技術も髪のストレスになります。パーマ、ヘアカラー、シャンプー、カット、ブラッシング、ドライヤーなどなど・・しかし、正しい毛髪の知識を知って髪質に合わせた薬剤を使用し、その効果を理解して施術することで、髪の健康と美容に役立つことができる。」ということでした。
確かに、本来の髪をウエーブで変形させたり、髪の色を変えたり、はさみやレザーによって切ることや、ドライヤーの熱も髪にとってはストレスになるわけです。
最近は美容院に行かなくても自宅でカットやヘアカラーも行いますし、シャンプー、ドライヤーなどは毎日と言う方もいらっしゃると思います。
専門家は勿論として、私たちも自分の髪は自分で守る為に正しい知識を学んで
ヘアケアを心がけたいと思います。
まずは健康な髪のために髪と地肌も清潔に保つことがヘアケアの基本です。
特に地肌は美しい髪を作る基盤ですから汗や皮脂などの汚れが 毛穴に詰まると
細菌が繁殖しやすくなり、
毛根にも悪影響を及ぼしてフケ、カユミなどの原因になります。
ですからシャンプーは地肌の皮脂が多い人ほどできるだけ毎日行い、いつも地肌を清潔に保ちましょう。
洗髪の習慣というのは過去に遡る程頻度が少なく、日本髪が結われていた時代は
一ヶ月に一度程度というのが一般的であったようで、
「七夕に髪を洗うと髪が美しくなる」という言葉は、
洗髪が日課として行われていなかった時代を反映していると言えます。
さあそれでは、正しいシャンプーの仕方をお伝えいたします。
みなさまの普段のやり方と比較してみてください。
まず基本の注意点
★シャンプー時の濡れた髪は傷みやすい状態なので、ゴシゴシと髪に摩擦を与える洗い方をするとキューティクルがはがれて、毛髪の健康を損ないますので
髪をこすり合わせず、やさしく洗うことがシャンプーの基本。
★髪に栄養を与えている地肌を活性化させるためにも、地肌全体をやさしくマッサージするようにして、決して爪など立てたり、ブラシでゴシゴシしながらシャンプーすることはやめましょう。
シャンプーの手順
①軽くブラッシングをして髪の毛のもつれをほぐします。
②シャワーのお湯で髪についていたほこりや汚れを1分程度しっかり洗い流します。髪の汚れは、なんとこのプレシャワーリングだけで70%位は落ちるんです。またシャンプー時の泡立ちがぐっと良くなります。
③シャンプー液を手のひらで軽く泡立てて、髪の生え際から全体にいきわたらせ、「指の腹」を使って地肌全体をマッサージするようにていねいに洗いましょう。
スタイリング剤などの汚れが多い場合は2度洗いしてください。
④すすぎはしっかり、髪と地肌に洗い残しがないように充分過ぎるくらいシャンプー剤を流してください。
⑤リンスやトリートメントですが、頭皮に何かしらの効果があるリンス剤以外頭皮には付けない様にしてください。これもフケ痒みの原因になります。髪の水分をしっかり切り、トリートメント(ヘアパック)を傷みやすい髪の中間から毛先にかけて揉み込むようにしてなじませます。2~3分おいてから流すと効果的です。
すすぎは髪全体を軽くお湯で流し、首筋やフェイスライン、地肌はしっかりとすすぎます。リンス剤が髪に残らないようにすすいでください。
⑥濡れた状態の髪は傷つきやすくなっています。洗い終わったらタオルで髪と地肌をやさしく拭いて、ドライヤーなどで早く乾かしましょう。
トリートメントのポイント
★パーマやヘアカラーをされている方は、髪の水分や栄養が不足していますので、トリートメント(ヘアパック)が効果的です。
★トリートメント(ヘアパック)は髪の中間から毛先にかけて塗布し、髪の根元や地肌にはなるべくつけないようにしましょう。
★特に髪の傷みの激しい方には、髪の美容液(洗い流さないトリートメント)も効果的です。
まずは、自分の今の髪の状態に合うシャンプー剤やトリートメントを選んで
美しく健康な髪を作るために髪のコンディションに合わせて使い分けることも大切ですね。
最後に抜け毛をご心配している方へ
健康な髪は平均して、男性で1日約100本近く、女性では1日に約60~70本が自然に抜けています。
悪いシャンプー剤を使わない限り、シャンプーをしたために抜け毛が増えるということはありませんので抜け毛を心配してシャンプ-の回数を減らすのはまちがいです。
シャンプーの回数はどれ位が理想かというと、それは頭皮の状態によって異なりますが、原則としては毎日1度のシャンプーが望まれます。
しかし頭皮にあまり脂のない、いわゆる乾燥肌の場合は、シャンプーによる油分の取り過ぎが原因で皮膚炎の発生をみることがあります。
このような人の場合にはその肌の状態に応じて2日に1度、あるいは3日に1度の割合で行ないます。
そしてシャンプーの時にもっとも注意する点は、すすぎを十分することで、シャンプー剤が肌に残らないようにすることです。
あなたは髪をいたわっていますか?