健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

今流行のヨーガ

2007年03月27日 17時55分48秒 | Weblog

本日は健康法などでよくご存知かと思われます、ヨーガについてお伝えいたします。
ヨーガとというように伸ばして発音したりヨガと短く発音したりいたしますが、
正確にはその中間くらいの言い方をするようです。
その意味は「軛(くびき)をつける」というサンスクリット語(古代インド語)で、軛というのは、荷台を引く牛馬の頸の後ろにかける横木のことだそうです。
「ヨーガ」には、その軛と牛馬を結びつける『結合』
すなわち、心を一点に集中させるということをという意味があります。

そのほかヨーガということばの意味は『調和』『融合』などの表現の仕方で伝えられてもいますが、本質的には同じでヨーガには、こういった状態を目指すという意味がひめられています。

ヨーガの動きと呼吸を行うことでストレス解消や精神統一そして、多くの身体の症状を緩和する健康法としても幅広い方々に親しまれています。

近頃流行のパワーヨーガはやや暖かめのお部屋で行い、いくつかの動きや
ポーズを組み合わせて行うコンビネーションのヨーガといっても良いかと
思います。

呼吸のリズムとともに動く→完成ポーズの静止→呼吸に集中→姿勢の調整   

→瞑想→つぎの動き ・・・この動と静を連綿と繰り返していきます。

日本にヨガブームがおこった昭和50年代は一つのポーズをゆっくり行い
完成後クンバクといって呼吸を止め、集中静止してその後くつろぐ・・といった
伝統的なハタヨガの形式のものが主流でした。

ではここでChair Poseという動きをご紹介いたします。
このポーズのポイントは椅子に腰掛けるようにいたしますが、
両つま先は正面を向け平行に開き、腰をそらせることなく、
腰を十分のばしておこないます。
膝をたくさん曲げようとすると太ももの筋肉がプルプルと震えますので、
呼吸が乱れない程度で痛みを伴わない状態で静止します。

このポーズは、太もも・ふくらはぎ・足首の引き締め、O脚の解消に
 効果が有ります。

ではいっしょにおこなってみましょう!


1.まず両足を腰幅に開き、頭のてっぺんから糸でつられているように立ちます。
両腕は身体のわきにリラックスしてさげます。

2.いったん息を吐きながら肩の力を抜いて、今度は吸いながらゆっくり両腕を
天井のほうに持ち上げる。指先も自然に伸ばします。

3.息を吐きながら、痛くないところまで膝を曲げて椅子に座るように腰を落とし、そのまま
自分の目の高さを見て3から5呼吸ほど静止します。

このとき腰に力を入れないように姿勢はやや前かがみになってもかまいません。
肩はリラックスさせ、肘から指先をのばすようにしてゆっくりと
自然呼吸をくりかえして行います。

4.ゆっくり膝を伸ばし、膝が伸びたところで両腕をおろして1の姿勢に戻ります。

このポーズは
・便秘、冷え、
・疲労回復
・集中力アップ   などに効果が有ります。

最近は時代のニーズに合わせたいろいろなヨーガが広まっています。
いろいろ体験して自分にあったヨーガをみつけるのも良いかと思います。






ストレッチで表情いきいき

2007年03月25日 15時20分09秒 | Weblog

先週から身近な健康の為の運動法をお伝えしていますが、本日はストレッチについてお話いたします。
ストレッチはアメリカのボブ・アンダーソン氏によって考案され、現在では
運動、スポーツの世界に広まっています。
ストレッチとは伸ばすという意味で、進展運動と訳されますが、スポーツの前に怪我などの予防目的で準備体操として行われたり、またスポーツの後に筋肉疲労を和らげる為のクールダウンとしても行われています。
またスポーツだけではなく関節や筋肉などの障害を治療する目的でも取り入れられています。

ストレッチの効果としては
1:血行を促進します。
2:筋肉に弾力性を与えるので疲労回復につながる。
3:筋肉障害を予防する。
4:可動域を大きくする。
5:精神疲労を癒し睡眠の質が上がる・・ぐっすり眠れる。
6:ストレス解消になる。

ストレッチを行うときの注意点
1:軽い呼吸をしながら行います。
2:リラックスして行いましょう。
3:自分が気持ちよく伸ばしたり、曲げたり出来るところまで行う。(個人レベル)
4:痛みを感じない程度に行いましょう。
5:決して弾みをつけない。
6:気持ちよくゆっくりと行いましょう。

ストレッチは体幹部のように身体の大きな関節部位や筋肉のみを伸ばすだけではなく、顔や手指のストレッチなど日常生活の中の少しの時間を使って行うことも出来ます。
顔には表情筋という筋肉があり、三叉神経・顔面神経が支配しています。

発生練習で行われる「あ・え・い・う・え・お・あ・お」というように大きく
口を開くことも表情筋のストレッチになります。もちろん、「あいうえお」でも
かまいません。

ただこのとき、ストレッチを意識して、一つ一つの母音をゆっくり発声してみてください。たとえば「あ」の形の口を作ることで使われる口の周りの口輪筋がそれに合わせて進展されます。同時におなかから声を細く長く出すことで、呼吸法にもつながります。

表情筋は眼・鼻・口の開閉や耳を動かす筋ですが、よく動かすことではだつやをよくして、老化防止にもなります。

口をあいうえおの形に開いたり、首を前後左右に伸ばすストレッチなどなど、
ご自分で組み立てて「フェイス ストレッチ」として、是非生活の中に組み込んでみてください。

健康への意識と身近な健康の為の運動

2007年03月13日 16時54分03秒 | Weblog
今や健康の話題には事欠かない毎日、皆様もご自身やご家族の健康の為にあらゆる工夫をされていることと思います。

まずは健康への意識ということであるデーターをご紹介してまいります。

ここに平成16年の内閣府による「体力・スポーツに関する世論調査」
というのがありますが、いずれも2000人くらいを対象にしたものです。

 1:肉体的疲労を感じている人は61%

 2:体力の衰えは68%

 3:運動不足を感じている人は66%

 4:健康への不安感は女性の方が多い

 5:健康や体力に注意を払っている方が75%で平成9年以降増加傾向にある

 6:自分の健康や体力の維持増進への心がけとして
  「食生活に気をつける」が最多

 7:健康行動に関しては60~69才が最も意識的な運動をしている

 8:健康に関する教室への参加は18%

 9:検診や人間ドックは女性より男性に受診率が高い

 10:70%がテレビ番組の健康情報に接している

これらのデーターからも健康への意識の大きさがわかりますね。
 
では日常生活やスポーツから分類した運動を考えて見ましょう。

日常の基本型・・ウオーキング・ジョギング・ハイキング・階段昇降
       通勤歩行・散歩・徒歩での買い物

健康法型・・・・ストレッチ・気功法・太極拳・ヨガ・ピラティス

体操型・・・・・ラジオ体操・テレビ体操

ダンス型・・・・フォークダンス・エアロビクスダンス・ジャズダンス
        ソーシャルダンス

スポーツ型・・・ゲートボール・ゴルフ・テニス・卓球・サイクリング・水泳

ジム型・・・・・クロストレーニング
 
健康の為の運動では、日常生活の工夫で家事や通勤などをエクササイズにすることもできます。
今回は健康法型の「気功」をとりいれた簡単な運動をご紹介したいと思います。

『気のトレーニング』
①手のひらを合わせるようにして1・2センチ開いて目を閉じてみましょう!
 何か感じますか?
 これは気感といって手のひらからは生体電気による磁場ができるので
 ピリピリとかジワジワとか暖かい感覚が感じられます。

②次に1・2センチ開いた手を少しずつ間隔を広げていきます。手のひらに感じてい た感覚が消えたところがあなたの今の気感です。
 そしてトレーニングによって気感を広げていくことができます。

③手のひらの間隔を開きながら手のひらを互いに前後上下に動かしてみたり
 ボールをかかえるように手を丸くしたり、見えない糸をひっぱるような
 ねばりのある動きを指に加えて見ましょう!
 また違った感覚が感じられるかもしれません。

この動きではまず「気」を感じるところからはじめて腕や脚や身体全体を使って
動くことで『気功』になっていきます。


手のひらには労宮(ろうきゅう)というツボが有ります。場所は軽く握りこぶしを握ったとき薬指の先端がつくところ、ほぼ手のひらの真ん中です。
こころがおちつき疲労回復などにも、効果がありますのでここをゆっくり押してみてください。 
労は労働を意味し、宮は王者の居室のところをさします。
このツボの経絡である心包経は心を外から守る・・こころの神のいるところ
などといわれています。

手のひらのことを「たなごころ」などともいいますが、やはり心が宿っているのでしょうか。目には見えない『気』という生命エネルギーが最も感じやすい場所が
手のひらですね。①~③の簡単な動きでも体感できたと思います。  

また指は脳の出先器官ともいわれ、指先を使うことは脳を活性化するということは
皆様も良くご存知のこと・・指を良く動かしたり1本ずつ揉みほぐしたり、手首から下の動きや刺激でしたら、生活のあらゆるシーンや合間に健康法として取り入れることも可能かと思います。

これからも身近な健康の為の運動をご紹介してまいります。

花粉症対策 ツボ編

2007年03月08日 22時24分30秒 | Weblog
今回は鼻水や鼻詰まり、頭痛、目の症状など、花粉症の症状に対応するツボや
全身のバランスを整え、根本から体質改善をしていくためのツボをご紹介します。



鼻水の症状
*孔最 (こうさい)
 手のひらを天井に向け、ひじを曲げた時にできるしわと手首のしわを結ぶ線上  で、ひじから約1/3の所を目安に親指側にずれた腱の間の窪んだところ。

*迎香 (げいこう) 
 左右の小鼻の横



頭の重苦しさを緩和
*天柱 (てんちゅう)
 首の後を通っている2本の太いすじの外側のくぼみで、髪のけのはえぎわを押し てみると圧痛があります。

*上星(じょうせい)体の真ん中を通る線の上で、髪の生え際から2cmほど上にあ がったところ。


頭痛、目の充血、のどの痛み
*合谷 (ごうこく)
 手のこう側で、親指と人さし指の骨のぶつかったところで、人さし指の方に押す と圧痛があります。



体力増進
*足三里 (あしさんり)
 ひざのお皿のすぐ外側にあるくぼみから、指幅4本分下がったところをすねの方 に押すと足先に向かって響くところ。



冷えを改善し、気血のめぐりがよくなる
*湧泉 (ゆうせん)
 足の裏側をみて足の指を、かかとに向かって曲げたときできるしわの真ん中に  できるくぼみ。


*腎ゆ (じんゆ)
 背中にあり、腰の骨の上から指2本のライン上で、背骨から左右外側に指幅2本ず れた2箇所。

ご紹介しましたつぼは、
ゆっくりと圧を加えゆっくりと放す方法や、イタギモ・・というように刺激を
加える方法などあなたにとって心地よい強さで刺激してみてください。