本日は健康法などでよくご存知かと思われます、ヨーガについてお伝えいたします。
ヨーガとというように伸ばして発音したりヨガと短く発音したりいたしますが、
正確にはその中間くらいの言い方をするようです。
その意味は「軛(くびき)をつける」というサンスクリット語(古代インド語)で、軛というのは、荷台を引く牛馬の頸の後ろにかける横木のことだそうです。
「ヨーガ」には、その軛と牛馬を結びつける『結合』
すなわち、心を一点に集中させるということをという意味があります。
そのほかヨーガということばの意味は『調和』『融合』などの表現の仕方で伝えられてもいますが、本質的には同じでヨーガには、こういった状態を目指すという意味がひめられています。
ヨーガの動きと呼吸を行うことでストレス解消や精神統一そして、多くの身体の症状を緩和する健康法としても幅広い方々に親しまれています。
近頃流行のパワーヨーガはやや暖かめのお部屋で行い、いくつかの動きや
ポーズを組み合わせて行うコンビネーションのヨーガといっても良いかと
思います。
呼吸のリズムとともに動く→完成ポーズの静止→呼吸に集中→姿勢の調整
→瞑想→つぎの動き ・・・この動と静を連綿と繰り返していきます。
日本にヨガブームがおこった昭和50年代は一つのポーズをゆっくり行い
完成後クンバクといって呼吸を止め、集中静止してその後くつろぐ・・といった
伝統的なハタヨガの形式のものが主流でした。
ではここでChair Poseという動きをご紹介いたします。
このポーズのポイントは椅子に腰掛けるようにいたしますが、
両つま先は正面を向け平行に開き、腰をそらせることなく、
腰を十分のばしておこないます。
膝をたくさん曲げようとすると太ももの筋肉がプルプルと震えますので、
呼吸が乱れない程度で痛みを伴わない状態で静止します。
このポーズは、太もも・ふくらはぎ・足首の引き締め、O脚の解消に
効果が有ります。
ではいっしょにおこなってみましょう!
1.まず両足を腰幅に開き、頭のてっぺんから糸でつられているように立ちます。
両腕は身体のわきにリラックスしてさげます。
2.いったん息を吐きながら肩の力を抜いて、今度は吸いながらゆっくり両腕を
天井のほうに持ち上げる。指先も自然に伸ばします。
3.息を吐きながら、痛くないところまで膝を曲げて椅子に座るように腰を落とし、そのまま
自分の目の高さを見て3から5呼吸ほど静止します。
このとき腰に力を入れないように姿勢はやや前かがみになってもかまいません。
肩はリラックスさせ、肘から指先をのばすようにしてゆっくりと
自然呼吸をくりかえして行います。
4.ゆっくり膝を伸ばし、膝が伸びたところで両腕をおろして1の姿勢に戻ります。
このポーズは
・便秘、冷え、
・疲労回復
・集中力アップ などに効果が有ります。
最近は時代のニーズに合わせたいろいろなヨーガが広まっています。
いろいろ体験して自分にあったヨーガをみつけるのも良いかと思います。