去る6月24.25日、東京大学 伊藤国際学術センターにて
第40回日本リンパ学会総会が開催されました。
今回のテーマは
Immunology Meets with Lymphology for Fusion Scie
総会では、リンパ浮腫へのこれまでの推移と
新たな取り組みも拝聴できました。
ご存知のように、わが国は婦人科がん
術後のリンパ浮腫発症に対して、医療の現場では長い間取りざたされず
多くの患者様たちが、行き場がない状態でした。
国内には、リンパの会やあけぼの会など患者会が発足して、
それぞれに情報交換や、患者さん同士の拠り所となっていました。
このような時代を経て、2008年リンパ浮腫診療に対して、
予防教育のためのリンパ浮腫指導管理料の算定と
治療のための弾性着衣、弾性包帯が療養費扱いとなりました。
これは、多くの患者様たちには大きな進展となり、朗報であったにちがいありません。
まさに「リンパ浮腫元年」です。
さらに、2008年から8年が経過して、複合的治療に対して
1、 重症 200点
2、 1以外 100点
このような治療料の新設が検討されているということです。
今日で、6月も終わります。
梅雨明けはまだですが、どうやら明日からは気温の上昇も
予想されています。
さらに湿度も上がりますので
水分補給をして、暑さ対策をしていきましょう。
特に患者様たちは疲れや体調変化に気をつけ
特に発熱などによって、「蜂窩織炎(ほうかしきえん )」に要注意です。