この厚労省の生活習慣病予防標語をお聞きになったことは有りますか?
メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の個人対策として呼びかけているのです。
今回は健やかに老いる・・パート2として、運動の重要性を取り上げたいと思います。
ここに高齢者の運動を実践している方と、実践していない方の生活意識と生活行動の違いという研究データーがあります。多くの項目からほんの一部をご紹介いたします。
まず調査対象となった高齢者は介護保険制度による要支援や要介護認定を受けていない60歳以上の高齢者1546人、北海道から沖縄まで全国からランダムに選んだ方々で以下が対象者の平均となるデーターです。
平均年齢67.8で 最も多い年齢は65~69までが全体の81.6%
身長の平均156.8
体重の平均57.3
男女の比率 男性41.2 女性58.4
*日常の活動状況
実際は5段階評価(とても難しい・やや難しい・普通・やや簡単・とても簡単)ですがここではランダムにご紹介します。
①自分で食事を取る
運動している人 運動していない人
とても簡単 80.3 70.3
②徒歩による外出1~2時間
運動している人 運動していない人
とても難しい 1.9 6.7
とても簡単 59.7 40.1
③階段ののぼりおり
運動している人 運動していない人
とても難しい 1.2 3.8
とても簡単 55.1 36.5
*精神的な疲労は
5段階評価(おおいに感じる・少し感じる・普通・ほとんど感じない・全く感じない)
運動している人 運動していない人
おおいに感じる 2.0 4.9
全く感じない 24.4 15.5
*同世代の人より体力に自信がある(自己評価)
5段階評価(全くそう思わない・あまり思わない・ふつう・やや思う・はっきり思う)
運動している人 運動していない人
全くそう思わない 1.5 6.8
はっきりそう思う 19.9 9.5
*運動は得意だ
運動している人 運動していない人
全くそう思わない 2.8 11.1
はっきりそう思う 17.5 6.1
*友人は多い
運動している人 運動していない人
全くそう思わない 0.9 3.7
はっきりそう思う 24.1 11.9
*体の痛み
3段階評価(よくある・たまにある・ほとんど無い)
運動している人 運動していない人
よくある 21.9 39.9
ほとんど無い 29.5 20.2
これらの調査からも運動をしている方のほうが運動していない人より、日常活動も優位であり、体力の自己評価も高く、自信につながっていると思います。
そして、体の痛みがよくあるということが運動していない方のほうが2倍ちかくあることも運動の重要性を知る手がかりになります。
ではここで運動することもリスクを下げるのに関与する認知症予防についてお伝えしたいと思います。
認知症の大きな原因疾患と言われているものにアルツハイマー病と脳血管障害があります。
アルツハイマーに関しては最近、魚や野菜果物を食べること、ワインの摂取が発症リスクを低くすると言われています。
また有酸素運動(ウオーキングなど)を多く行うこと、本を読んだり知的なゲームや、人と多くかかわりを持つこと、料理をすることは注意力を分割する力が増し、旅行・園芸なども自分で計画し実行する計画力を増すことが出来ます。
そして、エピソード記憶といって2日前の日記を書いたり過去の体験を思い出すという訓練、パソコン、マージャン、犬の散歩なども良いと言われます。
さあ、世界一の長寿国である日本の、私たち自身の老後を見据えたときに「健康寿命」のためのいろいろな状況が見えてきました。
私も親世代の老化していく姿を見ながら、たまたま双方の母親が口腔障害をきっかけに老化が加速した現実を見てきました。「今は未だ多少の痛みなのでもうしばらく様子を見よう・・」などと歯医者さんに行くのを後回しにしがちですが、優先順位を見直さなければいけないと思います。おいしく食べれないことや体のどこかに痛みがあるということで、体力低下や意欲の減退につながり精神的にもうつ状態や、閉じこもりになりがちです。さらに運動などは遠のき、悪循環のはじまりになってしまいます。
親たちにいつまでも元気に長生きしてもらいたいという想いは、みなさん一緒かと思います。親たちの姿から自分の老後を学び、親世代は勿論ご自身も今からでも遅くない予防と養生に、さあまわりも巻き込んで心がけて行きましょう!
メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の個人対策として呼びかけているのです。
今回は健やかに老いる・・パート2として、運動の重要性を取り上げたいと思います。
ここに高齢者の運動を実践している方と、実践していない方の生活意識と生活行動の違いという研究データーがあります。多くの項目からほんの一部をご紹介いたします。
まず調査対象となった高齢者は介護保険制度による要支援や要介護認定を受けていない60歳以上の高齢者1546人、北海道から沖縄まで全国からランダムに選んだ方々で以下が対象者の平均となるデーターです。
平均年齢67.8で 最も多い年齢は65~69までが全体の81.6%
身長の平均156.8
体重の平均57.3
男女の比率 男性41.2 女性58.4
*日常の活動状況
実際は5段階評価(とても難しい・やや難しい・普通・やや簡単・とても簡単)ですがここではランダムにご紹介します。
①自分で食事を取る
運動している人 運動していない人
とても簡単 80.3 70.3
②徒歩による外出1~2時間
運動している人 運動していない人
とても難しい 1.9 6.7
とても簡単 59.7 40.1
③階段ののぼりおり
運動している人 運動していない人
とても難しい 1.2 3.8
とても簡単 55.1 36.5
*精神的な疲労は
5段階評価(おおいに感じる・少し感じる・普通・ほとんど感じない・全く感じない)
運動している人 運動していない人
おおいに感じる 2.0 4.9
全く感じない 24.4 15.5
*同世代の人より体力に自信がある(自己評価)
5段階評価(全くそう思わない・あまり思わない・ふつう・やや思う・はっきり思う)
運動している人 運動していない人
全くそう思わない 1.5 6.8
はっきりそう思う 19.9 9.5
*運動は得意だ
運動している人 運動していない人
全くそう思わない 2.8 11.1
はっきりそう思う 17.5 6.1
*友人は多い
運動している人 運動していない人
全くそう思わない 0.9 3.7
はっきりそう思う 24.1 11.9
*体の痛み
3段階評価(よくある・たまにある・ほとんど無い)
運動している人 運動していない人
よくある 21.9 39.9
ほとんど無い 29.5 20.2
これらの調査からも運動をしている方のほうが運動していない人より、日常活動も優位であり、体力の自己評価も高く、自信につながっていると思います。
そして、体の痛みがよくあるということが運動していない方のほうが2倍ちかくあることも運動の重要性を知る手がかりになります。
ではここで運動することもリスクを下げるのに関与する認知症予防についてお伝えしたいと思います。
認知症の大きな原因疾患と言われているものにアルツハイマー病と脳血管障害があります。
アルツハイマーに関しては最近、魚や野菜果物を食べること、ワインの摂取が発症リスクを低くすると言われています。
また有酸素運動(ウオーキングなど)を多く行うこと、本を読んだり知的なゲームや、人と多くかかわりを持つこと、料理をすることは注意力を分割する力が増し、旅行・園芸なども自分で計画し実行する計画力を増すことが出来ます。
そして、エピソード記憶といって2日前の日記を書いたり過去の体験を思い出すという訓練、パソコン、マージャン、犬の散歩なども良いと言われます。
さあ、世界一の長寿国である日本の、私たち自身の老後を見据えたときに「健康寿命」のためのいろいろな状況が見えてきました。
私も親世代の老化していく姿を見ながら、たまたま双方の母親が口腔障害をきっかけに老化が加速した現実を見てきました。「今は未だ多少の痛みなのでもうしばらく様子を見よう・・」などと歯医者さんに行くのを後回しにしがちですが、優先順位を見直さなければいけないと思います。おいしく食べれないことや体のどこかに痛みがあるということで、体力低下や意欲の減退につながり精神的にもうつ状態や、閉じこもりになりがちです。さらに運動などは遠のき、悪循環のはじまりになってしまいます。
親たちにいつまでも元気に長生きしてもらいたいという想いは、みなさん一緒かと思います。親たちの姿から自分の老後を学び、親世代は勿論ご自身も今からでも遅くない予防と養生に、さあまわりも巻き込んで心がけて行きましょう!
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