健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

簡化太極拳24式の特徴とポイント

2020年12月16日 18時41分10秒 | Weblog

今年もあと半月となりました。
今朝は冷え込みが強く、青く澄み渡った空に
頭に雲がかかった富士山を見ることが出来ました。


富士山は不動でも季節や時間、雲の流れなどでそれぞれの風情が観察できます。

今の時期は比較的見えるチャンスが多いのですが、
今年もいろんな場所から富士山が見えた時は、
ラッキーと思って楽しませていただきました。

さて、今回は太極拳の特徴や動作を行うポイントをお伝えいたします。
ご存じのように太極拳は広い屋外などの場所で大勢で行っているイメージが
多いと思います。

今回はコロナ禍もあって、集団で何かに取り組む難しさもありますが
太極拳の動きは基本を守れば、ひとりで部屋の中でも健康法、鍛錬法として応用できま
す。

特徴とポイント
① 動作が柔和
② 緩慢で円滑、雲が流れるように
③ 体の部位(頭・腕・脚など)が同時に連綿と動き続ける
④ 動きの中で地面に対して重心を両足の間に置きながら安定したバランスをとる
⑤ 精神を集中する
⑥ 上下は相ともなう
⑦ 虚実をはっきり
⑧ 動きの早さは均一に
⑨ 動作の線は孤形に
⑩ 姿勢はその人に合った高さを一定に保って行います。鍛錬が進むことで低い姿勢
 でできるようになりますが、あくまで各人の体力に無理のないことが望まれます。


では来年も引き続き24式の動きからランダムにご紹介してまいります。

今年も、健康塾通信をお読みくださいまして、大変ありがとうございました。
2004年11月に始めましたブログ「健康塾通信」ですが途中のブランクを乗り越えて
継続して発信できたことが何よりと思います。

冬至も近づき季節もさらに進みますが、お身体大切に年末をお過ごしください。

少し早いですがどうぞ来年も宜しくお願いいたします。

今月の日本画から


簡化太極拳24式の動きから②

2020年12月04日 21時31分11秒 | Weblog

師走に入り、寒さも増してきました。

先月まで、貴重な体験として「骨折の記録」をお伝えして参りました。

大切なことですが、今回の怪我で全く見ず知らずの方や、

ご近所の方々に助けていただいたり、

たくさんの励ましを頂いた皆様にも、改めて感謝したいと思います。

本当にありがとうございました。お陰様でその後の回復は順調に進んでいます。

11月17日には、北鎌倉から浄智寺、根っこだらけの源氏山から

源氏山公園を抜けて、鎌倉駅までの道のりを歩くことができました。

久々の険しい道のりでしたが、暖かい日でしたので太陽と自然の恩恵を

たくさんもらいさわやかな汗を流しました。

 

さて、さかのぼること9月4日のブログでシリーズになる予定の

簡化太極拳ですが、今回は24式の始め「起勢・きせい」の動きを

ご紹介します。

・足は腰幅くらいに開きます。

息を吸いながら両腕は肩幅よりやや狭い位に開き、ゆっくり前方へ上げていきます。

・肩の高さくらいに上げたら、息を吐きながら肘を沈め手のひらを

下に押すように下ろしながら膝を緩め腰を沈めて行きます。

≪ポイント≫

*両腕をおろすときは、身体を沈める動きとバランスよく行います。

*おしりやおなかを突き出さないよう、上体はリラックスして、背筋はまっすぐな状態を保ちます。

*肩の力、両肘の力は緩やかに、指は自然にゆるめ重心は両足の真ん中に来るようにします。

 

簡化太極拳の24式は24の動きから構成されていて

起勢は始めの動作として、ここから次の動作に入っていきます。

単純な動作ですが、呼吸と共にこの動きをゆっくり繰り返して行う事で全身運動にもなります。

 

明日は雨模様の予報のようです。お部屋で少し体を動かすのも良いと思います。

それでは、週末も健やかにお過ごしください。