①の漢方の起源から漢方治療の起こりをお読みくださり有難うございました。
引き続き、実技になりますので、是非お試しください。
導引とは節々を動かして気血の巡りを良くする健康法です。
表導引は太極拳や気功法のように動きのある運動法で
裏導引は、自分の身体の部位を押したり揉んだり擦ったりする健康法です。
中医学では「腎気は耳に通じ、腎和すればよく五音を聞く」と述べられ
腎に異常が起こると耳鳴りが生じたりひどくなると聞こえずらくなるなど
腎と耳には密接な関係があります。
下の図は耳介にある全身の反射点です。
耳の導引 両耳同時に行います
①耳介を全体的に(耳)揉みほぐす・・・親指と人差し指でつまむように
②耳介の上をつまみ上げ揉みながら上に向かって引っ張って放す
次に耳介の外回り真ん中あたりを横に揉みながら引っ張って放す
最後は耳たぶを揉みながら下に向かって引っ張って放す
③耳介の中央を揉みほぐす・・・胃など内臓のツボが有ります
④耳をふたつ折りにして点呼を打つ(20回目安)・・・耳の奥の三半規管への活性化になります
このやり方は中指で耳をふさぐように折り畳み中指の上に人差し指を重ねてずらしながらトントンと耳の奥に響くように叩きます
⑤人差し指を耳の穴に差し込んで(指)ポンと抜く
⑥人差し指と中指で耳の付け根の前後をはさみ摩擦する(10回ほど)・・・耳の付け根の前後にはリンパ節や大切なツボが有ります
⑦最後に耳介の外側からゆっくり折りたたみ、ゆっくり戻して終わります
5月のブログで内耳の話を致しましたが、耳は胎児が胎内で丸くなっている姿を想像してみると
耳たぶが頭部で背中を丸くしているあたりは耳介の外側になります。
そして、耳の中央は内臓と見ていただくとこの導引は、全身の刺激に繋がり、簡単に出来ますので
湯船に入りながらとか。。。ながら運動でお試しください。
それでは、このジメジメ時期をどうかさわやかにお過ごしください。