健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

五感の癒し≪触覚≫

2010年04月16日 00時04分24秒 | Weblog
4月も中旬を迎えました。
春の花々の鮮やかさをよそに寒暖の差が激しい日々には気が抜けません。


穏やかな天気に恵まれた日、列車に揺られてふるさとの自然を見にきました。

遠く雪を頂いた山々や深い緑から新緑のグラデーションへ、そして淡いピンク色から桃色、黄色など…時折トンネルを抜けながら車窓から見える景色はカラフルな絨毯のような見応えです。


今年は桜と桃がほぼ同じ頃咲き始めたということで、すでにピークは過ぎたところですが
山の中腹はまだ十分楽しめます。


電車から車に乗り換えて、ほったらかしたままになっていた山の上から温泉が出たという
話題の露天風呂に立ち寄りました。


この時期、まだ降り注ぐ陽射しはやわらかいとはいえ、露天なので常備してある日除けガサをかぶって入浴したほうが無難です。


ひんやりした風と澄んだ空気が、頭部を癒し、さらりとしたアルカリ泉が優しく身体を温めてくれます。

まさに温泉は五感の癒し、お湯の暖かさや風や空気も含め全身の皮膚感覚を癒してくれます。

しかも山の上からの景観や野鳥たちのさえずりも相乗効果をもたらしてくれます。


ほったらかし温泉には「こっちの湯」と「あっちの湯」がありますが、今回は眺望が広いといわれた「あっちの湯」に入りました。

雲が厚く富士山はうすぼんやり気味で残念でしたが、甲府盆地を望むロケーションは春色に染まり、美しい扇をひろげたようです。



私達の皮膚に感じる感覚は体表面に感じる触覚、痛覚、温度覚と深部感覚があります。

近頃、低反発や泡ビーズのクッションなどもたれかかると身体を抵抗なく受け止めてくれる素材のものがここちよく人気のようです。

また肌触りのよい繊維や素材の衣類や寝具など随分ふえています。

このように五感の触覚を身近なところで癒してみたり、以下のような皮膚の刺激として行うこともできます。


温刺激・・お灸、赤外線刺激、摩擦、温浴

冷刺激・・アイシング、冷凍療法、冷浴

痛刺激・・鍼、灸、強刺激法(各種機器による)

触圧刺激法・・手技、マッサージ療法


参考までに、冷えた身体を温泉で温めた後、疲れた体をマッサージでほぐすのは最高の
身体へのいたわりですね。


今度の週末は近くの温泉かご自宅で○○の湯の元を入れてゆったり身体を温めて下さい。


まだまだダウンのコートが手放せない日がありそうですから、体調管理に気をつけて
過ごしましょう。


では、次回は香りの癒しをお伝えいたします。