柏尾川
気圧や前線の影響で雨や曇りの続く肌寒い休日です。
少し油断すると体調を崩しやすくなりますので要注意ですね。
ところで、私たちの身体は精密機械のように寝ている時でも働きつづけてくれ
まだ知らない作用や不思議とさえ思うことがたくさん詰まっています。
そこで、日常で疑問に感じる身体の事や気になることを解りやすく調べてお伝えしたいと思います。
今回は身近に「橋本病」ということを複数耳にしたので、先ずはかかわりを持つ機能から
お伝えいたします。
橋本病は、甲状腺ホルモンが関係する炎症で細菌やウイルスによる感染症ではありません。
原因は甲状腺機能の低下と言われ、甲状腺機能低下症中で最も多く慢性甲状腺炎とも呼ばれています。
ジャーマンアイリス
ホルモンとは内分泌器や組織で作られて血液の流れにのって標的器官に運ばれます。
そこで生命機能を維持するための大切な情報伝達物質で100種類以上あります。
人体の内分泌器官には、下垂体、甲状腺、副腎、卵巣、精巣、松果体、脳、肝臓、心臓、すい臓、腎臓などがあります。
これらの器官からホルモンが、私たちの身体の発達や発育に対応した適切な時期に
適量が分泌されます。
ホルモンの分泌が多すぎたり少なすぎると、心身にいろいろな障害が起きます。
冒頭の橋本病もその一つとなります。
べにしだれ
ホルモンは内分泌器官から分泌された後は血液に循環で全身の標的器官や細胞に運ばれて
代謝・免疫・生殖などの身体の正常な機能を調節しています。
では次回もホルモンの分泌器官とその主な作用をお伝えいたします。
きしょうぶ