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徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

群馬県でインフルエンザの流行が始まりました。

2016年01月14日 08時18分15秒 | 小児科診療
 冬将軍とともに、インフルエンザ流行がついにやってきました。

■ 前橋と高崎でインフルエンザ学級閉鎖 /群馬
毎日新聞:2016年1月13日
 群馬県前橋市立永明小学校で12日、1年生の1クラスで27人中10人がインフルエンザとみられる症状で欠席したため、市は13日から3日間の学級閉鎖とした。前橋市内でのインフルエンザによる学級閉鎖は今年度初めて。また、高崎市立多胡小学校でも1年生15人のうち7人がインフルエンザとみられる症状で欠席したため、13日から5日間の学級閉鎖となった。


 ちなみに当院は1/10(日)は休日当番医でしたが、インフルエンザ陽性者はA型2名のみでした。
 来週あたりから増えそうな予感がします。

 今シーズン猛威をふるったRSウイルスの流行はそろそろ終息に向かうでしょうか。

■ 東京都や大阪府などが要注意 - RSウイルス感染者、いまだ高水準で推移
2016/01/13:マイナビニュース
 国立感染症研究所は1月12日、2015年12月21~27日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査の結果から、同期間中における1週間当たりの「RSウイルス感染症」の患者が全国で6,000人近くになることが判明。過去10年間の同時期と比較しても、高い水準で患者が増え続けていることが明らかになった。

 全国約3,000カ所の定点医療機関から12月21~27日(第52週)の期間中に報告があった全国の患者数は5,756人。第50週の7,469人をピークに2週続けて減っており、感染縮小の兆しはみえてきている。
 ただ、2005年シーズンからの第52週時期における患者数と比較すると、5,756人は2番目に高い数字となる。2014年シーズンこそ第52週に6,110人を記録していたが、2009年からは5年連続で3,000人台で推移。この数字からも、今シーズンはRSウイルスが長期間にわたって猛威を振るっていることがわかる。

 RSウイルス感染症は、RSウイルスによって引き起こされる呼吸器の感染症。風邪のように発熱や鼻水などの症状が出るが、重度の場合だと肺炎や気管支炎になるケースもある。通常、RSウイルスに感染してからの潜伏期間は2~8日で、典型的な潜伏期間は4~6日とされている。
 同研究所によると、生後1歳までに半数以上の子どもがウイルスに感染し、同2歳までにはほぼ100%の子どもがRSウイルスに初感染するとのこと。厄介なことに、生後数週間~数カ月間程度の乳児が初めて感染した場合は、重篤な症状が出る可能性が高まるとされている。
 RSウイルス感染症には特効薬やワクチンがないため、予防が肝要となる。感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染で、発症の中心は0歳児と1歳児。一方、再感染以降ではくしゃみ・鼻水といったような症状が出ていても、RSウイルス感染症であるとは気づかない年長児や成人もいる。
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